訪問ありがとうございます。海外ドラマの吹き替えで気になる声優さんと、演じた新旧交えたドラマのキャラクターを自分勝手に解説中!主役はもちろん、サブや1話限りの吹き替えなど、とにかく印象に残ったキャラを紹介。また、レビューや視聴中のドラマ紹介、ブログ運営にまつわることなども投稿しています。コメントはお気軽に!

ディスイズアス・ケヴィンの声はこの人!小松史法の海外ドラマ吹き替え

マイルドもワイルドもいける小松史法さんの吹き替え

落ち着いたマイルドな声の小松史法さん。
『ディスイズアス』のハンサムなケヴィンのイメージが強かったのですが、『キリング』のホールダー刑事で素晴らしく裏切られました。
ワイルドなお声も素敵ですよ。
※紹介しているのは私が今まで観たドラマ限定です。カッコ内は吹き替えです。

問題ありのイケメン俳優!ディスイズアスのケヴィン・ピアソン

(↑ケヴィン・ピアソン。※音がでます要注意。nbcthisisusより)

ジャックとレベッカのピアソン夫妻の30代半ばと、彼らの三つ子の子どもたちの30代半ばの二つの時間軸でストーリーが進む『THIS IS US』
小松史法さんはピアソン家の三つ子の一人ケヴィンを担当。
ちなみにシーズン1は俳優の高橋一生さんが吹き替えを、小松さんはシーズン2から登場です。

この高橋一生さんの吹き替えは賛否両論ありました。
正直、シーズン1はこの吹き替えが気になってケヴィンにイマイチ感情移入ができなかった私。
ハンサムなのになんかしっくりこないというか、落ち着かないというか…。
で、シーズン2の第1話を観たら吹き替えが小松さんに代わっていた!
は〜、なんか落ち着いて観られそう、と安心しました。

ケヴィン・ピアソンはシットコム『シッターマン』の主演俳優、しかし収録現場でもめてそのまま降板。
演技派をめざし、ニューヨークの舞台に立つも結果はついてこない。
別れた元妻ソフィ(甲斐田裕子)は幼馴染、彼女と復縁するもお酒やドラッグの問題を抱え再び破局。

そんな問題を抱えるケヴィンに救いの手を差し伸べるのは母のレベッカ(園崎未恵)や妹弟のケイトやランダル。
ケヴィンは養子で黒人のランダルとは幼い頃からギクシャクした関係。
ケヴィンは母がランダルが黒人で頭がいいので幼い頃から贔屓していると思っていたようで、そのうっぷんが家族の話し合いの場で大爆発。
他にも、火事で父ジャック(宮内敦士)が亡くなったことは兄弟それぞれに暗い影を落としていて、特にケイトは自分のせいでパパな亡くなったと責任を感じています。
ケヴィンは火事のときソフィとのデート中でいなかったため、どこか他人事のようで父の死向き合うのが難しかったよう。
そういうところも彼がお酒や鎮痛剤に逃げてしまうひとつに要因になっているのかもしれません。

ケヴィンはこれ!という強みがなく、どこか弱い部分があるイケメンですが、問題を抱えたときはいつも誰かが救いの手をさしのべてくれます。
またそれが泣けること泣けること…。
シーズンを追うごとに少しずつ変化していくケヴィンがこの先も楽しみです。

(↑左からランダル、ケヴィン、ケイト。crimmindscbsより)

『THIS IS US』他の主な吹き替え声優
ジャック/宮内敦士
レベッカ/園崎未恵
ケイト/林りんこ
ランダル/杉村憲司

いい刑事?悪い刑事?キリングのスティーブン・ホールダー

(↑スティーブン・ホールダー。thekillingより)

『キリング/26日間』はデンマークで高視聴率を記録したドラマ『THE KILLING/ザ・キリング』をアメリカでリメイクしたもの。
面白いです、派手さはまったくないけれど『埋もれる殺意』とか地道な捜査ものが好きな人なら気に入ると思います。
17歳の少女ロージーの殺人事件から、市長選をめぐる駆け引きや、被害者家族の混乱や秘密の過去、警察の腐敗などが明らかになっていくサスペンス。
一日一話でストーリーが進んでいきます。

小松さんは主人公の女性刑事サラ・リンデン(林真里花)の相棒スティーブン・ホールダーの吹き替えを担当。
彼は辞める予定だったリンデンの後任として赴任してきたが、少女の殺人事件に関わることになり、そのまま居座るリンデンと一緒に捜査することに。
背が高くハンサムなのに、やさぐれた雰囲気でパッと見は悪徳刑事、喋ってみると口が悪くてやっぱり悪徳刑事っぽい。
ぶっきらぼうで態度もよくない、そしてなんだかんだで居座るリンデンと噛み合わない歯車。

前半はホールダーのよさがまったくわからなかったのですが、じわじわいいところが見えてきます。
そしてめちゃくちゃカッコよく見えてくる!あら不思議!

麻薬の潜入捜査で自身もヤク中になり、断薬会に通うもどっからどう見てもまともな刑事に見えないのに実は仕事には真摯なところ、というギャップにキュンときます。
甥や姪、リンデルの息子ジャックなど子どもにはとっても優しいところもいい。
そして捜査にまったく関係ないけど一番驚いたのは、巻き寿司を巻くところ!
MY巻きすを持ってて自分で細巻きを巻いてる、やさぐれ刑事が。

仕事にまじめに取り組む彼は、知らなかったとはいえ証拠を捏造することに加担してしまい、リンデンから距離を置かれることに。
リンデンも再婚予定の相手や息子とうまくいかず、お互い孤立してしまいます。
もう、どうなるのロージー殺人事件の捜査は!

事件は解決しそうで全然解決しないし、ホールダーは今にもクスリに手をだしそうだし、リンデンは元夫と息子の取り合いなどとにかく暗いドラマですが、先が気になってノンストップで観てしまう面白さ。
そして小松さんのやさぐれた吹き替えは、新たな魅力発見で大アタリのドラマでした。

(↑ホールダーと上司のリンデン。thekillingより)

(↑プライムビデオでは吹き替え版あり、エピソード1のみ無料、他はレンタル料金必要。(2020.09.05現在))

『キリング/26日間』他の主な吹き替え声優
リンデン/林真里花
スタン/江川央生
ミッチ/岡田恵
テリー/鷄冠井美智子

他にもこんなキャラクター吹き替えてます

私が今まで観たドラマ限定です。

刑事フォイルのアダム・ウェインライト

(↑サムとアダム。acorntvmxより)

『刑事フォイル』は第二次世界大戦中から戦後にかけてのイギリスを舞台にした推理ドラマ。
主人公はヘイスティングス署の警視正クリストファー・フォイル(山路和弘)。
彼の運転手のサムの夫で下宿屋の経営者アダム・ウェインライトを小松さんが担当。
のちに労働党の議員になります。
あのなんでも首を突っ込みたがるサムを見事にサポートするアダムは誠実で優しい好青年。
ヘイスティングズの再開発反対運動をきっかけに議員への道を歩み始めたアダム。
まっすぐすぎて政治家として大丈夫?と心配になるほど。
そういうところはサムと似ていて、思わず応援したくなる夫婦です。

レジデント 型破りな天才研修医のコンラッド・ホーキンス

(↑コンラッド・ホーキンス。theresidentonfoxより)

最近観始めた、タイトル通りの型破りな医者コンラッド・ホーキンスが主人公の『レジデント 型破りな天才研修医』
小松さんはそのコンラッド・ホーキンスを担当。
『キリング』のホールダーみたいなちょっとぶっきらぼうキャラで、上司だろうとおかまいなしに自分の意見をぶつけ、ただただ患者を救うことに懸命なドクター。
演じているマット・ズークリーは『グッド・ワイフ』の弁護士ケイリーとはまったく違って、軍医上がりのワイルドな雰囲気が新鮮。
力強いコンラッドの吹き替えが小松さんなのも納得です。

CSI:サイバーのイライジャ・ムンド

(↑真ん中のネクタイ姿がイライジャ、その右がエイヴリー。csicyberより)

『CSI:サイバー』はご存じ『CSI』シリーズのスピンオフで、サイバー犯罪に特化した捜査チームの活躍を描いたドラマ。
小松さんはそのチームのイライジャ・ムンドを担当。
サイバー犯罪を専門にしているので、もちろんその知識があるのですが、元海軍というだけあって彼はどちらかというと外に出て足を使って捜査するキャラ。
また離婚歴があり、子どもは彼と彼の父が育てているという珍しいタイプのシングルファーザー。
小松さんの声なのでイライジャのいい男度は高めに。(顔はそんなにタイプじゃない)

CSIシリーズなのでかなり期待していたのですが、なんと2シーズンで終了。
サイバー犯罪に特化したしたことで行き詰まったのか、キャラの魅力が足りなかったのか、ストーリーが問題なのか。
主人公のエイヴリーを演じたパトリシア・アークエットの吹き替えが松本梨香さんで、私はどっからどう見ても彼女が『ミディアム 霊能者アリソン・デュボア』のアリソンにしか見えませんでした。

女刑事マーチェラのラブ・サンガ

(↑ラヴ(左)とマーチェラ。raypanthakiより)

休職中の刑事マーチェラが未解決の殺人事件がきっかけで再び捜査に戻り犯人を追うドラマ『女刑事マーチェラ』
小松さんは休職中の彼女のもとを訪れ事件のことを聞きに行く刑事ラブ・サンガを担当。
これをきっかけに復職したマーチェラの上司になるにもこのラブ。

復帰したばかりのマーチェラは自分の捜査スタイルを貫き、しばしばラブや他の同僚ともめることに。
シーズン1序盤ではマーチェラの推理を否定し、彼女を認めようとしないラブ。
シーズン2では子どもを殺してしまったことに気づきショックで自殺しようとしたマーチェラを助けたりと、互いに認め合い労ったりもできるほどに。
でもシーズン2ラストで彼女に思いっきり殴られ気絶するラヴ…かわいそう。

存在感はあるものの小松さんが吹き替えるならもうちょっと重要な役にしてほしいわ!と勝手に文句を言ってた私。
シーズン3では潜入捜査中のマーチェラを発見し、一緒に戻ろうと説得するも断られ、終いにはマフィアに撃たれるという運のなさ。
マーチェラも言ってたけど、彼女と関わるとみーんな不幸になっちゃうのよ!
気をつけて!!

Why Women Kill 〜ファビュラスな女たち〜のイーライ・コーエン

(↑3組の夫婦。一番下がイーライとテイラー。why_women_killより)

ある豪邸に暮らす3組の夫婦を描いたサスペンスブラックコメディ『Why Women Kill 〜ファビュラスな女たち〜』
このドラマは60年代、80年代、2000年代のそれぞれの豪邸に暮らす妻たちが誰かを殺すというストーリー。
小松さんはシーズン1の2000年代の豪邸に登場する売れない脚本家のイーライ・コーエンを担当。
妻テイラーは弁護士で二人はオープンマリッジ(夫婦間以外の性的な関係がOK)を選択。
妻が助けたDVに苦しむジェイドを家に居候させたことから、イーライはジェイドを好きになってしまう。
料理好きで家庭的なジェイドに惹かれていくイーサン。
妻とイーサンとジェイドの関係は、次第にややこしくなっていき…というストーリー。

私はてっきりテイラーがアホな夫イーサンとの関係を断ち切るため殺すのかと思ったら、意外な方向に。
とにかくこのイーサンが見事なダメ男。
まぐれで当たった脚本以降、ずっとスランプ状態。
家でゴロゴロ、仕事がちっとも進まない夫に多忙なテイラーはイライラ。
しかも自分の恋人のジェイドと夫は親密になり、何やら企んでいるよう。
これ絶対イーライがヤられるんでしょ!と思ったらジェイドが想像以上にサイコパスで面白すぎた!

妻に依存するだけじゃなく、ジェイドに洗脳され、ヤク漬けにされても彼女の正体に気づかないお間抜けイーライ。
何に驚いたかといえば、そんなイーライを見捨てず助けるテイラーのカッコよさ!
ハッピーエンドになったけれど、やっぱりイーライと生きていくことを選んだテイラーは理解できん!

太陽を抱く月のヤンミョングン

(↑ヤンミョングン。keilwoo0909より)

『太陽を抱く月』は朝鮮王朝の世子(皇太子)のイ・フォンが、婚礼直前に呪いで死んだとされた初恋の相手ヨヌと再会するも記憶を無くしていた彼女と再び運命が動き出すというドラマ。
小松さんは主人公イ・フォンの異父兄ヤンミョングンを担当。
ヤンミョングンは王と側室との間の息子ですが、王妃の息子である弟のイ・フォンが皇太子のため政治には関わらず放浪する自由な身。
王からもあからさまに冷たくあしらわれて、なんだか不憫に見える。
そして弟と同じ女性ヨヌを好きになってしまう不運が…。
イ・フォンとヤンミョングン、どちらもイケメンですが影の存在のヤンミョングンの一歩引いた男の美学の美しいこと
もちろん声も素敵です。

クリミナル・マインド国際捜査班のジャックの息子ライアン

(↑ライアンと父のジャック。)

『クリミナル・マインド国際捜査班』は世界で事件に巻き込まれたアメリカ人を救うため捜査にあたるFBI捜査官の活躍を描いたドラマ。
小松さんは主人公の国際対応班のリーダーであるジャック・ギャレットの息子ライアン・ギャレットを担当。
シーズン2から登場しますが、単なる息子でちょっとでてきて終わりかと思ったら、彼自身も潜入捜査に携わるFBIの局員。
シーズン2終盤、ライアンの潜入捜査時にジャックと鉢合わせし、妻にも話せないライアンの状況に悩むジャック。
最終話の13話ではジャックに恨みを持つ犯人に拉致されピンチに陥るライアン。
そこは親子の連携プレイで見事切り抜けますよ。

戦争と平和のニコライ・ロストフ

(↑向かって左がニコライ、右がアンドレイ。jack.lowdenより)

『戦争と平和』はトルストイ原作の小説を英BBCがドラマ化したもの。
19世紀初頭のロシアを舞台に、主人公のピエール、アンドレイ、ナターシャの3人の若者を中心に描いたドラマ。
小松さんはその主人公の一人ナターシャ・ロストフの兄ニコライ・ロストフを担当。
貴族のロストフ家の長男で、借金を作ったりと少々問題あり。
ニコライを一途に思いつづける又従兄妹のソーニャとの恋の行方はどうなるのか?
小説だと私にはハードルが高い『戦争と平和』ですが、こうやってドラマ化されると名作を知る機会になってうれしいです。

一部ですが、小松史法さんが声を演じたキャラクターを紹介しました。
まだまだ紹介したいキャラはあるのですが、少しずつ追加していく予定です。

また、ドラマ名はわかるけど声優がわからない、そんなときは「ドラマ別吹き替え声優インデックス」へどうぞ!
※当ブログで今まで紹介したドラマと声優限定です。

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