訪問ありがとうございます。海外ドラマの吹き替えで気になる声優さんと、演じた新旧交えたドラマのキャラクターを自分勝手に解説中!主役はもちろん、サブや1話限りの吹き替えなど、とにかく印象に残ったキャラを紹介。また、レビューや視聴中のドラマ紹介、ブログ運営にまつわることなども投稿しています。コメントはお気軽に!

海外ドラマの吹き替え交代劇|突然声が変わったキャラクターは?

ある日、吹き替え担当が交代するのはなぜ?

「あれ?吹き替えかわった、なんで?」と思うこと、ありませんか。
交代に気づくこともあれば、しばらくして何かの拍子で「いつのまにか吹き替えが変わってる!」と気づくことも。
病気療養や死去にともなうこともあれば、そうじゃないもの、いろいろありそうです。
今回はそんな声優さんとキャラクターを紹介したいと思います。

病気療養や死去などによる声優交代

小川真司から菅生隆之へ|クリミナルマインドのデヴィッド・ロッシ

(↑デヴィッド・ロッシ。crimmindscbsより)

以前の投稿「つい間違えてしまう男性吹替|咲野俊介・志村知幸&小川真司・菅生隆之他」でも紹介しましたが、『クリミナル・マインド FBI行動分析課』デヴィッド・ロッシの吹き替えはシーズン9で小川真司さんから菅生隆之さんへと交代しています。
小川真司さんは2015年に74歳でお亡くなりになっています。
私は今だに小川真司さんと菅生隆之さんの声を間違えてしまうことがあります。
それくらいお二人の声のタイプは似ていて、重みのあるバリトン声。
小川さんの方が少しシャープな印象を受けます。
吹き変えが変更しても違和感がなく、しばらく交代に気づかないパターンです。

ちなみに『HOMELAND/ホームランド』でも、主人公キャリーの上司ソール・ベレンソンが小川さんから菅生さんへと変わっていますが、まったく気づきませんでした。

(↑ソール・ベレンソン。sho_homelandより)

岡寛恵から小林さやかへ|ホームランドのキャリー・マティソン

(↑キャリー・マティソン。sho_homelandより)

『HOMELAND/ホームランド』の主人公キャリー・マティソンの吹き替えはシーズン7から交代しています。
シーズン6まで担当していた岡寛恵さんは、機能性発声障害により2019年から療養のため活動を休止しています。(2021.04.10現在)
シーズン7で岡寛恵さから小林さやかさんへ交代した印象は…違和感ありませんでした。
私の小林さんの吹き替えで印象的なのは韓国ドラマ『トンイ』の仁顕(イニョン)王后。
上品で美しくて思いやりのある王妃がそれはそれは素敵で、この吹き替えで小林さんが大好きになりました。

でもキャリー・マティソンはこのイメージとは真逆のキャラ。
精神障害という爆弾を抱えていながら、仕事のためなら手段は問わないし身体もはるタフな女性。
岡さんはそのキャリーのエキセントリックなキャラをより強調するような激しめの吹き替え。
それがお上品イメージの小林さんで大丈夫?と思ったら…。
けっこう岡さんに似てると感じました。
岡さんの作ったキャリーのイメージを壊さないように、そんな気遣いを感じる小林さんの新キャリーです。

檀臣幸から桐本拓哉へ|ホームランドのピーター・クイン

(↑ピーター・クイン。sho_homelandより)

『HOMELAND/ホームランド』のメインキャラクターの一人ピーター・クインも途中で吹き替えが交代しています。
ピーター・クインは主人公キャリーの同僚のCIA職員。
シーズン2までは檀臣幸(だん ともゆき)さん、3からは桐本拓哉さんです。
この交代はすぐ気づきました、なぜなら声のタイプが違うから。
檀臣幸さんは映画『ナイト・ミュージアム』で主人公ラリーを担当するなど、多方面で活躍されていましたが、2013年50歳でお亡くなりになっています。
奥さまは同じく吹き替えや女優でも活躍されている涼しげな声の魏涼子さん。

シーズン3で桐本拓哉さんに交代したときは「あぁ吹き替えが桐本さんに変わったな」程度の印象。
桐本さんのファンということもあり、ピーター・クインの印象が少し変わったのも事実です。
そしてこのブログを始めて、桐本さんについて投稿する際、ピーター・クインの初代吹き替えが檀さんだということを知りました。

檀さんの吹き替えたピーター・クインの印象はクールでやり手のCIA職員、でもどこかいい人の部分を感じたのですが、桐本さんに変わってからはクールさがより際立ったような気がします
桐本さんの突き放すような声が、過酷さを増していくピーター・クインの仕事ぶりとあっていたというのもあるかも。
檀さん吹き替えのままだと、また違った印象になっていたかもしれません。
こう見ると『HOMELAND/ホームランド』って声優交代が多いドラマですね。

あと、私は観ていませんが、『ホワイトカラー』の詐欺師マシュー・ケラーも檀さんから桐本さんへと交代しています。

(↑マシュー・ケラーを演じたロス・マッコール。rcmccallより)

中村秀利から大塚芳忠へ|アンダー・ザ・ドームのビッグ・ジム

(↑ビッグ・ジム。officialunderthedomecbsより)

ある日、街全体が見えないドームに覆われ、外に出られなくなるというSFミステリードラマ『アンダー・ザ・ドーム』
その主要キャラクターの一人で、ドームに覆われ後の町を牛耳るビッグ・ジムも吹き替えが交代しています。
シーズン2までは中村秀利さん、シーズン3からは大塚芳忠さんが担当。
中村秀利さんは2014年60歳でお亡くなりになっています。
中村さんはマイルドな低音が特徴で、大塚さんの迫力あるバリトンに交代してからはビッグ・ジムの危険な感じに狂気がプラスされたような気がします。

中村秀利さんといえば『CSI:ニューヨーク』の主人公マック・テイラーも有名じゃないでしょうか。
演じるゲイリー・シニーズは『クリミナル・マインド』のスピンオフ『クリミナル・マインド 国際捜査班』でも主役のジャック・ギャレットを演じています。
こちらの吹き替えは堀内賢雄さん、中村さんと声のタイプが似ているせいか『クリミナル・マインド 国際捜査班』の吹き替えもマック・テイラーを知っている人ならさほど違和感はないのでは。
でも、やはり声の違いはあるので 国際捜査班のジャックに慣れるのは少し時間がかかりましたが

(↑CSI:ニューヨークのマック・テイラー。csi_ny22904より)

(↑真ん中がクリミナル・マインド 国際捜査班のジャック・ギャレット。criminalmindsbb_cbsより)

弥永和子から一条みゆ希へ|スキャンダルのマヤ・ルイス

(↑マヤ・ルイス。scandalabcより)

政治家やセレブなどのスキャンダルをもみ消すフィクサーのオリヴィア・ポープが主人公の『スキャンダル 託された秘密』
オリヴィアの母マヤ・ルイスは、飛行機の墜落事故で亡くなったとされていました。
が、実は生きていて、しかもオリヴィアの父によって長い間幽閉されていたという、妻も妻なら夫も夫という激しすぎるご夫婦。
シーズン3途中で吹き替えが弥永和子さんから一条みゆ希さんへ交代しています。
弥永さんは病気のため2014年にお亡くなりになっています。
ちなみに旦那さまは同じく声優の大塚芳忠さん。

弥永さんはマヤ・ルイスを演じているカンディ・アレキサンダーが検死官として出演している『CSI:マイアミ』アレックス・ウッズも担当。
この流れでマヤ・ルイスの担当になったのだと思います。
一城さんに吹き替えが代わったのですが、マヤ・ルイスのキャラがかなり強烈なので(テロリスト)、声のタイプはまったく違う一条さんのタフな吹き替えでも問題なし
ただ、慣れるには少し時間がかかるかも。

岡寛恵から氷上恭子へ|ハワイファイブオーのレイチェル・エドワーズ

(↑レイチェル・エドワーズを演じたクレア・ヴァン・ダー・ブーム。clairevandboomより)

『ホームランド』に続き、『HAWAIi FIVE-O』でも再び岡寛恵さん登場です。
前記のように療養中の岡さんに代わって『HAWAIi FIVE-O』レイチェル・エドワーズを担当したのは氷上恭子さん。
レイチェルは主人公の一人でハワイファイブオーのチームで活躍する刑事のダニー・ウィリアムズの元妻。
レイチェルと娘のグレイスを追いかけてハワイに移住したダニーは、離婚した後も彼女といろいろあります。(このへんはドラマでどうぞ)

シーズン8までは岡さんが担当、シーズン9から氷上さんが担当しています。
今までどおり岡さんの声をイメージしていたら「えっ、声が違う!」と。
事前に知らなかったのでちょっとビックリしました。
岡さんの吹き替えが印象的すぎたので、この交代によりレイチェルの印象が少し薄くなったのは私だけ?

竹若拓磨から福田賢二へ|クローザーのデビッド・ガブリエル

(↑デビッド・ガブリエル。tc_mc_familyより)

主人公のブレンダ・リー・ジョンソンがCIA仕込みの尋問術で犯人を落とし事件をクローズさせる『クローザー』
ラストで主人公ブレンダが検事局へ異動する際、一緒に連れていったのが部下のデビッド・ガブリエル
このガブリエルも吹き替えがシーズン3までは竹若拓磨さん、シーズン4からは福田賢二さんへと交代しています。
竹若さんは2009年から病気療養のため活動を休止しています。

竹若さんバージョンのガブリエルは落ち着いた印象、福田さんになってからは少し若返った感じでしょうか。
でも声のタイプは近いと思うのでそれほど違和感は感じませんでした。
上司のブレンダの考えをいち早く理解できる優秀でクールなガブリエルが、少しソフトな印象にかわったような気がします。
私はガブリエル=福田賢二さんの声の印象がすっかり定着してしまいました。

大川透から小原雅人へ|NCIS:LA〜極秘潜入捜査班のサム・ハンナ

(↑右がサム、左が相棒のG・カレン。ncislaより)

『NCIS:LA〜極秘潜入捜査班』の主人公のひとりサム・ハンナの吹き替えは、病気療養の大川透さんに代わってシーズン5第2話から小原雅人さんに交代しています。
小原雅人さんの投稿でも書きましたが、私はサムを演じるLLクールJのイメージ(ゴリゴリのラッパーというひと昔前のイメージ)には小原さんの方が合っていると感じました。
大川さんが演じるサムの声はソフト、小原さんバージョンはもう少しするどいイメージ。
ただ、声のタイプが近いせいか声優が変わった違和感はあまりありませんでした

現在はお仕事に復帰されている大川さん。
ですが、『NCIS:LA〜極秘潜入捜査班』のサムは引き続き小原雅人さんが担当し続けています。

スケジュール?予算?大人の事情による声優交代

井上聡から東地宏樹へ|スーパーナチュラルのディーン・ウィンチェスター

(↑向かって左がディーン、右がサム。cw_supernaturalより)

『スーパーナチュラル』の交代劇は有名ですよね。
主人公の一人ウィンチェスター家のお兄ちゃん・ディーンを担当していたのはお笑いコンビ次長課長の井上聡さん、それが声優の東地宏樹さんへ交代。
交代理由は明確ではありませんが「評判がよくなかったから」じゃないでしょうか。
最近は映画などでも話題作りのためか吹き替えを俳優やタレントがすることがよくありますが、『スーパーナチュラル』も最初はそうだったのかもしれません。
弟のサムの吹き替えも俳優の成宮寛貴さんから声優の内田夕夜さんに交代しています。

現在アマゾンプライムビデオで配信されている『スーパーナチュラル』は声優交代後の落ち着いて観られる版。
youtubeで交代前を確認したところ……なるほど交代になるわけですな、納得。
スーパーナチュラルファンが抗議したのか、制作側が交代を考えたのかは不明ですが、大人の事情が見え隠れする交代劇のひとつです。

高橋一生から小松史法へ|THIS IS USのケヴィン・ピアソン

(↑ケヴィン・ピアソン。nbcthisisusより)

両親の36歳時代と彼らの子どもの三つ子たちの36歳時代がクロスオーバーするヒューマンドラマ『THIS IS US』
主人公の一人でイケメン俳優のケヴィンの吹き替えは、シーズン1では俳優の高橋一生さんが担当、シーズン2からは声優の小松史法さんへと交代しています。

これはNHKで放送されていた際、リアルタイムで交代劇を経験しました。
交代理由は「評判がよくなかったから」「イメージと違う」「スケジュールがあわない」、このへんでしょうか…正確な理由はわかりません。
高橋一生さんの俳優としての実力や知名度はご存知のとおり。
でも私は彼は声だけで演じることは向いてないと感じました。
あの見た目と動きがあってこそ「俳優・高橋一生」がいきてくるのかなと。

高橋さん演じるケヴィンは、シーズン1の最後までどこかふわふわした感じで観ていました。
ケヴィンの俳優としての実力不足に対する葛藤など、心の深い部分が高橋一生さんのフラットな調子の吹き替えからは感じられなくて。
それがシーズン2からは大好きな小松史法さんに!
なんか落ち着くとこに落ち着いた感があって、ようやくドラマに集中できました
この交代は絶対アリです。

もちろん高橋一生さん版を評価する声もいっぱいあります。
あの声優らしくない吹き替えが好きな人もいると思います。
それを考えると、私はほぼ吹き替えでドラマを観るので「声優さんの吹き替え」に慣れきったせいで高橋一生さんの吹き替えの良さがわからなかった部分もあるかもしれません。
感じ方は人それぞれですから。

前島貴志から志賀麻登佳へ|ブラックリストのアラム・モジタバイ

(↑アラム・モジタバイ。nbcblacklistより)

大物犯罪者のレイモンド・レディントン(通称レッド)がFBIに情報提供し犯罪組織を追う『THE BLACKLIST/ブラックリスト』
FBI捜査官のリズやレスラー 、思いを寄せるモサドのナヴァービなど、現場担当の彼らを情報面からバックアップするのがアラム・モジタバイ
最初にアラムを担当していたのは前島貴志さん。
2016年までは声優やナレーターとして活躍、救命医ハンクのディヴィヤの婚約者ラージなどを担当していました。
アラムはシーズン2まで担当、シーズン3からは志賀麻登佳さんに交代。
前島さんのアラムはいかにも技術屋さんという感じ、志賀さんに代わってからは親しみやすくなったというか、心優しく女性に不器用な誠実な男性、といったイメージに変わった気がします。

現在、前島さんは「ワンダフルライフ」という海外ドキュメンタリーの日本語版制作会社で日本語版ディレクターをしています。
演じる側から作る側への転職ですね。
ちなみに得意分野は「ドラマ、宇宙、古代文明、歴史、社会思想、欧州サッカー、将棋」とのこと。
なので番組の最後のクレジットで日本語版ディレクターとして前島さんの名前を見かける機会もあると思います。
声優業からの引退、この交代劇はなかなか珍しいのではないでしょうか。

仲野裕から他の声優へ|マッドメンのダック・フィリップス

(↑ダック・フィリップス。fashionmadmenより)

1960年代のニューヨークの広告代理店を舞台にしたドラマ『マッドメン』
シーズン1から登場する主要メンバーのひとりハーマン・“ダック”・フィリップス(通称ダック)はシーズン4までは仲野裕さん。
シーズン6から他の人に交代しています。(お名前不明)
シーズン7でファイナルとなる『マッドメン』、終盤のシーズン6で重要人物の吹き替えが交代なんて…、しかも個性的な演技の仲野さんがいなくなるとは。
スケジュールが合わない?予算の関係?などなど、きっと大人の事情があるんでしょうが仲野ファンとしてはどうにも納得がいかない交代劇。

いい広告を作ることに全身全霊を捧げる主人公のドンとは対照的に、いかに儲けるかがもっとも大切なザ・営業のダック。
そんな少々いかがわしいキャラのダックは私的にシーズン6で失速。
絶対最後まで仲野さんに担当してほしかった、と感じた印象的な交代劇でした。

松井茜から須藤香菜へ|マッドメンのステファニー

(↑ドンに電話するステファニー。caitylotzより)

『マッドメン』の主人公ドン・ドレイパーの最初の妻(書類上の妻)アンナの姪がステファニー
朝鮮戦争のどさくさに紛れてドン・ドレイパーになりすましたディック・ホイットマンが現在ドンを名乗って暮らしています。
それが本物の亡きドンの妻アンナにばれるも不思議な友情で結ばれる偽ドンと彼女。
そしてアンナの姪ステファニーを本当の姪のようにかわいがる偽ドン。
ファイナルのシーズン7で妊娠したステファニーが助けを求めたのが偽ドン。
このとき、吹き替えが松井茜さんから代わったのに気づきました。
「あれ〜松井さんじゃない…もうラストシーズンなのになんで今さら…」が正直な感想。

ちなみに交代したのは須藤香菜さん。
本業はミュージカル女優で、「THEカラオケ★バトル」で番組史上初、初登場で100点満点をだしたという実力派です。

そしてステファニーを演じていたケイティ・ロッツですが、ドラマ『レジェンド・オブ・トゥモロー』では主要キャラのホワイトキャナリー(サラ・ランス)を担当。
ステファニーとはまったく違う筋肉美が美しいアクション満載のDCコミックスのキャラを演じています。
(↑彼女のインスタにたくさん投稿あり)

宮野真守から小杉十郎太へ|朱蒙(チュモン)のチュモン

(↑チュモンとソソノ。korean_drama114より)

高句麗の初代王とされるチュモンの建国までを描いた韓国ドラマ『朱蒙(チュモン)』
チュモンは扶余(プヨ)の第三王子として育てられますが、兄二人に馬鹿にされ王からも見放されるようなダメ青年。
そんな情けない青年期を担当するのが人気声優の宮野真守さん。(ドラマ『マグガイバー』の主人公マックを担当)
序盤はとにかく「チュモン大丈夫?」と心配になるほどの頼りなさ。
それがだんだんたくましく成長していくところで小杉十郎太さんへ交代。

私は「やっと声が年相応になった!」と喜びました。
でも世間では問い合わせが殺到したようです。
特に人気が高い宮野さんだったからとか、急に声が大人になったので驚いたのだと思います。
少年声に少々物足りなさを感じていた私は、小杉さんへの交代でようやくキャラと声が一致
キャラクターの成長とともに声優を変更したのは、どうやら以前から決まっていたことのようです。

一部ですが、吹き替えの交代劇があったドラマのキャラクターと声優を紹介しました。
以前投稿したものに追加しました。
今後も少しずつ追加していく予定です。

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