訪問ありがとうございます。海外ドラマの吹き替えで気になる声優さんと、演じた新旧交えたドラマのキャラクターを自分勝手に解説中!主役はもちろん、サブや1話限りの吹き替えなど、とにかく印象に残ったキャラを紹介。また、レビューや視聴中のドラマ紹介、ブログ運営にまつわることなども投稿しています。コメントはお気軽に!

グッドワイフの妻殺しスウィーニーの声はこの人!仲野裕の海外ドラマ吹き替え

毒にも薬にもなる変幻自在が魅力の仲野裕さん

吹き替え好きなら絶対どこかで聞いたことがあるこ声、それが仲野裕(なかのゆたか)さん。
タイトルにあるように妻殺し役もあれば気のいいお父さん役もある幅広さ。
仲野さんの吹き替えだと、キャラへの注目度や期待度が一気に上がります!
※紹介しているのは私が今まで観たドラマ限定です。

妻殺しの変態大金持ち!グッドワイフのコリン・スウィーニー

 
 
 
 
 
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(↑コリン・スウィーニーとアリシア。meryl.streep_the.good.wifeより)

『グッド・ワイフ』は専業主婦だったアリシア・フロリックが夫の逮捕により弁護士として復帰し、社会の荒波にもまれながらたくましく生きていくというドラマ。
法廷ものとしても楽しめるドラマで、仲野裕さんが演じるコリン・スウィーニーはアリシア(吹き替えは野沢由香里さん)が勤める法律事務所の顧客。
大金持ちですが、かわった性癖を持ちそのおかげで何度も警察のお世話になる男。
妻殺しの疑いをかけられますが、アリシアのおかげで一応無罪に。
その他にも子どもの認知を求められたり、婚約者とのパーティーで殺人事件が起きたりなどトラブルだらけ。
スウィーニーは何が起ころうと「アリシアが解決してくれるから大丈夫」と高をくくっているようで、アリシアにはそれが気に入らない、でも顧客だから弁護する。
スウィーニーとアリシアはまるで水と油のような関係。

図々しくてずる賢くて自信家で女好きのスウィーニー。
演じるディラン・ベイカーと吹き替えの仲野さんの組み合わせだと、どこか小物感が漂うのが私のお気に入りポイント。
『グッド・ワイフ』のスピンオフ『グッド・ファイト』でも同役で出演。
乱行パーティーに行く途中に警官に暴行を受けたといい、アリシアに助けを求めるも拒否されダイアンの弁護を受けることに。(残念ながらアリシアはでてきません)
スウィーニーって、裁判中にやたらと余計な発言をするんですよね。
弁護士からしてみたらとってもうっとおしい顧客、だけどみんなお金のためと割り切って弁護するのがちょっとかわいそうでもありますが。
極悪人のはずなのにどこかコミカルでふざけた感じのスウィーニーみたいなキャラ、仲野さん上手いです。
妻殺しの疑いはとけましたが、絶対殺してますからね、しかも彼の婚約者レナータ・エラードも彼と同じ快感を得たいと人を殺してますからね。
『グッド・ワイフ』でも『グッド・ファイト』でも超要注意人物です。

(↑プライム会員ならシーズン3まで追加料金なしで視聴可能(30日間無料体験もあり)(2020.11.22現在))

『グッド・ワイフ』他の主な吹き替え声優
アリシア/野沢由香里
ダイアン/小宮和枝
ウィル/田中明夫
カリンダ/米倉紀之子

デクスターの殺人メンター!デクスターのハリー・モーガン

(↑デクスターとハリー、デボラ宅っぽい。showtimeより)

殺人の衝動が抑えられない男デクスター・モーガンが血痕分析官として働きながら悪人を殺し続けていくというドラマ『デクスター 警察官は殺人鬼』
仲野さんが担当するのは主人公デクスターの養父ハリー・モーガン
デクスターが3歳のとき、目の前で母が殺され、それを発見した警察官のハリーが彼を引き取ることに。
妹デボラとともに愛情に恵まれた家庭で育つのだが、ハリーはデクスターの殺人への異常な興味に気づき、その衝動をどうコントロールし発散するかを教えるという非常に重要なキャラクター。

病気で亡くなっていますが、幼少期の回想シーンや、現在のデクスターがぶち当たる問題や葛藤するシーンでも頻繁に登場し、迷える彼にアドバイスを与えます。
凶悪犯罪を犯しながらも捕まっていない犯人のみ殺すという「掟(おきて)」を考えたハリーのことを、デクスターはとても信頼しています。
しかしデクスターがいろんな人と出会い、「掟」は本当に正しいのだろうかとか、ハリー自体への信頼が揺らぐこともあったり。
でもそれは単なる殺人鬼から人間の心がわかるようになってきた彼の成長の証かも…。

デクスターの行き方を決めたといっても過言ではない養父ハリー。
他人の子どもデクスターを引き取り、なんとか上手く生きらるように導くようなことをしたのか。
それがずっと疑問でしたが、実はデクスターの殺された実母がハリーの情報屋で浮気相手でもあったのです。
そして私は、実の父もハリーではないかと思って最後まで観たのですがどうもそれは違うようでした…。
(シーズン1で実の父の遺品整理に行くシーンあり)
だってあのデクスターの殺人衝動のDNAが、警察官のハリーから受け継いだものだったら、もっとドラマチックになるかなぁと思って。
(この手のドラマの見過ぎ)

(↑少年デクスターと父ハリー。showtimeより)

そういえば、その後のデクスターを描いた続編『Dexter: New Blood(原題)』として蘇るらしいです!
アメリカで2021年秋からスタートらしいですよ。
早く日本に上陸して!

(↑予告編。SHOWTIMEより)

(↑プライム会員なら追加料金なしで視聴可能(30日間無料体験もあり)(2021.09.02現在))

『デクスター 警察官は殺人鬼』他の主な吹き替え声優
デクスター/桐本拓哉
デボラ/木下紗華
リタ/加納千秋
クイン/加瀬康之

本当に実力者?マッドメンのハーマン・“ダック”・フィリップス

(↑ダック・フィリップス。fashionmadmenより)

1960年代のニューヨーク・マディソン通りで働く広告マンのドンが主人公の『マッドメン』
人種差別、女性の働く環境やセクハラなど今の感覚とは違う当時の社会情勢を知ることができるドラマです。

仲野さんは主人公ドンが働く広告代理店スターリング・クーパーの営業責任者ハーマン・“ダック”・フィリップス(以下ダック)を担当。
主人公ドンが共同経営者になったことで空席になったところにロンドンの広告代理店YNRから来た男がダック。
営業責任者の席を狙っていた若手社員のピートは、ドンが選んだよそ者ダックが気に入らない様子。
私もダックが気に入らない。

いろんな会社を渡り歩いてきたやり手のダック。
でも全然やり手じゃないし、広告主のためによりよい広告を作ろうとするドンと儲け第一主義のダックとは意見が合わない。
ドンは嫌いだけど、この「いい広告を作りたい」というのは唯一ともいえる彼のいいところ。
ダックは偉そうなことをいうわりには結果が出せない情けない男。
ある事情でスターリング・クーパーを去るのですが、その後の彼は下降線の一途をたどります。

偉そうで自信家で、でも実力が伴わない男ダック。
仲野さんの吹き替えがね、もうほんと情けない男なの。
いいところを探そうとしたけどなかった…。
単なる運でいろんな会社を渡り歩けただけなのか、それともどこからも払い箱になって渡り歩けただけなのかわかりませんが、そんな男と関係を持ってしまうのがペギー。
ペギー!男のどこ見てんの!の喝を入れたくなるのは私だけじゃないはず。
シーズン4では仕事がうまくいかないことや、スカウトに応じないペギーへの嫉妬や恨み辛みを晴らすために、泥酔して独立したドンのオフォスに忍び込んでロジャーのソファに脱糞(!)しようとする情けなさ。
こういうアホな男の吹き替えもいい味だしてくれるのが仲野さんなんです。

(↑プライム会員なら追加料金なしで視聴可能(30日間無料体験もあり)(2020.11.22現在))

『マッドメン』S1吹き替え版のレビューはこちら↓

関連記事

数話でリタイアしたマッドメンに再トライしてみた現在アマゾンプライムビデオで配信中の『マッドメン』(2020.10.31現在)。10年以上前に挑戦し、数話でリタイアしたのですが、最近プライムビデオで発見し、なぜか「もう一度観てみよう」[…]

『マッドメン』他の主な吹き替え声優
ドン/山寺宏一
ロジャー/内田直哉
ペギー/小林沙苗
ジョーン/岡寛恵
ピート/石田彰

他にもこんなキャラクター吹き替えてます

私が今まで観たドラマ限定です。

ルパンのユベール・ペレグリニ

(↑ペレグリニ(左)とアサン。lupin_netflixより)

父を陥れた敵に怪盗アルセーヌ・ルパンのようにスマートに復讐していく男アサンが主人公の『Lupin/ルパン』
仲野さんはこのアサンの憎き相手ユベール・ペレグリニを担当。
フランスの経済界に影響力を持つ男ペレグリニ。
財政難に陥った際、アサンの父に窃盗の罪を着せ、保険金を着服。
その後も娘の財団を隠れ蓑にして寄付金の横領を企むなど、腹黒くて強欲で傲慢で私利私欲が服着て歩いてるような男。
仲野さんのこういう救いようのない悪役、大好き。
こういう悪役こそ考えられる最大の罰を与えて欲しいわー。

アサンはこのペレグリニに見事復讐を果たすのですが、私はイマイチのめり込めず。
まず、アサンが好みじゃない。
下半身がボテッと重そうで、かっこいいスーツを着てもいまひとつ垢抜けない。
あと、フランスの小説家モーリス・ルブランのアルセーヌ・ルパンシリーズを知らないので、アサンの復習の仕方が完全に理解できない。
なので原作を知ってる人は、このドラマもっと楽しめるはず。
でも仲野ファンにはぜひ観ていただきたいドラマです。

ビッグバンセオリーのペニーの父ワイアット

 
 
 
 
 
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(↑ペギーと父ワイアット。bigbangtheoryより)

『ビッグバン★セオリー』は頭脳明晰なのに女の子とは無縁なオタク男子4人の日々のバタバタを描いたシットコムドラマ。
仲野さんはオタク男子のレナードとシェルドンのお向かいさんで、女優を目指すペニーのお父さんワイアットを担当。
ペニーは地方の田舎出身でレナードやシェルドンよりもずっとたくましい女の子。
そんな彼女を育てたお父さんも、いかにも無骨で人のいい田舎のお父さん。
一人娘のペニーのことを「スラッガー」と呼び(!)ペットの豚ムーンダンスを耕運機で轢いたお父さん!
ペニーの恋人レナードが怖がるのも無理はない、でも娘思いのいいお父さんなんですよ。

(↑プライム会員なら追加料金なしで視聴可能(30日間無料体験もあり)(2020.11.22現在))

ファーゴのルー・ソルヴァーソン

(↑ルー・ソルヴァーソン。)

映画『ファーゴ』から着想を得たドラマ版『ファーゴ』
現在シーズン4まで制作されていますが、各シーズンごとに登場人物もストーリーも別物です。
仲野さんが吹き替えるルー・ソルヴァーソンはシーズン1で登場するベミジー警察署の副署長モリーのお父さんで、彼自身も元警察官。
今はダイナーを経営しています。
妻を殺してしまった男レスター(吹き替えは森川智之さん)とそれを手助けした殺し屋マルヴォ(吹き替えは山路和弘さん)を追うモリー、それを見守るお父さんのルー。

シーズンごとにストーリーは別物といいましたが、シーズンをまたいで登場するのがこのルーとモリーのソルヴァーソン親子。
シーズン1ではダイナーを経営する60代くらいのルー、シーズン2では病気の妻と一人娘モリーと暮らす30代で警察官のルーで登場。(↓)
あの副署長モリーが幼い頃はこんな風なのねとか、ルーって若い時はハンサムだった!という視点でも楽しめます。

 
 
 
 
 
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(↑若い頃のルー・ソルヴァーソン。fargoより)

ちなみに『ビッグバン★セオリー』のペニーの父ワイアットと『ファーゴ』のルー・ソルヴァーソンは同じ俳優キース・キャラダインが演じています。
つまり仲野裕さんがキース・キャラダインのフィックスってことですね。

(↑プライム会員なら追加料金なしで視聴可能(30日間無料体験もあり)(2020.11.22現在))

スニーキー・ピートのヴィンス

 
 
 
 
 
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(↑ヴィンス(左)と彼の愛人でマリウスの元仲間のカロリーナ。sneakypetetvより)

『スニーキー・ピート』は主人公マリウスが刑務所仲間のピート・マーフィーの名前を使い、彼のふりをしてピートの家族と関わるようになり、いろんなトラブルを乗り越えていくというドラマ。
仲野さんは主人公マリウス(ピート)が騙した相手でギャングのボス・ヴィンス
マリウスを誘きだすために弟エディを人質に取っているが、あとちょっとのところでマリウスに逃げられている始末。
ギャングのボスのような悪人キャラは私の中では仲野さんの安定の吹き替えのひとつです。

(↑アマゾンプライム会員なら追加料金なしで視聴できます(30日間無料体験もあり)(2020.11.22現在))

救命医ハンクのディヴィヤの父デヴェッシュ・カダイ

『ロイヤルペインズ 〜救命医ハンク〜』はセレブのお抱えドクターのハンク・ローソンが主人公の医療ドラマ。
ハンクの元に押しかけ、強引に医療助手になったインド系の女性ディヴィヤ・カダイの父デヴェッシュを仲野さんが担当しています。
娘のディヴィヤは裕福な家庭で育ちながらも仕事で自立したいと奮闘する知的で行動力がある女性。
父はインドの伝統を重んじ、娘には幼馴染のラージと結婚して欲しいと願っていますが、娘はそんな結婚にまったく乗り気じゃない様子。
そして医療助手をしていることも両親にいえないディヴィヤ。
保守的で亭主関白な頑固お父さんも、仲野さんが吹き替えるとさらに手強さが増す気がします。

ボディ・オブ・プルーフのバド・モリス

 
 
 
 
 
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(↑バドとミーガン。bodyofproofより)

『ボディ・オブ・プルーフ』は元脳神経外科医で検死官のミーガン・ハントが主人公のドラマ。
強気で自信家なミーガンと一緒に仕事をすることが多いフィラデルフィア警察の刑事バド・モリスを仲野さんが吹き替えています。
いかにも頑固で手強そうなバドは同じく頑固で自分の仕事に絶対の自信を持つミーガンと衝突することも。
こういうタフで一筋縄ではいかない男も「仲野さんらしい」キャラのひとつです。

パラノイドのマイケル・ナイルズ

(↑右端がマイケル・ナイルズ。dinofetscherより)

昼間の公園、何人も目撃者がいる中で女性が刺殺され、容疑者が浮上するも自殺。
事件は解決と思ったが、そこにはある陰謀が隠されていたというミステリー『パラノイド』(ネットフリックスで配信中)。
仲野さんは捜査を担当するチームのボス マイケル・ナイルズを担当。
女性の刺殺犯が精神を病んだ男の犯行だと信じ事件は解決したと信じるナイルズ。
しかし犯人は別にいる信じた部下のニーナやボビーは密かに再捜査をするが、その最中にアレックが犯人と格闘し事故に遭う。
そこでようやく部下の動きを知り理解を示すナイルズ。(蚊帳の外にいた彼)
という、上から事件を早く解決しろとせっつかれ、無事解決と思ったら部下は勝手に再捜査と、上にも下にも頭を悩ませる中間管理職のぼやきはさすが仲野さんて感じです。

三国志 Three Kingdomsの陳宮

(↑逃亡中の陳宮(左)と曹操(右))

全95話と壮大なスケールで三国志を描く『三国志 Three Kingdoms』
いったい何人の登場人物がいるのかわからないほど。
仲野さんが吹き替える陳宮(ちんきゅう)は、董卓の暗殺未遂で逃亡する曹操と行動をともにしますが、曹操が疑心暗鬼から無実の人を殺してしまい、そこで彼とは決別し猛将の呂布に仕えます。
陳宮の進言で劉備が治める徐州をが奪い取った呂布はご機嫌ですが、その先のことを考えない彼に「若造め、有頂天になっておる」と陰口をたたきます。
自分を立ててくれるが考えの浅い呂布、そんな彼から離れようとしますが思いとどまる陳宮。(なぜ離れない陳宮)
貂蝉にうつつを抜かし、目先の勝利に酔いしれる統治者としては役不足の呂布を選んだのが陳宮の過ちだったのでしょう。

一部ですが、仲野裕さんが声を演じたキャラクターを紹介しました。
まだまだ紹介したいキャラはあるのですが、少しずつ追加していく予定です。

また、ドラマ名はわかるけど声優がわからない、そんなときは「ドラマ別吹き替え声優インデックス」へどうぞ!
※当ブログで今まで紹介したドラマと声優限定です。

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