訪問ありがとうございます。海外ドラマの吹き替えで気になる声優さんと、演じた新旧交えたドラマのキャラクターを自分勝手に解説中!主役はもちろん、サブや1話限りの吹き替えなど、とにかく印象に残ったキャラを紹介。また、レビューや視聴中のドラマ紹介、ブログ運営にまつわることなども投稿しています。コメントはお気軽に!

CSI:科学捜査班のサラの声はこの人!浅野まゆみの海外ドラマ吹き替え

テキパキはっきり男前女子の吹き替え、浅野まゆみさん

浅野まゆみさんの声のイメージはズバリ「しっかり者のお姉さん」。
少し低めで言葉の発音がしっかりキッチリした感じというか、役によってはきつめ&怖めなお姉さん口調。
どんなキャラも存在感強めが共通しているのでは?
※紹介しているのは私が今まで観たドラマ限定です。カッコ内は吹き替えです。

ハーバード出身、異色のCSIサラ・サイドル

(↑左からニック、サラ、ウォリック。csilvpdより)

浅野まゆみさんは『CSI:科学捜査班』でCSI捜査官のサラ・サイドルの吹き替えを担当。
シーズン1から出演し、一旦離れた後シーズン11から復帰、最終まで登場するメインキャストのひとりです。
(2021年には新たなシリーズ『CSI: ベガス』がスタート!)

このサラ、ハーバード出身ながらCSI捜査官という異色のキャラ。
でも出身大学を鼻にかけるなど一切なく、自分が選んだCSI捜査官という仕事を心から愛しているように見えます。
CSIに入るきっかけとなったグリッソムが、その後自分の上司となるわけですが、この二人の関係についてちょっと言いたいことが。

彼女、基本いい人なんですがどこか危ういところがあって、それが顕著になるのがシーズン4。
浅野さんの声って強い女性にぴったりだと思うのですが、このサラの場合だと「危険」な声にも聞こえてしまう。
シーズン4で心が不安定になり飲酒運転を起こし、上司のグリッソムが彼女の相談に乗ります、そうここから二人の距離が大接近!

グリッソムはボスらしい冷静で落ち着いた性格でチームをうまくまとめていまが部下のサラと親しくなり…具体的な描写はないんです二人の関係を表すものは。
で、シーズン6の最終話のラストでベッドの上でくつろぐグリッム。
はて?グリッソムの部屋?いや違うな、誰かいる、女性?そう思ったら…
サラーーーーーーーー!!!

えっ?えっ?あのサラですか??
グリッソムとベッド、もちろんサラも部屋着でリラックスした様子。
ちょっと、お二人さんこういうことだったの???と『CSI:科学捜査班』での一番の衝撃。
印象深い事件とかじゃなくて、私が一番ビックリしたのはサラとグリッソムよっ!

(↑サラとグリッソム。csilvpdより)

あまりに気になって、有料チャンネルを契約していて、この先の展開を知ってる友人に聞きましたもん「サラとグリッソムがっ!!!」って。
そしたら彼女「あの後もいろいろあるのよ、フフッ」と思わせぶりな一言を。
もう〜気になるじゃん、事件よりもこっちが。

浅野さんの声、サラの場合だとどこか突き放しているような感じに聞こえることも。
仕事に真摯に取り組んでいるサラですが、浅野さんの吹き替えは声質のせいかどこか冷たい部分を感じて、私が男なら彼女は少し近寄りがたいかも。
事件によっては結構ムキになって声を荒げたり、同僚のキャサリン(高島雅羅)と特定の事件に肩入れしてるなど言い合いになったりエキセントリックな場面も時々あったり。

上司のグリッソムは彼女のそういう部分も包み込める懐の深さがサラにとっては魅力なんでしょう。
まぁ、部下に手を出すグリッソムを見る目はちょっと変わりましたが。

結局二人は結婚し、その後破局。
グリッソムもサラも時間差でCSIチームから離れています。
その後CSIに復帰したサラはグリッソムと離婚したことを誰にも言えずまた心が少々不安定に。
CSIにとってグリッソムは神格化した存在で、その彼と離婚したことがチームに言えず、それがサラにとっては重荷だったみたいで。
弱い部分が見せられないサラはイコール浅野さんの声のイメージなんですよね。

ひとりで突っ張って頑張って、ちょっとした拍子に心がポキリと折れそうな彼女の心をうまく浅野さんの声が表現していて、サラで私の浅野さんの声のイメージができあがりました。

『CSI:科学捜査班』他の主な吹き替え声優
グリッソム/野島昭生
キャサリン/高島雅羅
ニック/家中宏
ウォリック/山野井仁
ホッジス /咲野俊介

モサド経由FBI、ブラックリストのサマル・ナヴァービ

 

 
 
 
 
 
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(↑ナヴァービ&レスラー。nbcblacklistより)

浅野さんはドラマ『ブラックリスト』ではFBIで主人公リズと一緒に働くことになったイスラエル諜報特務庁「モサド」の諜報員サマル・ナヴァービの吹き替えを担当しています。
まさに彼女は浅野さんの声のイメージ「しっかり者のお姉さん」。
いや、しっかりしすぎてて並みの男性ではかなわないくらいの凄腕エージェント。

『CSI:科学捜査班』のサラを眼光鋭くしたイメージ。
いつも怒ってるの?くらいの強めの口調が特徴的。
冷静なエージェントですが、自分が納得いかない部分は露骨に顔と口に出る素直なお方でもあるんですが。

CSIのサラに続いてナヴァービにも男関係でひと言言いたい!
彼女、同僚のレスラー(宮内敦士)と一度関係を持つんです、勢いで。
そのレスラーがいい男で、たぶん主人公のリズに好意を持っています(具体的な描写はナシ)。
でもナヴァービがテロリストであった弟の運命をレッドにまかせた(たぶん殺される)自分の判断に葛藤し心が乱れているときにはずみでレスラーとって…。

ちょっとーーーー、ナヴァービそんな人じゃないと思ってたのに。(ネットには納得いかない意見多し)

ひとーつ、ナヴァービは弱いときに男と簡単に寝ない(はず)。
ふたーつ、相手がレスラーって近すぎる。
みーっつ、相手がレスラーってうらやましい。
あっ、レスラーとっていうのが私的にひっかかってるみたい…。

レスラーを演じる「ディエゴ・クラテンホフ」は『HOMELAND/ホームランド』で戦争捕虜で8年間拘束されていたメインキャストのブロディの親友マイクを演じています。
その時からディエゴ・クラテンホフいいなぁと思ってて。
で、『ブラックリスト』でレスラーとして登場したときはまぁ嬉しくて。
しかも吹き替えが宮内敦士さん!レスラー株急上昇。
そういう思い入れがあることもあってナヴァービとレスラーのたった一度の関係に納得いかない!
(もう吹き替えの浅野まゆみさん関係ないじゃん)

レスラーと関係があったあと、二人は元の同僚の関係に戻ります。
で、影でずーっとナヴァービを思ってる男性が。(ナヴァービいいなぁ)
それは同僚の理系&草食系男子アラム。
心優しいアラムの気持ちを知ってか知らずか(凄腕エージェントなら絶対知ってるはず)アラムに対しては同僚のスタンスを崩さないナヴァービ。
ええ、ここでも浅野さんの声はアラムを突き放してますよ。
えぇ、これぞ浅野ナヴァービで嫌いじゃない。
でもそんなナヴァービにも変わらないアラムの思い。
クールなナヴァービと、いろいろなことに敏感に反応する繊細なアラム、なかなかいい組み合わせの予感。
アラム、どうかめったに弱いところを見せない強気な浅野ナヴァービだけど、あきらめず見守ってて、お願い。

 

 
 
 
 
 
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(↑アラム&ナヴァービ。nbcblacklistより)

『THE BLACKLIST/ブラックリスト』他の主な吹き替え声優
レッド/大塚芳忠
リズ/甲斐田裕子
レスラー/宮内敦士
アラム/前島貴志、シーズン3より志賀麻登佳
デンベ/竹田雅則

ちなみにアラムの吹き替えは途中で交代しています。さてその理由は?

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姉を悩ませる大問題妹!ザ・クラウンのマーガレット王女

(↑マーガレット王女。helenabonhamcarter_officalより)

在位70周年を迎えたイギリスのエリザベス女王が主人公のドラマ『ザ・クラウン』
彼女が女王に即位する直前から長い長い女王生活を描いた壮大なドラマ。
史実に基づいたストーリーは、内容はもちろんキャラの顔や服装なども忠実に再現するなど、クオリティの高い作品です。

浅野さんが担当しているのは主人公エリザベス2世(山像かおり)の妹マーガレット王女のシーズン3と4で登場する中年編。
性格は社交的で目立ちたがり屋、姉とは正反対。
姉のエリザベスが女王になったことで彼女の運命は大きく狂い始めます。

彼女の今後に一番大きく影を落とした事件は、父の部下だった妻子持ちのピーター・タウンゼント大佐との結婚を女王に阻止されたこと。
姉としては二人の恋愛を応援したいが、女王としては許すことができないとしてダメにされたマーガレット王女の荒み方!
叔父のエドワード8世がシンプソン夫人との結婚により王位を放棄したことと同じことが自分にも起こったときの王室への恨み方!
酒に溺れ自暴自棄になるマーガレット。
この恨みつらみをずーーーーーーっと引きずっています。

浅野さんが担当するシーズン3と4では、マーガレット王女結婚して子どももいます。
お相手は写真家のアンソニー・アームストロング=ジョーンズ(通称トニー/木下浩之)。
自由でルールに縛られないトニーに自分と同じものを感じて結婚したものの、あっという間にうまくいかなくなる始末。
中年になっても落ち着かないマーガレット王女。
酒は相変わらず、子育ては乳母たちに任せっきり。
そして夫のトニーは愛人宅に入り浸り、家族行事には顔をださないダメ夫。
挙句に自殺未遂まで起こすマーガレット王女。
観ていて痛々しすぎる…。

さすが彼女!と思ったことは、甥のチャールズ皇太子とダイアナ妃の関係がうまくいっていないことにいち早く気づいたこと。
結婚前の二人の様子を見て愛し合っていないことを見抜き、愛する者同士を無理やり引き裂かれた自分と同じ過ち(当時愛していたカミラとチャールズを引き離してダイアナとくっつけたこと)を再び犯そうとしている王室に警告を与えます。
でも聞き入れられず…。
チャールズとダイアナの顛末はご存じのとおり。

シーズン3と4でマーガレット王女を演じるヘレナ・ボナム=カーターに姿は酒に溺れる自堕落な王女そのまんま。
彼女が演じると狂気すら感じる。
昔に比べてだいぶふっくらした身体は荒んだ私生活をそのまま反映させたみたい。
いつも何かに不満を抱いているマーガレット王女だから声は浅野さんなのね、と絶妙なキャスティングに拍手。
CSIのサラとどこか通じる危うさを感じます。
でもマーガレット王女はあんまり応援したくないな…なんか。

(↑マーガレットと夫のトニー。helenabonhamcarter_officalより)

『ザ・クラウン』シーズン3・4のの主な吹き替え声優
エリザベス女王/山像かおり
トニー/木下浩之
エフィリップ殿下/根本泰彦
チャールズ皇太子/近松孝丞
ダイアナ妃/花村さやか
サッチャー首相/高島雅羅

他にもこんなキャラクター吹き替えてます

私が今まで観たドラマ限定です。

HAWAIi FIVE-Oのジェナ・ケイ

『HAWAIi FIVE-O』はハワイを舞台に、ホノルル市警の刑事スティーブとダニーの活躍を描くアクションドラマ。
浅野さんはシーズン1&2で登場するCIA分析官のジェナ・ケイの吹き替えをしています。
ジェナはある日スティーブの父が調べていた件の資料を渡せと突然現れます。
CIAと名乗っていますが現場経験のない分析官だとすぐさまスティーブに見抜かれた彼女は、ハワイに来た本当の理由を打ち明けます。
それは自分がつかまされた偽情報で作戦が失敗し、婚約者のCIAエージェントのジョシュが行方不明になり、彼の消息を探るためにスティーブの前に現れたと。
結局、ジェナとスティーブは二人で北朝鮮に行きジョシュを助けようとするのですが…。
婚約者の救うために全てを投げ出すジェナ、その気持ちに応えようと協力するスティーブ、二人の無謀な行動を助けるのはやっぱりファイブオーのメンバーでした。

Why Women Kill ~ファビュラスな女たち~のキャサリン・カスティーヨ

(↑キャサリン・カスティーヨ。why_women_killよりより)

シーズン1と2はまったくの別物のドラマ『Why Women Kill ~ファビュラスな女たち~』
浅野さんが登場するのは、主人公の冴えない主婦アルマが女性の社交場「ガーデン・クラブ」に入会したいがために起こる事件の顛末を描いたシーズン2。
担当するのは、お金持ちの富豪の娘キャサリン・カスティーヨ
病気で倒れた父を看病するため(実は後妻のリタに財産を取られないよう見張るため)テキサスからロスにやって来た。
富豪の娘とは思えぬ地味な服装、そして堅実なしっかり者。
そのせいか婚期を逃している。

方や後妻のリタ(林真里花)は売れない俳優スクーターというハンサムな愛人を侍らせたり、ガーデン・クラブの会長として華やかな毎日をおくる充実ぶり。
これで夫が死ねば財産が手に入り…という企みくらいはキャサリンはお見通し。
目の上のたんこぶキャサリンをどうにかしたいリタは愛人のスクーターに彼女を誘惑させ…という昼メロのような展開。

浅野さんお得意のしっかり者の女性、今回はこれに堅物堅実冷静というオプションつき。
あのトゲのある物言い、好き。
でもキャサリンは恋愛に免疫があまりない女性、イケメンのスクーターに言い寄られてあっという間にのぼせ上がるかわいいところも。
キャサリンがリタとスクータの企みに気づくかどうか…ぜひドラマで確認を

ゾーイの超イケてるプレイリストのエヴァ・プライス

(↑熱唱中のエヴァ(左)とジョーン。zoeysplaylistより)

他人の気持ちが歌でわかってしまうという特殊能力を手に入れたゾーイが悩める人たちを助けていくというミュージカルヒューマンドラマ『ゾーイの超イケてるプレイリスト』
浅野さんはシーズン1の9話から登場するエヴァ・プライスを担当。
エヴァは主人公ゾーイが勤めるIT技術会社スパーク・ポイントの社員。
普通の社員が行けない6階エンジニアチームを率いるやり手の女性。
ゾーイの上司ジョーンのライバルで、彼女の部下だったマックスを引き抜いた彼女。
でも重要な技術をマックスに持っていかれ、取り戻すために6階に乗り込むジョーン。
バチバチの火花が散る中、エヴァとジョーンが歌うのが(ミュージカルだからね)ブランディ&モニカの「The Boy Is Mine」(’98)。
マックスを取り合う女二人が「彼は私のもの」「バカじゃない、彼は私のものよ」という応戦が笑える!

ちなみにこの女のバトル「The Boy Is Mine」が見えて聞こえるのはゾーイだけ。
この曲で女二人がマックスを取り合ってるのねとゾーイが理解し、解決しようとするのが彼女の役目。
何曲もヒットソングが流れるこのドラマ。
この「The Boy Is Mine」は私のトップ3に入るお気に入りです!

あっ、もちろん浅野さんは強気でグイグイいくバリキャリ女性を見事に演じてます、適役です!

刑事フォイルのカレン・ベネット

『刑事フォイル』では女医のカレン・ベネットの吹き替えで登場します。
カレンが出演しているのは「エルサレムの悲劇」、戦後のパレスチナ問題をストーリーの柱にした、いかにも『刑事フォイル』らしいストーリー。
お金がなくて息子に満足な治療を受けさせられない男バーンズ、偶然病院でその親子に会ったサム(主人公フォイルの運転手)は見かねて医師を紹介します。
それが浅野さんが吹き替える女医のカレン。
親子にはお金がかからないと嘘をつき診察を受けさせ薬を処方してもらいます、そしてその治療費はサムがこっそり支払うのです。
健康保険のような国の支援がない中の貧しい人たちの暮らしや、イギリスの移民問題など、相変わらず考えさせられる『刑事フォイル』でした。

グッド・ファイトのバレリー・ペイザー

『グッド・ファイト 華麗なる逆転』は『グッド・ワイフ』のスピンオフで、『グッド・ワイフ』にも出演していたダイアンが主人公のドラマです。
浅野さんが吹き替えるのは、シーズン3で登場する謎の女性活動グループ「レジスタンス」にダイアンを勧誘する初代代表(?)バレリー・ペイザー
この「レジスタンス」の活動目的はズバリ「トランプの支持率を下げること」以上。
まずドラマで実在の大統領の名前を堂々と出してしかも「支持率を下げること」とハッキリ言ってるのが日本のドラマではありえない。
ここからわかるように『グッド・ファイト 華麗なる逆転』は政治ネタもふんだんに盛り込まれています。
さて、この「レジスタンス」のバレリー・ペイザー、怪しいです、自称「オバマ時代のホワイトハウスの調査官」だそうで。
そしてある日音信不通になるバレリー。
怪しんだダイアンは事務所の調査員ジェイに調べてもらうと彼女はなんと詐欺師。
行方不明になったバレリー、不審がる「レジスタンス」のメンバー、ここでダイアンがとった行動とは?
続きが気になる方はぜひアマゾンプライムビデオで。

一部ですが、浅野まゆみさんが声を演じたキャラクターを紹介しました。
気になるキャラは随時追加していく予定です。

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※当ブログで今まで紹介したドラマと声優限定です。

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