恋人や家族を殺された海外ドラマの人たち
ミステリー好きだと、よく遭遇するのが犯人に家族や恋人、友人を殺されてしまうパターン。
復讐に走る派、耐え忍ぶ派など、対応はそれぞれ。
ストーリー的に盛り上がるものの、お気に入りのキャラが悲しむ姿はちょっとつらいけど…。
※紹介しているのは私が今まで観たドラマ限定です。カッコ内は吹き替え、掲載はあいうえお順。
あ行
●アストリッドとラファエル|アストリッドの父アンギュス・ニールセン
父で警察官だったアンギュスの殉職の真相を自らの手で突き止めるアストリッド。アンギュスを殺した犯人ベルジョー(大塚芳忠)に復讐するのは、娘のアストリッドではなく父の恋人だったアンヌ・ラングレ(山像かおり)。
●エイリアニスト|クライズラーの恋人メアリー・パーマー
主人公の心理学者クライズラー宅で家政婦として働き、密かに彼に思いをよせ晴れて恋人に。しかしクライズラーを敵視する悪徳警官のコナーによって殺される。
●NCIS: ニューオーリンズ|クリスの恋人サヴァンナ
S1の終盤で殺されてしまうクリス(加瀬康之)の恋人サヴァンナ・ケリー。シーズン1から主要キャラの恋人が殺されるなんて早すぎない?って思った。
●エレメンタリー|ジョーンの恋人アンドリュー
主人公シャーロック(三木眞一郎)の優秀な相棒ジョーン(田中敦子)の恋人も巻き込まれた一人。S3、別れ話をしようとしたカフェで、間違ってジョーンのコーヒーを飲んだために亡くなったアンドリュー。犯人に復讐したのはあのモリアーティ(小林沙苗)!
(↑アストリッドと父アンギュス。aliocha_itovichより)
か行
●グッド・ワイフ|アリシアの元恋人ウィル・ガードナー
S5、主人公で人妻のアリシア(野沢由香里)の元上司で元恋人のウィルは法廷で依頼人によって射殺される。本当に愛した人で、しかも仕事も恋愛関係も決別した後の悲報にショックを受けまくるアリシアが印象的。
●クリミナルマインド|ホッチの元妻ヘイリー
シリアルキラーのリーパー(宮内敦士)に元妻のヘイリーを殺されたホッチ(森田順平)。彼から逃れるために保護プログラムで守っていたのに探し出すリーパーの超粘着気質。息子のジャックが助かったのはほんとによかった。以降、ホッチはシングルパパとして生きていく…。
●クリミナルマインド|リードの恋人メーヴ
S8、電話と手紙だけのやりとりで関係を築いてきたリードとメーヴ。彼女を逆恨みした女性ストーカーに殺されたメーヴ。ショックでしばらく休んだリードがそれはそれは痛々しかった。ちなみに初期のリーダー・ギデオンも調べていた事件の犯人に殺されちゃうの…。(S10)
●ゴースト〜天国からのささやき|メリンダの夫ジム・クランシー
主人公メリンダ(宮島依里)の夫で救急救命士のジム(福田賢二)は、犯人と間違えられて刑事に撃たれ塞栓症で亡くなる。が、そこは『ゴースト』、死んだはずのジムは他の人間の身体に入り、サムとして生きることに。メリンダは天国行って!って説得したんだけどね。
(↑アリシアとウィル。goodwifewritersroomより)
(↑ウィルと対面するカリンダ。goodwifewritersroomより)
さ行
●ザ・コンチネンタル|ウィンストンの兄フランキー
主人公で弟のウィンストンと妻イェンを守るために自らを犠牲にしたフランキー(佐藤せつじ)。フランキーもかなりタフな帰還兵だけど、イェンも負けず劣らずの武闘派。殺し屋グレーテルとの死闘は壮絶。
●サスペクト|ダニーの娘クリスティーナ
疎遠になっていた娘と再会したのは遺体安置所。娘の死の真相を探る刑事ダニー。それぞれ関係者一人をピックアップした1話30分のドラマ。英国版ボッシュのような絶対諦めない男の執念はラストで実るものの、疑問も残したラストでした。
●殺人を無罪にする方法|アナリーズの夫サム
誰がいつ死んでもおかしくないような『殺人を無罪に〜』。サムは殺されても仕方ないかなぁとか、いつかは殺されるかもなと思うようなクズ夫。殺すのはアナリーズ(五十嵐麗)の教え子たちで、しかも彼女はそれを隠蔽するという屈折した夫婦関係。
●ザ・ルーキー|ノーランの上司ゾーイ・アンダーセン
アンダーセンは椅子に縛られ、プールに落とされるも自ら指を折って脱出。新人警官で主人公のノーラン(堀内賢雄)を助けるも撃たれて死亡。ノーランを理解し指導するアンダーセン、かっこよくて好きだったのにS1であっさりお別れ…。
●私立探偵マグナム|マグナムの戦友セバスチャン・ヌーゾ
S1の第1話で亡くなってしまう主人公マグナム(坂詰貴之)の戦友で命の恩人がセバスチャン。リックやTCと一緒に男4人とヒギンズ(佐古真弓)がワチャワチャやりながら事件を解決するんじゃないの?と思ってた私は、すぐ一人抜けてちょっとびっくり。
(↑ノーランの上司アンダーセン。therookieabcより)
た行
●デクスター|デクスターの妻リタ
夜な夜な殺人を繰り返す主人公デクスター(桐本拓哉)の妻リタ(加納千秋)は、S4で彼が追っていた殺人犯のトリニティ・キラー(辻親八)に殺されてしまう。もちろんデクスターが彼流にちゃんと復讐を果たすのはお約束。
(↑デクスターとリタ。showtimeより)
な行
●ナルコの神|カン・イングの友人パク・ウンス
韓国から遠く離れた南米スリナムでビジネスを始めた主人公カン・イングと友人パク・ウンス。ビジネスを始めた矢先にコカイン密輸の片棒を担がされ逮捕。おまけに仕事のパートナーで友人のウンスも殺され、自分をはめたチョン・ヨハン(三木眞一郎)に復讐するカン・イングが見事!
●ニュー・トリックス|ジャックの妻メアリー・ハルフォード
左遷された刑事サンドラと退職した元刑事のおじいちゃん3人のドラマ。おじいちゃんの一人ジャックの妻メアリーは交通事故で亡くなっていたが、実は轢き逃げとわかり、犯人を逮捕するも裁判で無罪になってしまう悔しさ。でもS6で報われるの!よかった!
(↑左からヨハン、イング、ウンス。bongsikhより)
は行
●ハワイファイブオー|チンの妻マリア
刑事ものでよくある恨みをかって身内が殺されるというパターン。チン(新垣樽助)の妻マリアもそれ。仲間のコノ(松井茜)かマリアかどっちを助けるか選択を迫られ、結果マリアは助からず。もちろんチンは妻殺しのデラーノを射殺。
●瞳の奥に|デヴィッドの妻アデル・ファーガソン
ちょっとネタバレだけど、紹介したい。どうしてアデル(武田華)が殺されたのか、しかも2回も。でもアデルは生きたまま全話登場している。なんで?これが『瞳の奥に』の最大の謎で見せ場。超おすすめ、観て!
●ブラックリスト|リズの夫トム・キーン
主人公リズ(甲斐田裕子)の夫トムは、実は彼女を監視するために雇われた男。でも、なんやかんやあって復縁し子どもも生まれる。が、S5でトムは殺されリズはもちろん仇を討つ。あのリズが黙ってるわけないって。
●ホームランド|キャリーの同僚ピーター・クイン、スパイ容疑ニコラス・ブロディ
主人公キャリー(岡寛恵)の同僚クイン(桐本拓哉)。キャリーに想いを寄せる彼の最後は、もちろん彼女を守っての殉職。クイン大好きだったのになぁ、でも想いは通じなかったんだよなぁ、クインあってのホームランドだったのになぁ、切ないなぁ…。キャリーとの間に子どもをもうけたブロディ(郷田ほづみ)は潜入先で処刑されちゃうんだよね。
●ボッシュ|ボッシュの元妻エレノア、恋人のドナ・ソベル
敵を作りやすい男、ボッシュ。まず元妻のエレノアは元FBI、現在はプロのポーカープレイヤー。S7に登場する恋人のドナ・ソベルは判事。ボッシュは賢い女性が好みらしい。エレノアはボッシュの目の前で殺され、ドナはボッシュの娘マディを狙った巻き添えで死亡。それでも前を向くボッシュ、やっぱ強い。
●バルタザール|バルタザールの妻リーズ
法医学者のバルタザールの妻は何者かに殺され、一度は犯人を捕まえたかと思っていたら…。実は真犯人は彼の身近にいて、なんと結婚までしようとしていたというおマヌケぶり。ニヤニヤハンサムのバルタザール、やっぱり女に弱かった。
(↑キャリーとクイン。showtimeより)
(↑バルタザールとリーズ。pauline_chevillerより)
ま行
●ミスター・メルセデス|ホッジスの想い人ジェイニー・パターソン
主人公の元刑事ビル・ホッジス(土師孝也)に調査を依頼したのがジェイニー。互いに好意は持っているものの、先に進むのか進まないのかヤキモキを予感してたら、ホッジスが追うメルセデスキラーの仕掛けた爆弾で亡くなったジェイニー。ホッジスをさりげなく慰めるお隣さんのアイダ(野沢由香里)が素敵なの。
●メンタリスト|ジェーンの妻子
主人公ジェーン(郷田ほづみ)がテレビで挑発したレッド・ジョンによって殺された彼の妻と娘。レッド・ジョンを捕まえるためCBIにコンサルタントとして協力。S6で見事復讐を果たしたのでこれで終わり?と思ったら、もう1シーズンあり、ジェーンが幸せになってハッピーエンドでした。
(↑ワーナー ブラザース 公式チャンネルより)
ら行
●リーサル・ウェポン|リッグスの妻ミランダ・リッグス
ドラマ版リーサル・ウェポンの主人公リッグスは妊娠中の妻ミランダを自動車事故で亡くす。が、実はメキシコの麻薬カルテルのボス、ティト・フロレスが仕組んだこと。ブチ切れリッグスは単身メキシコへ。外国だろうがおかまいなしにやりたい放題のリッグス。止めるマータフ、でも巻き込まれるといういつものパターン。
●刑事ジョン・ルーサー|ルーサーの妻ゾーイ・ルーサー
別居中の妻ゾーイ(樋口あかり)に未練たらたらのルーサー(坂詰貴之)。ある事件で犯人で同僚のイアンはゾーイを使ってルーサーを呼び出そうとし、抵抗したゾーイを射殺。しかもルーサーを犯人にしようと企む極悪汚職警官。あのイアンが!という驚きがすごかった。
●Lupin/ルパン|アサンの父ババカール・ディオプ
怪盗ルパンを敬愛する主人公アサン・ディオプの父は、強盗の罪を着せられ服役、獄中で自殺。アサンは父の事実を知り、父を陥れたユベール・ペレグリニ(仲野裕)や刑事のデュモンに復讐。その手法はルパンのように鮮やか!
(↑ゾーイとイアン。BBC Studiosより)
海外ミステリードラマ好きなら何度も目にした「恋人や家族が犯人に殺される」という展開。
復讐の仕方もそれぞれで、警官として正当な手段で捕まえるパターン、法を無視するパターン、さらにそれを隠蔽するパターンなどいろいろ。
正当法は観てて安心、法を無視パターンは犯人へのざまあみろ度高めで面白い、それを隠蔽する場合は「どうかバレませんように」と祈るのが私流。
でもこの中で一番印象的なのは『グッド・ワイフ』のアリシアのように愛する人の死を受け入れて踏ん張るパターン。
Dlifeで録画したS5の16話「最後の通話」は未だに見返すほどのお気に入り。
またネタがたまったらパート2があるかも。
(↑正当法で妻の仇をとるニュートリックスのジャック(右)。new_tricks_fan_pageより)
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※当ブログで今まで紹介したドラマと声優限定です。
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