訪問ありがとうございます。海外ドラマの吹き替えで気になる声優さんと、演じた新旧交えたドラマのキャラクターを自分勝手に解説中!主役はもちろん、サブや1話限りの吹き替えなど、とにかく印象に残ったキャラを紹介。また、レビューや視聴中のドラマ紹介、ブログ運営にまつわることなども投稿しています。コメントはお気軽に!

ブラックリスト・レッドの声はこの人!大塚芳忠の海外ドラマ吹き替え

私の中の悪役声優No.1 大塚芳忠さん

海外ドラマの悪役吹き替えといえば大塚芳忠さん。(私調べ)
その声が聞こえたとたん「大塚さんね、ハイ悪役決定!」。
しかもクセが強い大塚さんの吹き替え、俳優さんの地声を聞くと物足りなくなることも多々あり。
悪役以外の大塚さんの吹き替えを紹介したいのですが、とっさに出てこないという私の大塚さんへの偏見愛をご覧あれ。
※紹介しているのは私が今まで観たドラマ限定です。

最重要指名手配犯、ブラックリストのレッド

(↑レッドとリズ。superdramatvより)

大塚さんは『THE BLACKLIST/ブラックリスト』で主役のレイモンド・“レッド”・レディントンの声を演じています。(以下レッド)
そもそもレッドはFBIの最重要指名手配犯、でもある日、自らFBIに出頭し、ある条件を出して犯罪者の逮捕に協力すると申し出ます。
その条件とはリズというFBIの新米捜査官を連絡係にすること、そしてレッドはFBIとともに犯罪者を捕まえていくというストーリー。

初めてレッドを観たとき、演じるジェームズ・スペイダーを見てびっくり。
昔のスラッとした金髪のイケメンのイメージが、30年近く経ったら貫禄ありすぎる最重要指名手配犯役に!
これは役作りのための増量かしら?御髪の加減も役作りだよね?とジェームズ・スペイダーに釘付けになった私。
で、口を開くと大塚さんのバリトン!違和感ない、いやむしろピッタリ。
昔のジェームズ・スペイダーなら大塚さんの声は絶対絶対絶対ない!

で、このレッド、犯罪者ですが凶悪犯の逮捕に協力したいという矛盾した悪役。
なぜ協力の条件として新米のリズ(吹き替えは甲斐田裕子さん)を指名?もしかしたらレッドがリズの父親?レッドの正体は?というシーズン通してのミステリーも。
自身の犯罪ネットワークを使った捜査協力で見せる「悪」の顔はすこぶる冷酷非道。
部下に手を下させることももちろんありますが、ためらいもまったくなく自身で手を下すことも多々。
で、大塚さんの声はバリトンの意地悪声でなんとも言えないヤな響き。
でもリズやリズの子どもを命がけで守ろうとする彼は、とても愛にあふれた声。
この冷徹な悪役声と優しい声の落差の大きさにキュンとします。

(↑若い頃のジェームズ・スペイダー。spaderjamesofficialより)

(↑プライム会員ならエピソード1のみ無料、他はレンタル料金必要。(2020.10.14現在))

『THE BLACKLIST/ブラックリスト』他の主な吹き替え声優
リズ/甲斐田裕子
レスラー/宮内敦士
アラム/前島貴志、シーズン3より志賀麻登佳
ナヴァービ/浅野まゆみ
デンベ/竹田雅則

関係者全員泥沼のシェイズ・オブ・ブルーのウォズニアック

(↑ウォズニアックとハーリー。rayliottaより)

大塚さんは『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』ではニューヨーク市警64分署のベテラン刑事マット・ウォズニアックの吹き替えを担当。
このウォズニアックはチームのメンバーと賄賂や用心棒代で懐を潤している悪徳刑事。
捜査もなかなか手荒い感じですが、仕事ができるゆえに一目おかれる刑事でもあります。
彼のチームの一人がジェニファー・ロペス演じる主人公のハーリー刑事(吹き替えは日野由利加さん)。
まず彼女がFBIに目をつけられウォズニアックのチームの情報提供を持ちかけられ、だんだんと泥沼にハマり…というストーリー。

明るい要素は一切ないシリアスドラマ、大塚さん演じるウォズニアックはまぁ見るからに悪徳刑事、でも彼も人の子。
家庭があって愛する妻と子どももいる父の顔を持っていて、シングルマザーのハーリーの子どもも愛情深く見守る優しい男でもあるのです。
ウォズニアックを演じるレイ・リオッタの演技がうまいこと。
注目ポイントは彼の目力。
下まつ毛が長くてクッキリしてるので、最初はアイラインひいてるのかと思ったくらい。
アップになると画面止めて確認しましたもん、まつげかアイラインか。
ちなみに大塚さんはレイ・リオッタ出演する映画を何本も吹き替えています。

で、彼自身も泥沼にだんだんとはまりだし、(もともと悪徳刑事なので自分でぬかるみを泥沼に変えているようにも見える)
チームや家族も全員泥沼に引き込んで、先が見えないあせりと苛立ちでウォズニアックの精神がだんだん擦り切れていくのがよくわかります。
そのウォズニアックの狂気を大塚さんの声が的確に表現しているんです。
底を這うような低音からブチッと何かが切れたときの狂った高音まで、観ているこちらが今すぐ何かされそうなくらい怖いの、ホント。
ブラックリストのレッドは悪役でもどこか話が通じそうな冷静な部分を持っている気がしますが、ウォズニアックは「怒らせたら何されるかわからない怖さ」があります。
あの下まつ毛くっきりの目に狂気を感じる大塚さんの声、ウォズニアックが自分のボスじゃなくてほんとよかった。

『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』他の主な吹き替え声優
ハーリー/日野由利加
テス/藤貴子
トゥフォ/青木崇
エスパーダ/宮本克哉
サパーステイン/水中雅章
ローマン/関口雄吾
スタール/三上哲

悪徳宰相、マスケティアーズのリシュリュー枢機卿

(↑リシュリュー枢機卿。bbciplayerより)

『マスケティアーズ』はアレクサンドル・デュマの小説『三銃士』をベースに英BBCが制作した歴史ドラマ。
大塚さんはシーズン1の悪役、フランスの宰相・リシュリュー枢機卿の声を演じています。
リシュリュー枢機卿の第一声を聞いて「大塚さんね、ハイ悪役決定!」と確信、もちろん当たり
今回紹介しているドラマ全部そう思いましたが…。

少し話が逸れますが、このドラマは4人の銃士が出てきますが、こういうとき好みが分かれますよね。
皆さんは誰推しですか?
私は女たらし担当の「アラミス」、王妃とただならぬ関係になる男前です。
友人のお気に入りは「アトス」、理由は「影のある悲しげな男」だからだそうで。
だいたいこういう設定は2番手やライバル役が多いですよね、友人はこの手のキャラが大好物のようです。
こういうどうでもいい話を女友だちとするの大好きです。

さて、本題に戻ります。
「宰相」と聞いていいイメージします?だって王様をあやつって影で政治を司るイメージしかないですから。
ここでも大塚さんの声は地を這ってます。
ただ先述したレッドやウォズニアックは自ら手を下すこともある体育会系の悪役ですが、このリシュリュー枢機卿は完全な頭脳系悪役。
まぁ枢機卿というくらいですから一応神に仕える身、表立っては何もしませんがいろいろな事件の黒幕。
策略、処罰に暗殺そして情報収集などなど、大塚さんのバリトンボイスは頭脳派悪役の吹き替えもさすがお手のもの。
聖職者の服に大塚さんの声が合わさると「絶対まっとうな聖職者に見えない」と感じるのは私だけ?
でもあの声のおかげで、私の中で悪役が魅力を増すのはすごく嬉しいことなんですがね。

『マスケティアーズ』他の主な吹き替え声優
ダルタニアン/宮野真守
アトス/福田賢二
アラミス/中村悠一
ポルトス/三宅健太
トレヴィル隊長/東地宏樹

他にもこんなキャラクター吹き替えてます

私が今まで観たドラマ限定です。

刑事フォイルのアーサー・バレンタイン

(↑左フォイル、右バレンタイン。eleventh_hour_filmsより)

『刑事フォイル』は第二次世界大戦中から戦後にかけてのイギリスを舞台にした刑事ドラマ。
このアーサー・バレンタインという男、MI5(英国情報局保安部)の局員で悪役というわけではありませんが、主人公フォイル(吹き替えは山路和弘さん)に関わるまぁまぁ重要な人物。
フォイルがMI5に来る前、ヘイスティングス署警視正の頃からの知り合い。
バレンタインはフォイルに対していいイメージはないけれど、たまにフォイルに手を貸したり(それがさりげなくて意外とかっこよかったりする!)、反対に助けてもらったり(バレンタインの性癖トラブルとか)と適度な距離を保った仕事上の大人の関係。
MI5の古株ゆえ、後から来たフォイルにはつねに上から目線のプライドの高いヤな奴ですが、後半に行けば行くほど「頼れる人」になっていく意外性がまたいい!
このキャラがいないと『刑事フォイル』は確かに面白くないだろうな、と思わせるスパイス的な存在です。

キリング・イヴのコンスタンティン・ワシリエフ

(↑コンスタンティンと主人公ヴィラネル。killingeveより)

『キリング・イヴ』は暗殺者ヴィラネルと彼女を追うMI6のイヴとの追跡劇と、二人の不思議な関係を描いたドラマ。
サイコパスでもあるヴィラネルに暗殺の指示をだすのが、大塚さんが吹き替えるコンスタンティン・ワシリエフ
コンスタンティンがヴィラネルのボスというわけではなく、彼は謎の組織「トゥエルヴ」の一員で、ヴィラネルへの伝言役。
勝手なことをするヴィラネルに手を焼いてはいるが、彼女からの信頼も厚く、彼を殺せと命令したアントン(吹き替えは咲野俊介さん)はさっさとブチ殺したヴィラネル。
しかしこれは裏の顔で、表の顔はロシアの情報機関に所属し、MI6のロシア部門の主任キャロリン(吹き替えは高島雅羅さん)と男女の関係にあるなんとも謎多き男。
シーズン1でヴィラネルに殺されるコンスタンティンですが、どうやら生きているようです。
私はまだシーズン1しか観ていないので、この先の展開が楽しみです!

アンダー・ザ・ドームのビッグ・ジム

(↑ビッグ・ジム。officialunderthedomecbsより)

『アンダー・ザ・ドーム』はある日突然街が見えないドームに覆われ、外に出ることができなくなり、人々の秘密が表に出てきたり、不思議なことが起きたりというSFミステリー。
大塚さんは町のボス的存在ビッグ・ジムの声をシーズン3から担当。
町長でもないのに街を仕切る彼の裏の顔は町のお偉方と組んで麻薬を密造していること。
ドームに覆われた街を牛耳っていく野心家の男はシーズンが進むごとにどんどんエスカレートしていきます。

デスパレートな妻たちのポール・ヤング

(↑ポール・ヤング、息子のザック、妻のメアリー・アリス。desperatecentralより)

『デスパレートな妻たち』はウィステリア通りに住む主婦たちの秘密を描いたドラマ。
大塚さんが吹き替えるのは、ドラマがスタートする起点となる自殺したメアリー・アリスの夫ポール・ヤングを担当。
ポールとメアリー・アリスそして息子のザックと暮らす一見幸せな家族に突然訪れた妻の自殺。
第1話のラストに自宅のプールの底を掘るポールの姿はどっからどう見ても怪しい。
妻の自殺の謎が解けた後はしばらくでてきませんが、忘れた頃にひょっこりでてくるポール。
いつも暗い顔をしたポールと大塚さんの声、絶対何かあると思わせる組み合わせです。

トンイのチャン・ヒジェ

韓国ドラマ『トンイ』では王の側室で悪女としても知られているチャン・ヒビンの兄チャン・ヒジェの吹き替えをしています。
チャン・ヒジェは妹が王の側室ということで、それを利用して自分や一族を繁栄させたいがゆえに悪事を企む男。
自分と息子を守るために主人公トンイを陥れようとするチャン・ヒジェの妹、側室チャン・ヒビンの吹き替えは林真里花さん。
男性吹き替えのヒールNo.1が大塚芳忠さんなら、女性吹き替えヒールNo.1が林真里花さんだと思う私にとってこの吹き替えペアは最強。
ただ、したたかな妹チャン・ヒビンに比べて、ツメの甘さが光る兄チャン・ヒジェはどこか笑えるヒールというのもご愛嬌。

三国志 Three Kingdomsの魏延

『三国志 Three Kingdoms』は三国時代の中国を舞台にした大歴史ドラマ。
ものすごい数の登場人物がいます。
大塚さんはその中の荊州・長沙の太守である韓玄に仕える武将・魏延を担当。
劉備軍の猛将・関羽に攻められ韓玄を見限り劉備に寝返った魏延ですが、劉備の軍師・諸葛亮に「主人を殺して他に国を明け渡す奴は信用ならん」などと
いわれあやうく処刑されそうに。
それを劉備が「まぁまぁ」となだめるのは諸葛亮&劉備劇場のお約束。
この諸葛亮の予感は当たるのか、それとも外れるのか?

おまけ『テネット』30秒予告ナレーションの大塚芳忠さん

(↑ ワーナー ブラザース 公式チャンネルより)

ドラマを吹き替えで観ない方でも、どこかで大塚芳忠さんの声を一度は聞いたことがあると思います。
吹き替え以外にもTV番組やCMのナレーションでもお馴染みの声で、穏やかな口調からドラマチックな口調まで、聞くたびにさまざまな声で楽しませてくれるベテラン声優さん。
現在公開中(2020.9公開)の話題の映画『TENET テネット』の30秒予告でも、渋いナレーションが聞けますよ!
ちなみに『TENET』観ましたが、一度観ただけではとても理解できませんでした。(でも面白いです!)
配信されたら何度も一時停止&巻き戻しながら再度観るつもりです。

一部ですが、大塚芳忠さんが声を演じたキャラクターを紹介しました。
声にインパクトがあるので吹き替え派としてはついつい聞き入ってしまいますが、その声のおかげでキャラの印象はどれも強烈に残っています。
気になるキャラは随時追加していく予定です。

また、ドラマ名はわかるけど声優さんがわからないというときは、「ドラマ別吹き替え声優インデックス」もチェックしてみてください。

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