訪問ありがとうございます。海外ドラマの吹き替えで気になる声優さんと、演じた新旧交えたドラマのキャラクターを自分勝手に解説中!主役はもちろん、サブや1話限りの吹き替えなど、とにかく印象に残ったキャラを紹介。不定期で我が家の海外ドラマ事情や声優さんの吹き替え以外の仕事、ドラマやブログにまつわることなども投稿しています。

甲斐田裕子のドラマ吹替|ダウントン・メアリー&ブラックリスト・リズ他

チーム勝気女子大集合の甲斐田裕子さんの吹き替え

甲斐田裕子さんは海外ドラマの吹き替え以外にも、映画やアニメ、ゲームの吹き替え、ナレーション、女優やモデルとしても活躍している人気の声優さん。
甲斐田さんの声を意識したのは、ドラマのメインキャラクターや主要人物の吹き替えを多く担当しているということはもちろんですが、ある共通点に気付いたから。

それは甲斐田さんが吹き替える海外ドラマのキャラクターはとにかくタフ!
常に「自分で自分の未来を切り開く!」女性が多いこと。
強い女性キャラクターだと口調もハッキリしていて、声の強弱も大きい、だから余計に記憶に残りやすいのかも。

プライドの高い伯爵家長女、ダウントン・アビーのメアリー・クローリー

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(↑メアリーとマシュー。downtonabbey_officialより)

甲斐田さん声が演じるタフな女性にもいろいろなパターンがありまして。
例えば『ダウントン・アビー』の主人公伯爵家族三姉妹の長女のメアリー・クローリー役
20世紀初頭イギリスの伯爵家の長女として生まれますが、当時女性は遺産を相続できないため、彼女の両親の莫大な財産と爵位は遠縁の弁護士マシューが受け継ぐことになり、彼女はそのことを受け入れられないが、やがてマシューと惹かれ合うようになり…。
という当時の貴族とその使用人たちの人間ドラマをきめ細やかに描いたとっても面白いイギリスのドラマです。
私はNHK総合テレビジョンで全シーズン観ました。

で、メアリーというのは、最初なかなかいけ好かない女性なんですね、これが。
貴族としては当たり前なのでしょうが気位が高く、自分が欲しいものはなんとしても手に入れる、さらに妹にマウンティングするなど、同性からはなかなか共感してもらえそうにない女性。
自分の弱いところは絶対見せない、伯爵家の長女としてのプライドを24時間ガッチリ身にまとっている感じで、低くめに抑えた甲斐田さんの声がまたいいんです
自分が男で、あのメアリーの心から笑ってない目と、甲斐田さんのハキハキした声で詰め寄られたらしどろもどろ間違いなし!

でもそういう自身溢れる女性であり資産家の女性に惹かれる男性が多いのも事実で、メアリーモテるんですよ、すごく。
男性の好意を感じとるメアリーは「私はそれほどでもないけど感」を出して、まずは素直じゃない。
で甲斐田さんの声は「私はそれほどでもないけど感」をすごくよく表しているんじゃないかと思うんですよ。
プライドと女心が揺れ動くなんとも微妙な空気感はキリッとした冷静な声の甲斐田さんならではないでしょうか。
でも話が進むにつれ一市民として暮らしてきた貴族らしからぬマシューに心を開き、メアリーが幸せになっていく様は甲斐田さんの陽の部分が出て、観ているこちらもホント幸せな気分になります。

が、やっと自分に正直になってマシューと結婚し幸せな日々を送っていたある日、メアリーを襲う衝撃的な出来事が!
私はその出来事があった後、「メアリー終わった…」って思ったんです、自分がその立場なら立ち直れないって。
でもメアリーは違います、タフです本当に。
そのあたりはぜひドラマで観てください。

ちなみに三姉妹の中で私が一番応援したいのは二女のイーディス。
姉のメアリーから上から目線のいやがらせを受け、なぜか男運に恵まれず、子どもができてもこっそり産んで使用人に預けて育ててもらったりなどシーズンを追うごとに不幸度が深刻化していく彼女。
ただただ彼女が幸せになりますようにと祈りながら観たもんです。

もちろんメアリーにはその後も色々な困難が待ち受けますが、貴族女性の優雅な暮らしだけじゃない、一人のタフな女性の物語としてとっても面白い見応えあるドラマなので、詳しい続きはぜひ吹き替え版で観てください。
そういえば、メアリーを観て『風と共に去りぬ』のスカーレット・オハラを思い出したのは私だけかしら。

『ダウントン・アビー』他の主な吹き替え声優(伯爵家バージョン)
ロバート(グランサム伯爵)/玉野井直樹
コーラ(グランサム伯爵夫人)/片貝 薫
イーディス/坂井恭子
シビル/うえだ星子
マシュー/佐藤拓也

自分を探し求めて進み続けるブラックリストのエリザベス・キーン

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(↑nbcblacklistより)

続いての甲斐田さんが吹き替えるるタフな女性は『THE BLACKLIST/ブラックリスト』のエリザベス・キーン
指名手配中のレイモンド・“レッド”・レディントンから直々に指名を受けFBIの新人捜査官としてさまざまな悪と戦いつつ、謎が多いレッドとの関係が少しずつ明らかになっていく、というストーリー。
このエリザベス(ドラマ内ではリズの愛称なので以降リズと呼びます)、FBI捜査官でレッドと並んで主人公なのですが、私的にどうもいまひとつ共感できない部分もありまして。

毎日命がけで任務に取り組むFBI捜査官というハードな仕事、夫のトムと幸せな暮らしの中に、突然レッドという謎の人物が関わるようになり彼女の日常が大きく変わっていきます。
で、いろいろありまして(ざっくり省略、ドラマで確認してください)夫のトムが実はリズを監視しているというまさかの正体がわかり夫婦の信頼関係がドーンと崩れリズは超激怒、夫を船に監禁します。(もうこの時点で十分タフすぎる)
でもでもでもでも、リズはどこか普通の幸せを追い求める部分があるんですよね、それは彼女の複雑な生い立ちに関係あるかも。
夫のものすごい裏切りを経験しているにもかかわらず、彼女は夫を許しもう一度やり直します。

はい、この時点で「リズ、FBI捜査官だよね、頭いいよね、夫が何やったか経験してるよね」と説教したい気分に。
で、彼女は夫との間の子どもを妊娠するんです。
もちろん妊娠中もレッドが関わる事件を追いかけ日々奮闘してますよ。

リズは自分の仕事上、子育に適した環境ではないと十分わかっているので養子に出そうとしますが、結局夫トムと一緒に育てることにします。
わかります、わかりますよ、その「普通の幸せ」を追い求める気持ちは。
確かにただ事件をバンバン解決するタフな女性FBI捜査官だとつまんないかもしれませんが、それは置いといて。
でもここはFBI捜査官として普通の幸せなんかわき目もふらず突き進もうよ~と私は思ってしまうのです。

甲斐田さんのハッキリとした気の強そうな声はFBI捜査官らしく頭もキレて肉体的にもタフな女性に合います。
そこはまったく異論がないのですがリズのどこか煮え切らない感じが甲斐田さんの声で余計にイライラしてしまうんです。
(甲斐田さんの声に罪はないんです、リズのキャラクターのせいです)
甲斐田さんの声は、しっかりしてる女性だからこそ「そこで女を出さないで!」と観ているこちらの感情にいつの間にか入り込んでくるなんとも不思議な力があります。

『ブラックリスト』他の主な吹き替え声優
レッド/大塚芳忠
レスラー/宮内敦士
クーパー/山野井 仁
トム/荻野晴朗

他にもこんなキャラクター吹き替えてます

私が今まで観たドラマ限定です。

THIS IS USのソフィ

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(↑ケヴィン&ソフィ。alexandrabreckより)

『THIS IS US 36歳、これから』の主人公ランダル家の長男、ケヴィンの元妻&元カノのソフィの吹き替えを担当。
幼馴染のイケメンケヴィンと学生時代から付き合い結婚するも離婚、その後ヨリを戻すもケヴィンの身勝手な振る舞いやお酒とドラッグで問題を起こし破局します。
最後の破局直前、約束を守らないケヴィンを責める甲斐田さんの声に注目〜。
「あなたが来たのよ、うちにおしかけて来て。私は平穏に暮らしていたのにあなたが来てあんなこと言って…」と自分勝手なケヴィンを甲斐田節でグイグイ攻めます、ぐうの音もでないケヴィン。
わかるよ、ケヴィン…ソフィのクールビューティー&甲斐田さんのトーンを抑えた冷めた口調で来られたら、終わるよね恋がね…。

西海岸捜査ファイル グレイスランドのペイジ・アルキン

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(↑graceland_tv/Official Graceland page.より)

FBIやDEA、税関などの潜入捜査官たちが一緒に暮らすシェアハウス「グレイスランド」を舞台にしたドラマ『西海岸捜査ファイル グレイスランド』
ここで暮らすDEA(麻薬取締局)の捜査官ペイジの吹き替えを担当。
ペイジはDEA捜査官としての職業柄、麻薬の密売や子どもなどを使った密輸に潜入したりなど毎回とにかくハードな内容。
潜入捜査が「バレそう!危険!!」がポイントなので、シリアスで緊張感あふれる甲斐田さんの声が聞けます。
あと、一緒に暮らす捜査官がいろんな事情を抱えているのでそのへんも見どころ、もちろん男女が一緒に暮らしているので恋愛がらみもあります。

アンフォゲッタブルのキャリー・ウェルズ

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(↑therealpoppymontgomeryより)

『アンフォゲッタブル 完全記憶捜査』は一度見たものを細部まで記憶できるという特殊能力を持った刑事キャリーが事件を解決していくというストーリー。
こんな能力あったら学生時代のテストは絶対困らないハズ、羨ましい。
このキャリー、その能力を活かして解決していくものの、なんというか正義感が強すぎて強引だなぁと思うこともしばしば。
こういう能力が高すぎて独善的な女性の吹き替え、観ていて時々イラッとすることもあるのはブラックリストのリズに通じるところがあるような気がします。

上記以外にもアガサ・クリスティーの『無実はさいなむ』ではメアリーの吹き替えも。
こちら上記のタフな女性とは一味違う繊細で悲しげな吹き替えが観られます。↓

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一部ですが、甲斐田裕子さんが声を演じたキャラクターを紹介しました。
気になるキャラは随時追加していく予定です。

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