タフなキャラも多い!小松由佳さんの大人キュートな吹き替え
小松由佳さんの声を聞いた第一印象は「透明感あふれる大人のかわいい声!」。
でも演じるキャラクターは意外にもハードな役が多いのにびっくりしている私。
声だけで判断してはいけませんね。
※紹介しているのは私が今まで観たドラマ限定です。カッコ内は吹き替えです。
クリミナルマインドのケイト・キャラハン
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(↑ケイト・キャラハン。crimmindscbsより)
シーズン15で終了した『クリミナル・マインド FBI行動分析課』。
小松由佳さんはシーズン10で登場する捜査官のケイト・キャラハンの吹き替えで登場。
演じるのはジェニファー・ラヴ・ヒューイット。
私は『ゴースト 〜天国からのささやき』の主人公メリンダで彼女を知ったのですが、長い髪に大きな瞳、小柄ながらグラマラスなスタイルに宮島依里さんの女性らしいキュートな吹き替えが印象的でした。
クリミナル・マインドは、毎回犯人の心理を読み解き事件を解決していくストーリーですが、データとにらめっこだけではなく、危険と隣り合わせの現場にも出動するタフな捜査官たちの活躍もみどころのひとつ。
そのメンバーに加わったケイト・キャラハンがジェニファー・ラヴ・ヒューイットだったときの驚き!
「こんなハードな役?」というキャラクターの驚きと、彼女自身のそれ相応な経年変化にも驚きが。
あちらの方は変化の度合いが急激といいますか、なんといいますか…。
しかもケイトには子どもがいるですと?よく聞くと9.11で亡くなった姉の子どもメグを引き取って夫と暮らしているという設定。
そしてケイトの前職が潜入捜査官!これまた意外な設定。
でも、吹き替えはキュートなイメージのジェニファー・ラヴ・ヒューイットにぴったりな小松由佳さん。
私の中では小松由佳さんと宮島依里さんの声は「大人キュート系」の同じジャンル。
なので声を聞いたときに「あぁなるほど、ゴーストは宮島さん、クリマイは小松さんで来ましたか!」と膝を打ちました。
任務を終えた後、夫やメグに帰るねと電話するケイト、メグに危険が迫ったときには実の子どものように心配するケイト、自分が妊娠したときメグにどう話していいか悩むケイト。
今までいろんな捜査官が加わり去っていったクリマイですが、ケイトは自分たちにとても近い存在だと感じました。
20代の若いジェニファー・ラヴ・ヒューイットじゃなくて、年相応の見た目に変化した彼女だったから特にそう思ったのかも。
1シーズンで去ってしまったケイト・キャラハンでしたが、キャラも声もすごく印象的な捜査官でした。
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(↑モーガン&ケイト。crimmindscbsより)
ロッシ/小川真司※シーズン3より菅生隆之
ホッチナー/森田順平
モーガン/咲野俊介
Dr.リード/森久保祥太郎
JJ/園崎未恵
ガルシア/斉藤貴美子
グレイスランドのチャーリー・デマルコ
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(↑チャーリー・デマルコ。graceland_tvより)
『西海岸捜査ファイル グレイスランド』はシェアハウス「グレイスランド」に暮らす潜入捜査官たちの活躍と人間模様を描いたスリルとミステリーどちらも楽しめるドラマ。
小松さんはその潜入捜査官の一人、FBI捜査官のチャーリー・デマルコを担当。
演じるヴァネッサ・フェルリトはエキゾチックな美人さんで『CSI:ニューヨーク』『NCIS: ニューオーリンズ』他いろんなドラマで活躍しています。
見た目からして気の強そうな女性、でも面倒見がいい肝っ玉なお姉さんの一面もある彼女。
それがキュート声の小松さんの吹き替えだったのでちょっと意外でした。
潜入捜査官の彼女は、いろんなキャラで潜入するのですが麻薬中毒者や犯罪者のなりきり度がハンパない感じがまた素敵。
仕事のためならどんなことも厭わない姿勢は素晴らしいのですが、グレイスランドのリーダー的存在のブリッグス(東地宏樹)との間にできた子どもを妊娠中でもガッツリ潜入するチャーリー。
そこまで彼女をかりたてるものは何か?
グレイスランドの潜入捜査官たちは、みんな見ててハラハラするのですが、チャーリーは特に危なっかしさが未知数な感じ。
またそこが魅力なんですが。
エレメンタリーのジーナ・コルテス
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(↑ジョーンとジーナ・コルテス。elementaryofficialより)
『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』は現代のNYを舞台にシャーロック・ホームズと女性のジョーン・ワトソンが事件を解決していくというドラマ。
小松さんが吹き替えるのはシーズン4で登場する刑事ジーナ・コルテス。
ある日、友人の一人から自分のことを調べている刑事がいると聞いたジョーン(田中敦子)。
その刑事がコルテス。
どうやら彼女は自分の昇進の邪魔をしたのがジョーンだと思い逆恨みしている様子。
まず、現役の刑事が自分の昇進の邪魔をしたという推測だけで、忙しい仕事の合間に警察顧問の一般人を調べたりするものなのか?という疑問。
調べられていたジョーンは、自分が関係ないことを証明しようと彼女に関係ファイルを渡すも「ひっこんでて!」とそれを投げつける大人気ないコルテス。
これはキャットファイトの予感…。
納得いかないジョーンは警察官の伝統的な和解方法・ボクシングをコルテスに提案。
試合後、目の周りにアザを作ってシャーロックに介抱されるジョーン。
これで和解したのかと思ったら、またもやジョーンにやなことするコルテス。
あのジョーンを敵に回すコルテス、なかなかの強者と見た。
現在のロンドンを舞台にしたベネディクト・カンバーバッチ主演のドラマ『SHERLOCK』のジョン・ワトソン(森川智之)に比べて数倍頭の切れるエレメンタリーのジョーン(個人的比較です)、「コルテス、ほどほどにしといた方が身のためじゃない?」と余計なおせっかいを焼きたくなるコルテスの勝気さ。
小松さんの女性らしい声が、なぜか余計にカチンとくるのが「なんかコルテスっぽくていいわ〜」と一人納得の吹き替えでしした。
(↑プライム会員なら追加料金なしで視聴可能(30日間無料体験もあり)(2020.12.19現在))
他にもこんなキャラクター吹き替えてます
私が今まで観たドラマ限定です。
イカゲームのハン・ミニョ
(↑ハン・ミニョ。squidgamenetflixより)
借金や犯罪で人生に行き詰まった人間たちを集め、命を賭けたサバイバルゲームを描いた韓国ドラマ『イカゲーム』。
小松さんはこのゲームに参加する番号212のハン・ミニョを担当。
私の知る小松さんの吹き替えの中で一番下品な女だと確信。(なんで小松さんに吹き替えさせるの?とちょっと恨んだ)
ハン・ミニョは自称「子どもがいるが名前さえつけさせてもらえなかった」かわいそうな女。
というのは多分嘘。
自称詐欺師らしいが、これもどこまで本当か不明。
彼女はサバイバルゲームで生き残るためなら力のある者に媚を売る、身体を提供するなどプライドをかなぐり捨ててなんでもする女。
しかも短気で口が悪い。
最初はチンピラのドクスに媚を売り仲間に入れてもらうも、用無しになり追放される。
主人公ギフン(坂詰貴之)のグループに拾われ、どうにか生き残ることができたという悪運の持ち主。
いったいいつまで生き残れるのかと思ったら、最後から二つ目のガラスの飛び石ゲームで自分を裏切ったドクスを道連れに転落死。
せこいチンピラのドクスよりよっぽど肝が据わっているミニョ姉さん、散り際は美しかった!!
カイルXYのジェシー
(↑ジェシーと後ろに小さく見えるのがカイル。jaimie_onlytbtより)
『カイルXY』は、ある日森の中で発見されたおへそがなく記憶をなくした謎の少年カイルが、ある家族と一緒に暮らすようになり絆を深めていくが、自分が一体何者なのか、その謎を探るというSFの要素もあるミステリードラマ。
小松さんは主人公カイルと同じ謎の女の子・ジェシーを担当。
ジェシーは自分と似たような特殊な力を持ったカイルに親しみを覚えますが、距離の取り方が普通の人とはちょっと違っていたりなど、どこか気味の悪さを感じてしまう女の子。
シーズン2の彼女の登場により、ストーリーがよりミステリアスになったと思います。
ちなみに演じているのは『ブラインドスポット』の主人公で、全身に謎のタトゥーが入ったジェーン・ドウを演じるジェイミー・アレクサンダー。
『カイルXY』時代はまだまだかわいい女の子でした。
ブラインドスポットのアリソン・ナイト
(↑左がアリソン・ナイト、右が主人公のジェーン。nbcblindspotより)
全身に謎のタトゥーが入ったジェーン・ドウが主人公の『ブラインドスポット タトゥーの女』。
FBIに協力しながらタトゥーに隠された犯罪を解決しつつ、彼女が記憶をなくす前にいた謎のテロ集団サンドストームとの戦いを描いたドラマ。
小松さんは連邦保安官のアリソン・ナイトを担当。
アリソンは主人公ジェーン(本田貴子)とともにタトゥーの謎を捜査するFBI捜査官カートの元恋人。
捜査で久しぶりにカートと再会し、よりを戻すのですがカートに想いを寄せるジェーンとそのジェーンに特別な感情を抱いているカートの三角関係にちょっとハラハラ。
でもジェーンもカートもアリソンも「それぞれの気持ちに気づいていながら気づかないふり」をするのが上手い大人。
結局カートとの子どもを妊娠するアリソンですが、カートと結婚?別れる?連邦保安官の仕事は?カートはどう思ってるの?ジェーンは?とあれこれ詮索してしまいますがそこは是非ドラマで。
いつもシャツにジーンズ、ブーツのようなカジュアルなスタイルのアリソン、でも声が「大人キュート系」の小松さん、このがギャップがいいんです!
あと、アリソンを演じるトリエスト・ケリー・デュンは『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』のシーズン6第1話で登場する資産家のお騒がせ娘ソフィ・ビショップで登場。
ここでも小松さんが吹き替えを担当しています。
(↑プライム会員ならシーズン3まで吹き替え版で視聴可能(30日間無料体験もあり)(シーズン4のみレンタル料金必要)(2020.12.19現在))
ロマノフ家の末裔のジャネット・モンゴメリー
(↑ジャネット・モンゴメリー。janeymontgomeryより)
『ロマノフ家の末裔 〜それぞれの人生〜』はロシアのロマノフ家の末裔たちのお話で全8話で構成されたアンソロジー・シリーズ。
各エピソードごとにストーリーも登場人物も違いますが、一部の登場人物は複数のエピソードに登場します。
1時間の短いドラマの中で起こる起承転結がよくできていて、毎回「で、最後どうなるの??」とワクワクします。
小松さんは第2話で登場するイギリス人のジャネット・モンゴメリーを担当。
主人公は倦怠期を迎えた夫婦マイケルとシェリーで、彼らに起こる小さな嵐の話なのですが、小松さんが担当するジャネットはマイケルを突然襲った突風のような女性。
マイケルとジャネットは裁判の陪審員同士。
美人でミステリアスな彼女に心を奪われたマイケルは、妻との旅行に行けないようにわざと裁判を長引かせるほど。(アホですね)
それが功を奏して週末をジャネットと一緒に過ごすことに成功したマイケル。
初めての浮気相手ジャネットに執着するマイケル、一度きりの関係と割り切るジャネット、それでも諦めきれないマイケル。
ジャネット、色っぽいんです!
イギリス人独特のお上品な雰囲気がありつつ、仕草に目つきにファッションにとにかくしっとりとした雰囲気は、マイケルが心奪われる理由がよくわかる。
だからラストでマイケルはとんでもないことをしてしまうんですが。
女のしたたかさと男のアホさを1時間にまとめた面白いストーリーです。
(↑プライム会員なら追加料金なしで視聴可能(30日間無料体験もあり)(2020.12.19現在))
ガールズのマーニー
(↑左から二番目がマーニー、その隣がハンナ。girlshboより)
ニューヨークに住む20代の女性たちのリアルな日常を描いたドラマ『Girls』。
主人公は親からの仕送りを断たれ仕事もなく、恋人のアダムとも中途半端な関係のハンナ。
小松さんはハンナのルームメイトで大学時代からの友人マーニーを担当。
このドラマに出てくる女の子たち、それはまぁリアルというか赤裸々というか描写が生々しいというか…。
ベッドシーンもセリフも生活もおしゃれすぎず、普通の人の感覚により近い感じ。
マーニーはギャラリーに勤める美人さん。
大学時代から付きあっているチャーリーとはくっついたり別れたり。
何が不思議ってマーニーがなぜチャーリーに執着するのか。
取り立てて魅力があるとも思えないチャーリー、だらだらと関係が断ち切れないのは女子あるあるのひとつかも。
しっかり者と優柔不断さが同居するこの等身大の女子キャラは、私の中で勝手に小松さん本人とリンクしている気がします。
あと、主人公のハンナの吹き替えが冠野智美さんなのですが、どうしてもハンナが『アグリー・ベティ』のベティに見えてきてしまうんですよね。
ちょっとぽっちゃりのところとか。
(↑プライム会員なら追加料金なしで視聴可能(30日間無料体験もあり)(2020.12.23現在))
スコーピオンのエイミー・バークステッド
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(↑向かって左から3番目がエイミー・バークステッド。scorpioncbsより)
天才オタク集団「スコーピオン」がさまざまなピンチを救うドラマ『SCORPION/スコーピオン』。
小松さんは「スコーピオン」のメンバーの一人、天才行動心理学者のトビーの元婚約者のエイミー・バークステッドの吹き替えを担当。
シーズン4のある任務でエイミーはトビー(福田賢二)と再会、そのときトビーはハッピーと結婚していてエイミーも既婚者。
お互い既婚者といえども、夫の元婚約者で女子力高そうなエイミーを苦々しく見るハッピー。
確かにエイミーとハッピーは正反対のキャラ。
別のエピソードではハッピーをだまし、二人きりで会っていたトビーとエイミー。
この二人に進展は?ハッピーはどうなるのか?それは観てのお楽しみです。
(↑プライム会員なら追加料金なしで視聴可能(30日間無料体験もあり)(2020.12.19現在))
ラスベガスのデリンダ・デライン
(↑左から二人目がデリンダ・デライン。mollybsimsより)
アメリカでは2003年から放送されていた『ラスベガス』。
カジノ&リゾートのモンテシートを舞台に、イカサマを見破ったりトラブルに対応する監視チーム、配車係にディーラーなど、カジノらしいハプニングや人間模様が描かれたドラマです。
小松さんは主人公のカジノ監視チームのボス・エドの娘デリンダ・デラインを担当。
カジノ監視チームのボスらしく真面目でお堅い父とはまったく違うタイプの娘デリンダはかなり奔放な女性。
もしかして彼女は問題児?と思ったら意外にもレストランの経営で見事な手腕を発揮。
自由奔放なイケイケの女の子版の小松さんも素敵。
たぶんこのドラマで小松さんの声を覚えたような気がします。
ダートのジュリア・マロリー
(↑左上からルーシー、ドン、下段左からホルト、ブレント、ジュリア。1011110mariamより)
セレブのスキャンダルを扱うゴシップ誌「ダート」の編集長ルーシー・スピラーが主人公のドラマ『ダート』。
ルーシー(深見梨加)と彼女の右腕のカメラマンドン・コンキー(堀内賢雄)はスキャンダルのためならなんでもありの危険人物。
俳優として落ち目のホルト(加瀬康之)の恋人が小松さんが吹き替えるジュリア・マロリー。
なんとか有名になりたいホルトはルーシーと悪魔の取引をし、ジュリアの親友キラを売り、そして恋人ジュリアまで売ってしまうゲス野郎。
キラのゴシップをきっかけに次々と犠牲になるセレブたち、でもルーシーのおかげで一人這い上がっていくホルト…。
ドラッグに溺れ何もかも失ってしまうジュリアはとってもかわいそうなんですが、『ダート』はそんな人がてんこ盛り。
ハッピーになる要素はかなり少なめですが、セレブとゴシップ誌の持ちつ持たれつの関係を知るにはいいドラマじゃないでしょうか。
太陽を抱く月のソル

『太陽を抱く月』は朝鮮王朝の世子(皇太子)のイ・フォンが、婚礼直前に呪いで死んだとされた初恋の相手ヨヌと再会するも、記憶を無くしていた彼女と再び運命が動き出すというドラマ。
小松さんは主人公イ・フォン(新垣樽助)の婚約者ヨヌの家の使用人ソルを担当。
ヨヌが記憶をなくす前は使用人として、記憶をなくし巫女になってからは彼女の護衛としてヨヌを守り続けたソル。
友人のように彼女を大切にするヨヌをなんとしても守ろうとするソルの健気で一生懸命でかっこいいこと。
そしてソルに「ソル」という名前をつけたヨヌの兄ヨムへの淡い恋心。
もう彼女のラストシーンは涙涙涙…も〜〜〜大好きソル。
アテナのユン・ヘイン
『ATHENA -アテナ-』はテロの脅威に立ち向かう組織NTSのエキスパートを描いた韓国のドラマで、小松さんが吹き替えるのはNTS要員のユン・ヘイン。
彼女は主人公ジョンウが思いを寄せている女性。
ある作戦で一緒になったジョンウとヘイン、そこからジョンウの運命が狂い出すのですが…。
ユン・ヘインを演じるスエのイメージは「幸薄そうな美人」。
なので『ATHENA -アテナ-』を観ていて「スエがこんなハードでミステリアスな工作員ですか?」と違和感を感じてしまいました。
一部ですが、小松由佳さんが声を演じたキャラクターを紹介しました。
声のイメージから女性ヒロインが多いと勝手に思っていましたが、私が観たドラマではハードな役が多めの印象。
何を思って「女性ヒロインが多い」と感じたのかは謎です…。
まだまだ紹介したいキャラはあるのですが、少しずつ追加していく予定です。
また、ドラマ名はわかるけど声優がわからない、そんなときは「ドラマ別吹き替え声優インデックス」へどうぞ!
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