訪問ありがとうございます。海外ドラマの吹き替えで気になる声優さんと、演じた新旧交えたドラマのキャラクターを自分勝手に解説中!主役はもちろん、サブや1話限りの吹き替えなど、とにかく印象に残ったキャラを紹介。また、レビューや視聴中のドラマ紹介、ブログ運営にまつわることなども投稿しています。コメントはお気軽に!

アグリーベティ・ウィルミナの声はこの人!五十嵐 麗の海外ドラマ吹き替え

ゴージャス&エレガント&パンチ有りな声の五十嵐 麗さん

五十嵐さんは数々の吹き替えを担当されています。
有名なところではヴァネッサ・ウィリアムズ(アメリカの女優)ではないでしょうか。
最初に名前を覚えたのはヴァネッサ・ウィリアムズが出演するアメリカのドラマ『アグリー・ベティ』のウィルミナでした。

今回紹介する五十嵐さんが演じたキャラクター、どちらもゴージャスでエレガントなんですがそれを上回る強烈なパンチのある辣腕女性。
己を貫く絶対的な個性が五十嵐さんの低めの声と相まって凄みが増しているんです。
仕事に熱中しすぎて、どちらも絶対自分の上司にしたくないタイプの女性(笑
命令は絶対!24時間私のために使いなさい!って感じで。

常に自分が世界の中心、アグリー・ベティのウィルミナ・スレイター

(↑マークにポドックス打ってもらうウィルミナ。vanessawilliamsofficialより)

五十嵐さんは『アグリー・ベティ』でヴァネッサ・ウィリアムズ演じるウィルミナ・スレイターの声を演じています。
演じるヴァネッサ・ウィリアムズは1983年にアフリカ系として初めてミスアメリカに輝いた女性で、ビルボードNo.1のヒットも持つシンガーでもあります。
(私は「Running Back To You」が好きです)

これからわかるように、ヴァネッサ・ウィリアムズ演じるウィルミナは周りを圧倒するゴージャスな美人。
彼女はミード出版でファッション誌のクリエイティブディレクターを務める有能な女性ですが、いろいろな手を使って編集長の座を狙っている超野心家でもあります。
いつも最新のドレスを身にまといハイヒールを鳴らしながら「マーク!!!!!」とアシスタントを呼びつけ、シワ取りの注射を打てだのライバルを陥れろなどなどいつも無理難題を命令しています。
このウィルミナの部下のマークもいい味出してるんですよ、近藤隆さんのオネエ口調の吹き替えは絶品

話を戻して、ウィルミナは有能ゆえに基本人を見下しています、ベティはもちろんほぼ全ての人を。
五十嵐さんの声ってこの見下す感がね、もうピッタリ!
ほんと小馬鹿にしたセリフが五十嵐さんの声でもっともっとイヤな感じが増してゾクゾクします。
艶やかで女性らしい声(まさに麗しい声です)なのですが喉の奥からグワッと出てくるような独特の音の響きが、会社でのしあがろうとするダーク・ウィルミナの部分をより強調しているように思います。

『アグリー・ベティ』は見終わった後、いつも元気がもらえたドラマで大好きでした。
見た目が重視されるファッション雑誌の世界で、ベティがいろいろな困難を乗り越え認められていくというストーリーですが、ベティを認めない人のトップがこのウィルミナ。
でもベティはめげないんですよね、ウィルミナや自分を認めない人たちを敵視するのではなく、ただ自分のやり方を貫いていつの間にか味方にするという生き方が素敵で。
自分を認めない奴は自分で倒す!というウィルミナとは正反対の生き方かもしれません。
このベティとウィルミナの対比もドラマの見どころのひとつです。

また、『デスパレートな妻たち』ではまたまたヴァネッサ・ウィリアムズ演じるレネ・ペリーの声を演じています。
レネは主人公のひとりであるリネットの大学時代のルームメイトで、大リーガーの元妻でリッチでセレブな女性、リネットのご近所に引っ越してきます。
そんな女性の吹き替えですよ、ここに五十嵐さんの声をキャスティングした人、大正解!!
役柄もどこかウィルミナと通じるところがあります。
しっとりしているというか艶やかというか、もう声がお金持ち&ゴージャスなんです。
少し低めなのですが耳に残る粘度のある音と響きが心地いいのですよ。
ドラマが変わってもヴァネッサ・ウィリアムズには五十嵐さんの声、イメージが統一されててホント嬉しいです

『アグリー・ベティ』他の主な吹き替え声優
ベティ/冠野智美
ダニエル/東地宏樹
ブラッドフォード/小山武宏
クレア/一城みゆ希

勝つためなら何でもあり、殺人を無罪にする方法のアナリーズ・キーティング

 

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(↑howtogetawaywithmurder/The Official Instagram account for #HTGAWM.より)

『殺人を無罪にする方法』では弁護士かつロースクールの教授のアナリーズ・キーティングの吹き替えを担当しています。
『アグリー・ベティ』のウィルミナに比べてこのアナリーズはかなりシリアスな役です。
弁護士という職業柄、犯罪と日常的に向き合っていますが、彼女は自らも犯罪に手を染めていきます。

選抜した教え子たちをアシスタントし弁護人のために日々裁判を戦っているのですが、もう観てて辛すぎるんです。
五十嵐さんの声もウィルミナと比べてずーーーーっとトーン低め
常に苦悩に満ちた顔から「この人は何に幸せを感じているのか」と思ってしまうくらい。(余計なお世話ですね)
それくらい彼女の周りではいろんなことが起きるということなんですが。

夫の浮気、その浮気相手の殺人事件、教え子たちの夫殺しに、教え子との意外なつながりに自宅の放火や弁護士資格の剥奪危機などなど、これでもかという波乱のオンパレード。
さらに裁判に勝つためには証拠隠滅に脅迫なんて当たり前の常に強気で何もかもがギリギリの凄腕弁護士です。
また私生活では母とうまくいってなかったり、自身のアルコール問題や愛人とくっついたり離れたりと臆病で不安定な一面もある女性。

弁護士として仕事をするときは高級スーツにウィッグ、家に帰ればウィッグを外しノーメイクにTシャツの超ラフな格好。
この落差がねまぁすごいんです。
とはいえ普通の女性ならみんなこんな感じですよね~、ただドラマだと家に帰ってもバッチリフルメイクで綺麗なかっこしてる女性が多いですが。
そういう何でもないところに妙にリアリティを感じてしまいます。

この泥沼にどっぷり浸かった主人公アナリーズの吹き替えでは、五十嵐さんの声の持ち味である「麗しい」はほぼ皆無
一転して「重い」「苦しい」の一点張りに
どこにゴールがあるのかがまったく見えない展開に、あの五十嵐さんのゴージャス&エレガントな声はまったく出てこないような予感がします…。

『殺人を無罪にする方法』他の主な吹き替え声優
ウェス/新垣樽助
コナー/平川大輔
ミカエラ/近藤 唯
アッシャー/小田柿 悠太
ローレル/浅野真澄

他にもこんなキャラクター吹き替えてます

私が今まで観たドラマ限定です。

デスパレートな妻たちのレネ・ペリー

 

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(↑左がリネット、右がレネ。desperatehousewivesofficialより)

『デスパレートな妻たち』ではまたまたヴァネッサ・ウィリアムズ演じるレネ・ペリーの声を演じています。
レネは主人公のひとりであるリネットの大学時代のルームメイトで、大リーガーの元妻でリッチでセレブな女性、リネットのご近所に引っ越してきます。
そんな女性の吹き替えですよ、ここに五十嵐さんの声をキャスティングした人、大正解!!
役柄もどこかウィルミナと通じるところがあります。
しっとりしているというか艶やかというか、もう声がお金持ち&ゴージャスなんです。
少し低めなのですが耳に残る粘度のある音と響きが心地いいのですよ。
ドラマが変わってもヴァネッサ・ウィリアムズには五十嵐さんの声、イメージが統一されててうれしいです。

ラッシュアワーのリンジー・コール

(↑@Dlife_BS258/Dlife(ディーライフ)より)

『ラッシュアワー』はジェッキー・チェン主演の映画が有名かもしれませんが、こちらはドラマ版の方です。
ロサンゼルス市警の賑やかお調子者の刑事カーターと、香港出身の真面目で腕が立つリー刑事のコンビが繰り広げるアクションコメディ?ドラマ。
カーター一人でもうるさいのに捜査に勝手に乱入してくる従兄弟のジェラルドもそれに輪をかけてやかましい男。
吹き替え版、かなり耳にキンキン来ること間違いないです。
さて、五十嵐さんは二人の上司コール警部の吹き替えを担当。
口の悪いカーターはボスのコールから呼び出しがかかると彼女のことを「メスゴリラ」と陰口をたたく始末。
「メスゴリラ」って…昭和の小学生が言う悪口
あと高見山の丸八真綿のCMのフレーズ「二倍二倍!」をもじったセリフなど、たまに懐かし昭和フレーズが飛び出すなど吹き替えがより楽しめるドラマです。
(↑これがわかるあなたは昭和40年代生まれですね)

リンガー ~2つの顔~のオリヴィア・チャールズ

『リンガー ~2つの顔~』は双子の女性の妹ブリジットが、お金持ちと結婚した姉シボーンのふりをして暮らすも自分が誰かに狙われているとわかり…。
姉になりすました妹とその家族、その入れ替わりを知る人物、FBI捜査官など複雑な人間関係がそれぞれ秘密を持っているというスリリングなストーリー。
残念ながら1シーズンで終了したのですが、ラストどうなったか覚えていないんですよね…。
五十嵐さんはお金持ちと結婚した姉の夫のビジネスパートナーのオリビアの声を担当。
演じているのは『華麗なるペテン師たち』で紅一点ステイシー役のジェイミー・マーレイ。
『華麗なるペテン師たち』では、魏涼子さんが吹き替えてましたが、『リンガー ~2つの顔~』では五十嵐さんということで重さと迫力がプラスされていました。

一部ですが、五十嵐 麗さんが声を演じたキャラクターを紹介しました。
吹き替え以外にもナレーションでも活躍されていて、昨年(2018年)久しぶりに見たCMで五十嵐さんの声を聞きました。
聞き覚えのある人材派遣会社の「オー人事、オー人事」のフレーズ、そして聞き覚えのあるナレーションが五十嵐さん。
このCMは20年前にも五十嵐さんがナレーションを担当されていたようですが、聴き比べてみると声に円熟味が増しているのがよくわかります。
あと、LUXスーパーリッチのCMもよく流れていたので聞いたら「あぁ!」とわかる人多いと思います。(過去のCMです)
また、気になるキャラは随時追加していく予定です。

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