海外ドラマでたくさん登場するサイコパス。
猟奇的な事件や連続殺人など人格破綻しているのになぜか気になる、ついつい観てしまうという人も多いはず。
そういう私もその一人。
印象に残るサイコパスをタイプ別に紹介。
※紹介しているのは私が今まで観たドラマ限定で、複数の殺人を犯しているものを取り上げました。※カッコ内は吹き替え声優名です。ネタバレしています。
サイコパスとは
そもそもサイコパスとはなんなのか。
別名は精神病質といい、他人への共感ができない、最悪感の欠如、自己中心的で社会性のない人をいう。
私の勝手なイメージは頭が人並み外れていい、感情を持たない自己中心的な犯罪者、そして殺しを心底楽しんでいること。
しかし、全てのサイコパスが犯罪を犯すわけではないようです。
海外ドラマでは連続殺人犯や残虐な犯罪を犯す人イコールサイコパスという図式が多く見られます。
多くのドラマがあるということは、犯人の背景として扱いやすい、アレンジしやすいというのがあるのかも。
美しきサイコパスたち
サイコパスといえば男性のイメージですが、こんな女性版も。
キリング・イヴのヴィラネル
殺しのスタイル | 銃、ナイフなど仕事に応じて |
お気に入り度(5点満点) | ★★★★★ |
MI5のイヴ・ポラストリがヨーロッパでの暗殺事件に関わる人物として暗殺者ヴィラネルという存在を突き止め、どこか愛情さへ感じられる攻防を繰り広げるドラマ『キリング・イヴ』。
互いになぜか惹かれる暗殺者ヴィラネル(逢田梨香子)とMI5(後にMI6)のイヴ(沢海陽子)の愛憎入り乱れる不思議な関係や、ヴィラネルの個性的なファッションも見どころのひとつ。
もちろんサイコパスは暗殺者ヴィラネル。
殺しは彼女の天職のようで、容赦ないし無駄もないしターゲットへのお情けなんかも一切ない!
美しいほど割り切った殺しが見事で、そして心底楽しんでる。
トゥエルヴという謎の組織から仕事を請け負うヴィラネルですが、彼女に仕事の指示をだすのがコンスタンティン(大塚芳忠)。
しかしある日、コンスタンティンからアントン(咲野俊介)という男に交代に。
めちゃくちゃ気に入らないヴィラネルはアントンを瞬殺。
慈悲も何もないヴィラネルはまさにサイコパス。
でもチャンスはいっぱいあるのにイヴは絶対殺さない、愛なのかなんなのか…。
自分の大切なものをヴィラネルによって奪われていくイヴも、殺したいほど憎いはずなのになぜか彼女との関係を断てない。
ヴィラネルに殺しを教えた師匠のダーシャ(田中真弓※ONE PIECEのルフィのあの方!)ももちろんベテランのサイコパス。
自分を捨てた母タチアナ(一城みゆ希)も探しだし容赦なく爆殺すのはさすがサイコパス・ヴィラネル。
でも実の弟だけ助けるのはちょっと驚いたのと、ヴィラネルにも肉親の情があったの?もしかしてイヴと関わったことによる変化の兆し?とか思っちゃった。
シーズン3まで観ましたが4ももちろん楽しみ!!
(↑ヴィラネル。killingeveより)
刑事ジョン・ルーサーのアリス・モーガン
殺しのスタイル | ルーサーのため |
お気に入り度(5点満点) | ★★ |
事件解決のためには危険なことも厭わない刑事ルーサーが主人公の『刑事ジョン・ルーサー』。
ここで登場するサイコパスは第1話から登場する天体物理学者のアリス・モーガン(沢城みゆき)。
彼女の実家で両親と犬が殺され、ルーサー(坂詰貴之)が捜査に当たります。
ショックを受けている被害者の家族のアリスの表情やしぐさのちょっとした違和感から彼女を犯人と考えたルーサー。
尻尾を掴ませないアリスと、なんとか正体を暴きたいルーサーとの頭脳戦が見もの。
このアリスの不思議なところは、ルーサーへの歪んだ愛情がこれ以降の殺人に動機になること。
ルーサーが困るとなぜか現れ、勝手に手を貸すサイコパス・アリス。
一旦死んだかに思えたアリスですが、サイコパスはそんな簡単に死なない。
私がこのアリスをあまり好きではないのは、あのルーサーを翻弄するところ。
そしてルーサーもなんだかんだいいながらアリスとつかず離れずのところがなんかイライラ。
(あんな女のどこがいいのっていう)
私はシーズン4までしか観ていませんが、5で二人がどうなるのか楽しみなような観たくないような…。
あっ、このドラマに登場する犯人たちはかなりサイコパス度が高いかも。
毎回毎回なかなかグロいシーンがあるので、その手のが苦手な方は要注意。
『キリング・イヴ』といい『刑事ジョン・ルーサー』といい、サイコパスとそれを追う者には不思議な関係が生まれるのは偶然?
(↑ルーサーとアリス。kate.wate.moviesより)
CSI科学捜査班のナタリー・デイヴィス
殺しのスタイル | 現場を再現した模型 |
お気に入り度(5点満点) | ★★ |
ご長寿科学捜査ものドラマ『CSI:科学捜査班』もいろんなサイコパスが登場しますが、私が一番印象に残るのがこのナタリー・デイヴィス(坂本真綾)。
シーズン7〜9に登場するサイコパスで、通称「模型殺人」の犯人。
殺人現場にその様子をそのまま再現したミニチュアの模型を残していくサイコパス・ナタリー。
細部にまで忠実に再現した模型が、彼女の崩壊した精神を象徴しているようでホントに怖い。
実はなかなか事件が解決せず、一度犯人だとされたのが彼女の養父。
養父が自殺して事件解決かと思ったら、捜査するグリッソム(野島昭生)の元に新たな模型が送られてくる!
どうやら養父は里子のナタリーの犯行を知り、彼女を庇い自殺したというなんとも後味の悪い感じ。
詳細な模型を作るその執念は、事件を捜査するグリッソムの恋人サラ(浅野まゆみ)に向かって事件は思わぬ方向に。
もちろんヒント満載の模型をグリッソムに送りつけて「さぁどうよ!」と挑発するサイコパスぶり。
このナタリーがなぜ印象深かったかというと、何シーズンにも渡り登場するところ、精密すぎる模型という小道具が気持ち悪すぎるところ、そして若い女性がサイコパスだったこと。
CSIチームを振り回した切れすぎる頭脳はやはりサイコパスならでは。
(↑ナタリーとグリッソム。csilasvegastributeより)
表と裏を使い分けるサイコパスたち
社会に適合したふりをして殺人を続けるサイコパスたち。
どんな使い分けをしてるんでしょうか。
デクスターのデクスター・モーガン
殺しのスタイル | 刺殺〜解体〜海へ遺棄 | 表の顔 | 鑑識官 |
お気に入り度(5点満点) | ★★★★★ |
殺しの衝動に勝てず、法で裁けない犯罪者を秘密裏に殺しているデクスター・モーガンが主人公の『デクスター 警察官は殺人鬼』。
タイトル通り、デクスター(桐本拓哉)の表の顔は警察で働く血痕専門の鑑識官。
養父で警察官のハリー(仲野裕)にそのサイコパスを見抜かれ、殺人衝動のはけ口として捕まらない殺し方を教えてもらったという、大きな声ではいえない絆の強い親子関係。
妻リタ(加納千秋)と子どもがいる普通の家庭人を演じ、残業と偽り殺しを繰り返しているデクスター。
しかし妹のデボラ(木下紗華)に正体がバレ、二人の関係もギクシャク。
そして妻はある連続殺人犯に殺され復讐を誓うなど、感情のないサイコパスとはちょっと違った人間的な一面を持つデクスター。
このドラマは闇で犯罪者を罰するサイコパス・デクスターがだんだんと感情を持って人らしくなっていくという他にはあまりない設定。
そういえば、このドラマは各シーズンごとにいろんなサイコパスが登場。
特に印象深いのはルディ・クーパー(デクスターの実兄)、ライラ(デクスターに執着)、アーサー・ミッチェル(デクスターの妻を殺害)。
どいつもこいつもコンチクショウでデクスターに殺られても仕方ないか、と思う奴らです。
(↑デクスター・モーガン。showtimeより)
『デクスター 警察官は殺人鬼』のレビューはこちら↓
殺人の衝動を抑えられない鑑識官が選んだ道は必殺仕事人(↑プライム会員なら追加料金なしで視聴可能(30日間無料体験もあり)(2021.09.05現在))少し昔の海外ドラマ『デクスター 〜警察官は殺人鬼』。ずっと観たかっ[…]
THE FALL 警視ステラ・ギブソンのポール・スペクター
殺しのスタイル | 絞殺 | 表の顔 | 心理カウンセラー |
お気に入り度(5点満点) | ★★★★ |
アイルランドのベルファストで起きた殺人事件の調査に派遣されたロンドン警視庁の警視ステラ・ギブソンと、犯人のベルファストの絞殺魔ことポール・スペクターの息詰まる心理戦を描いた『THE FALL 警視ステラ・ギブソン』。
過去の事件と今回の事件との共通点を見つけ、少しずつ犯人に迫るギブソン。
心理カウンセラーで子煩悩で優しい父親の顔と、連続殺人鬼の顔を持つスペクター。
二人の距離が近づくにつれ、スペクターの犯行は狂気を帯びていき、逮捕後は記憶喪失を装う。
完璧に犯行を行うために肉体を鍛え、ターゲットを綿密に調べ計画を立てる、これぞ王道頭脳派シリアルキラーなスペクター。
見事に表と裏の顔を使い分け、ベビーシッターを洗脳しアリバイ工作に使ったりと自分の魅力(ハンサム)もちゃんとわかってる。
スペクターもギブソンも互いに執着するのは、両者共ストイックで完璧主義者だからかもしれない。
(↑ポール・スペクター。jamiedornan_ita_より)
メンタリストのレッド・ジョン
殺しのスタイル | 血で描いたスマイルマーク | 表の顔 | 保安官 |
お気に入り度(5点満点) | ★★★ |
主人公のパトリック・ジェーンが鋭い観察眼と推理力で事件を解決していくドラマ『メンタリスト』。
連続殺人犯でサイコパスのレッド・ジョンを挑発したために妻子が殺され、彼を捕まえるためコンサルタントとして警察に協力しているジェーン(郷田ほづみ)。
最後の最後にレッド・ジョンが捕まってハッピーエンドかと思ったら、途中のシーズン6で正体がバレ殺されてしまいます。
レッド・ジョンの表の顔は保安官、本名トーマス・マカリスター。
よりによって警察の親戚みたいな保安官とは。
相手を油断させるにはいい職業だけど。
ジェーンの妻や幼い娘を殺したことからも冷酷非道なのは一目瞭然。
そしていろんな人を操って罠をしかけたり邪魔者を殺したりするサイコパス。
ジェーンもレッド・ジョンに近づきそうでなかなか近づけない。
あの推理力を持ってもなかなか正体がつかめなかったのはレッド・ジョンの狡賢さなのでしょうけど、そんなに登場しないんですよね。
彼の殺しのサイン、血で描いたスマイルマークは幾度となく登場するのに肝心の保安官トーマス・マカリスターの姿が少ない!
そんなん彼がレッド・ジョンなんて分かるわけないわ!と思ったのは私だけ?
(↑レッド・ジョンことトーマス・マカリスター。xanderoriginalより)
ミスター・メルセデスのブレイディ・ハーツフィールド
殺しのスタイル | 自作リモコン | 表の顔 | 家電量販店店員 |
お気に入り度(5点満点) | ★★ |
引退した刑事のビル・ホッジス(土師孝也)が、現役時代に未解決だった大量殺人犯メルセデス・キラーを捕まえようと奮闘するドラマ『ミスター・メルセデス』。
その犯人がブレイディ・ハーツフィールド(増田俊樹)。
彼の表の顔は家電量販店の店員。
そしてときどき移動アイスクリーム店の販売員。
家電量販店のまあまあ優秀な店員として働き(でもやる気ない)、アル中で息子を溺愛する母デボラ(宮島依里)と暮らすブレイディ。
いかにもメカに強そうな線の細いブレイディ。
自宅の地下にある秘密基地みたいな部屋にこもり何やら企み、母とは近親相姦を思わせる怪しげな関係と、湿度100%のブレイディ。
どうやら弟がいたらしいが事故で亡くなっていて、それも事故なのかブレイディの故意なのかはなんともいえない。(多分ブレイディが殺った気がする)
彼の殺しの方法がいかにも家電量販店らしく、自作のリモコンを使った方法。
遠隔で信号や車を操作して制御不能にしたり爆破するという避けようのないやり方にまた腹が立つ。
これ以外にも犬を毒で殺そうとしたり(これを間違って母が口にし死亡)、撲殺などもあって確実に殺すためなら手段は問わない感じもあり。
私が一番気持ち悪いと思ったのはアイスクリームの移動販売のとき。
子ども相手に優しいお兄ちゃんを演じる薄気味悪さ、もうみんな逃げて〜。
シーズン1のラストで「もう殺しは無理やろ」と思ったものの、ブレイディならまた何かやりかねないかも。
これからシーズン2をチェックして、その後の彼の動向を探ります!
(↑左がホッジス、右がブレイディ。fenderbender311より)
執着するサイコパスたち
狙いをつけた人を執拗に追い詰めるサイコパス。
それは相手への歪んだ愛?それともゲーム感覚?
シャーロックのジム・モリアーティ
殺しのスタイル | 外注 | 執着対象 | シャーロック・ホームズ |
お気に入り度(5点満点) | ★★★★★ |
コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」を現代のロンドンに舞台にドラマ化した『SHERLOCK(シャーロック)』。
ここで登場するサイコパスはジム・モリアーティ(村治学)。
他のサイコパスと違うところは、自ら手を下すことはなくお金や情報で人を操り犯罪を犯すところ。
神出鬼没で普通の青年のふりをしてシャーロック(三上哲)の近くに現れたり、街の電光掲示板に現れたり。
いつ、どんなことをどんなふうに仕掛けてくるかが楽しみがモリアーティ。
モリアーティもシャーロックも超頭脳派なので、二人だけに分かるトリックなどは他の人が置いてけぼりをくらうことも。
一体彼は何者なのか、完全な正体は分からず終いというのもいい。
彼の場合はシャーロックへの執着もありつつ、自分が仕掛けるゲームの対等に戦える相手がシャーロックだけだった、という気もしますが。
私が一番好きなシーンはシーズン4の最終話「最後の問題」で、クイーンの「I Want to Break Free」を聴きながら孤島の刑務所にキメッキメのポーズで上陸するシーン。
この島にはシャーロックの妹ユーラス(園崎未恵)が収容されていて、彼女とも接触していたモリアーティ。
このユーラスも兄に負けず劣らずの頭脳派。
モリアーティとユーラスはいったい何をしでかすのか?それは是非ドラマを観てみて!
(↑シャーロックとモリアーティ。w.sherlock_s.holmesより)
リゾーリ&アイルズのチャールズ・ホイト
殺しのスタイル | メス | 執着対象 | ジェーン・リゾーリ |
お気に入り度(5点満点) | ★★★ |
ボストン市警の男勝りの刑事リゾーリと検視官のアイルズの女性バディもの『リゾーリ&アイルズ』。
ここで登場するサイコパスは殺人犯のチャールズ・ホイト。(山路和弘)
遺体をもて遊んだせいで医学部を中退したホイトらしく、殺し方はメスで頸動脈をスッパリ。
犯人ホイトを追って彼に両手に釘を刺され殺されかけたリゾーリ(朴璐美)はその一件がトラウマに。
ホイトは刑務所を脱走、そのときもカメラに向かってリゾーリにメッセージを送ったり、自分流のやり方を弟子に伝授し人を殺させリゾーリを翻弄させたりとかなりの執着ぶり。
結局、この執着はリゾーリの勝利に終わるんですが。
吹き替え派はリゾーリの朴璐美さんと、ホルトの山路和弘さんの夫婦共演もお楽しみポイント。
でもこのときはまだ結婚してませんけどね。
(↑ホイトとリゾーリ。steph1976_より)
ロンドン警視庁コリン・サットンの事件簿のリーヴァイ・ベルフィールド
殺しのスタイル | 主に撲殺 | 執着対象 | 暴力と殺人 |
お気に入り度(5点満点) | ★ |
公園で発見されたフランス人留学生の殺人事件を発端に、連続殺人事件を追うコリン・サットンの地道な捜査を描いた『ロンドン警視庁コリン・サットンの事件簿』。
実際の事件を再現した内容で、犯人のリーヴァイ・ベルフィールド役も実際にかなり近い雰囲気。
ベルフィールドの犯行スタイルは撲殺、他にも刺したり車で轢いたりもある。
被害者はほとんどが女性。
妻や恋人たちへは最初優しく接するが次第に支配的になる典型的なDV男。
エスカレートし殺人に発展。
ドラマ内でも彼の魅力といえるものはひとつもない。
どうして女性が彼に惹かれるのかも不明。
親しい女性だけでなく、面識のない女性(男性もあり)もかなりの数が犠牲になっている。
「執着するサイコパスたち」にしたけど、彼の場合はただ殺しを楽しむという一番狂ったタイプかもしれない。
無事逮捕されたけど、とにかく後味の悪いシリアルキラーで、しかも実在というのが気持ち悪すぎる。
救いはコリン・サットンの被害者や家族への寄り添う気持ちかな。
(↑Acorn TVより)
リタイアしたサイコパスドラマ
数話でリタイアしたドラマもあります。
実はこっちのドラマの方がメジャーなサイコパスドラマかも…。
ハンニバルのハンニバル・レクター
ハンニバル・レクターといえば人食い殺人鬼。
映画『レッド・ドラゴン』でおなじみのあのキャラクター。
ドラマの『ハンニバル』は数話観てリタイア。
演じるマッツ・ミケルセンが美しいけど怖すぎる。
私には無理でした…。
最近のドラマのサイコパスといえばこのレクターが真っ先に思い浮かぶ人も多いかも。
でも私向きじゃなかったので早々にさよならしました。
(↑この人の食事シーンは怖い…。nbchannibalより)
ベイツ・モーテルのノーマン・ベイツ
有名なヒッチコック映画『サイコ』の前日譚をドラマ化した『ベイツ・モーテル』。
『サイコ』は観ました。
あの息子ノーマン・ベイツがいかにして殺人鬼になっていくかを描いたストーリー。
『サイコ』の成人ノーマンも気味が悪かったのですが、ティーンエイジャーのノーマン(岡本信彦)もまだ未知数のところがほんとに気味が悪い。
あの母(日野由利加)だから息子がああなったんだと理解できるのですが、この世界観がどうにも苦手でリタイア。
いや、観なくてよかったと思う、たぶん…。
(↑ノーマンと母ノーマ。insidebatesより)
ノミネートに漏れたサイコパス
今回の選定基準「複数の殺人を犯している」に当てはまらなかったけれど、絶対サイコパスや!というのをご紹介。
フレイザー家の秘密のジョナサン・フレイザー
小児科医の夫ジョナサン・フレイザー(森田順平)と臨床心理士の妻グレイス(田中敦子)の知り合いエレナが殺されたことがきっかけとなり、知らなかった夫の姿が浮き彫りになるドラマ『フレイザー家の秘密』。
結果、犯人はジョナサンなのですが、病院をクビになっていたことを妻に隠し、いい夫や父を演じ切る彼の本当の姿を知っているのは実の母のみ。
そしてその本性をグレイスが知る日が来るのですが、臨床心理士の割には夫の本性に気づかないのはどうして?
それはジョナサンがサイコパスとして優秀だったからかも。
彼のサイコパスっぷりは、ラストの逃走劇でクライマックスに。
優しいイメージのヒュー・グラントが演じているせいか、ネジの狂いっぷりとのギャップが最高!
(↑ことに及んでいるジョナサン・フレイザー。undoinghboより)
『フレイザー家の秘密』のレビューはこちら↓
豪華なキャストで描くセレブ家族崩壊ミステリーこの投稿をInstagramで見るThe Undoing(@undoinghbo)がシェアした投稿 (↑undoinghboより)[…]
海外ドラマでよく登場するサイコパスたち、いかがでしたか。
他にもクリミナル・マインドは各種サイコパスてんこ盛り。
中でも印象的なのがホッチの妻を殺す連続殺人犯リーパー(宮内敦士)、エレメンタリーではS6で登場する自分の治療のために人を殺し続けるマイケル・ローワン(加瀬康之)、クローザーとメジャークライムスではチームを翻弄し、目撃者のラスティを殺そうとする弁護士フィリップ・ストローなどなど。
犯罪ものドラマでは数々のサイコパスが登場。
強引なストーリーもなぜか上手に収めさせてしまうサイコパスパワー。
安易にサイコパス設定にしてほしくない!と思ったりするけど、でもやっぱり面白いというジレンマ。
こういうどっか狂った人のドラマって、ついつい観てしまう魅力があるのは悔しいけど認めよう…。
(↑フィリップ・ストローとブレンダ。billyburke_fanpageより)
また、ドラマ名はわかるけど声優がわからない、そんなときは「ドラマ別吹き替え声優インデックス」へどうぞ!
※当ブログで今まで紹介したドラマと声優限定です。
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