男前なのに温かい声、安藤麻吹さん
低めの落ち着いた声の安藤麻吹さん。
安藤さんの声のイメージは、ちょっとやそっとのことでは動じない男前なイメージと、控えめな色気を感じる女性が混在するイメージです。
※紹介しているのは私が今まで観たドラマ限定です。
アンダー・ザ・ドームのジュリア・シャムウェイ
(↑ジュリア・シャムウェイ。rachellelefevreより)
『アンダー・ザ・ドーム』はある日町全体を半円形の見えないドームに覆われ、外に出ることができなくなった人々の秘密が暴かれていくというスティーヴン・キングの同名小説を原作にしたドラマ。
安藤麻吹さんは、主人公バービーの後に恋人になるジュリア・シャムウェイの吹き替えをしています。
バービー(吹き替えは東地宏樹さん)は債権の取り立てのためチェスターズ・ミルを訪れていたときに町がドームで覆われてしまい、外に出ることができなくなります。
そんなとき、地元新聞社の記者ジュリアと知り合い居候させてもらうことに。
外と連絡も取れず孤立する町の人々は、だんだんと殺気立ちトラブルが起こり始めます。
なんとか町を落ち着かせようと奮闘するジュリアとよそ者のバービー、一緒に暮らしトラブルに立ち向かううちに二人の関係は深くなるのですが…。
まずドームで覆われて孤立するという設定が規格外。
で、成り行きで居候させたバービーが実はジュリアの夫を殺していた男だったり。
ジュリアは新聞記者という仕事柄か、とにかく行動力がある女性。
まずは行方不明の夫を探しますが見つかりません、だってバービーに殺されてるんで。
外部と連絡が取れない中、町のラジオ局で軍の通信が聞けることを知りキャスターみたいなことをしたり。
タフで前向きなジュリアですが、さすがにバービーが夫を殺したと知り複雑な心境、でもバービーとの関係はそのまま継続。
普通なら夫を殺した男と恋愛なんてありえませんが、ドームに覆われてしまったなら仕方ない。
特殊な状況でバービーみたいな男(元特殊部隊)が近くにいたら絶対心強いし頼りたくなる気持ちはよくわかる。
安藤さんの吹き替えで好きなところは、強い女性なのに声に温かみがあるところ。
なんとかしようと行動するのももちろん素敵ですが、弱い人たちに寄り添うジュリアの優しいところもポイント高し。
そういえば、バービーの吹き替えの東地宏樹さんの声も男っぽくてタフなのに優しさを感じる声、安藤さんとの声の相性がいいのに納得です。
凄腕スパイ、エイリアスのシドニー・ブリストウ
(↑真ん中がシドニー・ブリストウ&父ジャックと母イリーナ。mandalay_officialより)
『エイリアス』は主人公シドニーがSD-6のスパイとなるも実は犯罪組織だったSD-6に復讐するためにCIAに入局、SD-6に潜入しCIAに情報を流すという二重スパイの活躍を描いたドラマです。
日本では2003年から放送された少々古めのドラマ。
安藤さんは主人公シドニー・ブリストウの吹き替えを担当、演じるのは映画でも活躍するジェニファー・ガーナー。
私がこの『エイリアス』を好きな理由は、シドニーの潜入シーン。
『ニキータ』もそうなのですが、主人公が潜入先に合わせて衣装やメイクなどを変える着せ替え人形的なところも楽しめるのがお気に入りポイントです。
もちろん、ストーリーがよくできているというのはいうまでもありませんが。
シドニー演じるジェニファー・ガーナー、けっこうガタイがいいんですよね。
なのでドレスなどはとても素敵に着こなしているのですが、日本の芸者さんのコスプレをしたときは「???」で。
着物はともかく、メイクはバカ殿の芸者版みたいでよくある海外ドラマの「とんでも日本状態」で笑ってしまいました。
SD-6に潜入する彼女との連絡係のCIAエージェント・ヴォーンはシルヴィ・ヴァルタンの甥マイケル・ヴァルタン。
シドニーの親友役ウィルはブレイク前のブラッドリー・クーパーとお約束のイケメンも登場。
ヴォーンとの恋の駆け引きや、シドニーの父ジャックも実は同じく二重スパイで彼女のピンチを何度も救っていたりなど、シーズンを追うごとに複雑になっていく人間関係もみどころ。
鍛え抜かれた身体から繰り出すキレのいいアクションと、頭の回転の速さでさまざまな困難を乗り越えていくかっこいいシドニー。
彼女のタフぶりを安藤さんの吹き替えでぜひ楽しんでほしいドラマです。
(↑シドニーとウィル。jennifer.garnerより)
主人公の美人ライバル、ファン・ジニのプヨン
今まで何度も当ブログに登場した韓国のドラマ『ファン・ジニ』。
『ファン・ジニ』は実在した芸妓の妓生(キーセン)ファン・ジニ(ミョンウォルは源氏名、本田貴子)の芸と恋を描いたドラマ。
舞いはもちろん、詩やコムンゴ(琴のような楽器)の名手としてもしられるミョンウォルの美しい姿もみどころのひとつ。
安藤さんは主人公ミョンウォルのライバル、プヨンの声を担当。
プヨンは師匠メヒャン(高島雅羅)のもと、師匠直伝の「剣の舞」の踊り手として知られる妓生。
違う教坊のミョンウォルをライバル視しています、ですがミョンウォルは彼女をライバルとしてあまり意識してないようですが…。
ミョンウォルも綺麗なんですが、プヨンもとっても綺麗です。
きつめのお顔立ちがいかにもわかりやすいライバルという感じ、私は嫌いじゃないです。
で、声が安藤さん、いやぁ非常に私好みのイヤな女のできあがり!
プヨンはお得意様のピョクケス(桐本拓哉)の寵愛をうけようと必死ですが、ピョクケスはミョンウォルにご執心。
あれやこれやでミョンウォルを陥れようとしますが、なかなかうまくいかない。
心の中でピョクケスに「もうプヨンでいいじゃ〜ん。プヨン綺麗だよ、ミョンウォルはその気がないようだから諦め」と何度呟いたか。
うまくいかない恋もライバルとしてのお約束、でも好きだよプヨン。
他にもこんなキャラクター吹き替えてます
私が今まで観たドラマ限定です。
刑事ジョン・ルーサーのローズ・テラー
(↑ローズ・テラー。blokeymanより)
『刑事ジョン・ルーサー』、大胆不敵かつ犯人の心理をついて事件を解決する主人公ルーサーが活躍するイギリスのドラマ、とっても面白いです。
安藤さんはルーサーの上司ローズ警視を担当。
怒りを抑えられないルーサーに手を焼きながらも、彼の能力を買ってるローズ、毎回ルーサーに何かしら問題を起こされ心休まる暇はなさそうですが。
ローズが登場するのはシーズン1だけ、シーズン2でルーサーのボスが変わってしまい「ルーサー孤立か?」と思ったら次のボス・シェンクも彼に理解があってほっと一安心。
ルーサーとローズのような暴走部下と女性上司が登場するドラマはこちら↓
海外ドラマの警察ものでよくある組み合わせ。それは歯止めが効かない部下と、困りながらもいつも味方の女上司。そんな組み合わせを大特集!※紹介しているのは私が今まで観たドラマ限定です。カッコ内は吹き替え声優名です。暴走部下と手を焼く女上[…]
アグリー・ベティのアレクシス・ミード
(↑アレクシス・ミード。uglybettyoutfitsより)
真面目で前向きで家族や友人を大切にするベティが活躍する『アグリー・ベティ』、毎回観終わったあと元気をもらっていました。
安藤さんはベティのボス・ダニエルの兄アレクシス・ミードの吹き替えを担当。
アレクシス、性同一性障害で女性として生きている元男性。
そういう設定のせいか、低めの安藤さんの声が違和感がない!説得力あります。
ファーゴS3のグロリア・バーグル
ドラマの『ファーゴ』は映画『ファーゴ』に着想を得たもので、シーズン4まであります。
どのシーズンもある殺人事件が発端となり思わぬところに飛び火し、いろんな人が巻き込まれるというストーリー。
安藤さんはシーズン3に登場する警官のグロリア・バーグルを担当。
ある日、人違いで継父が殺され捜査を担当することに。
グロリアは捜査をするうちにいくつもの疑問点に気づき、上司の新任の警察署長に訴えるもまったく話を聞かないアホなボス。
そんな恵まれない上司を適当にかわし、だんだんと犯人に近づくグロリア。
シーズン1といい、このシーズン3といい、使えないボスを尻目に着実に事件の核心に迫る女性警官たちのカッコいいこと。
このドラマで初めて母親役の安藤さんの吹き替えを体験。
離婚し息子を育てるグロリアのあったかい吹き替えに新鮮な驚きを感じました。
(↑プライム会員なら追加料金なしで視聴可能(30日間無料体験もあり)(2020.10.17現在))
クリミナルマインドのアレックス・ブレイク
(↑左から2番目がアレックス・ブレイク。superdramatvより)
FBIの行動分析課BAUが犯人の心理を読み解き事件を解決する『クリミナル・マインド FBI行動分析課』。
シーズン15まで続いた人気ドラマです。
安藤さんはシーズン8と9に登場する捜査官のアレックス・ブレイクを担当。
エミリー・プレンティス(深見梨加)の後任としてやってきた女性で、既婚者なのに夫の影があまり見えないブレイク。
キャリアと家庭の両立に悩むブレイクの去り際は、静かですごく美しかった。
知的で落ち着いていて哀愁漂うブレイク、私はとっても好きでした。
ボディガード-守るべきもの-のジュリア・モンタギュー
(↑ジュリアとバッド。maddenrichardより)
女性内務大臣を警護するボディガードのデイビッド・バッド(花輪英司)が主人公の『ボディガード-守るべきもの-』。
安藤さんはその内務大臣ジュリア・モンタギューを担当。
タイトルや女性要人とそのボディガードという設定を見て「どうせ二人の結ばれないラブストーリーでしょ?」と鼻で笑っていた私。
ところがどっこい違ってた!
安藤さんが担当するジュリアは対テロ法案を成立させようとしている野心的な政治家。
将来は首相の座さえ狙えそうなほどの。
というわけで新任ボディガードのバッドにもかなり厳し目な態度。
そこに彼女を狙う暗殺者の銃弾が。
思ったより硬派なストーリー?と思ったらゴリゴリの危機感満載テロサスペンス、面白い!
お約束通りジュリアとバッドはいい仲になるけれど、それだけで終わらない意外な展開。
私と同じように「どうせかっこいいボディガードがかっこよく守るだけでしょ」と思ってるあなた、観て、ぜひ!
ドラマ版mr. & mrs.スミスのセラピスト
(↑セラピストとスミス夫妻。smithsonprimeり)
ブラピとアンジーが共演した映画『Mr. & Mrs.スミス』をドラマ化した『mr. & mrs.スミス』。
スミス夫妻が主人公は映画もドラマも同じだけど、内容はまったくの別物。
謎の組織に雇われ偽造結婚するスミス夫妻。
最初ビジネスと割り切っていた関係は、だんだんと本物の愛情に変化するものの、互いの気持ちはすれ違っていくばかり。
そんなとき、二人が頼ったのが安藤さんが担当するセラピスト。
二人の話をふんふんと真剣に聞いてはいるようだが、アドバイスする内容はまったくピンとこないポンコツセラピスト。
でも安藤さんが演じるとなんかちゃんとした感がでるのよね、でも中身がまったくないアドバイスだけど。
セラピーが終わると送金アプリの告知はきっちりするのが余計に胡散臭く感じるポイント。
でも、このセラピスト好き。
演じているのは『ラチェッド』の主人公ラチェッドを演じたサラ・ポールソン。
ラチェッド同様、どっか変な女キャラ、うまいわぁ。
ホステージのエレン・サンダース
(↑エレン・サンダース。hostagescbsより)
アメリカ大統領の手術を任された外科医エレン・サンダースが手術中に大統領を殺せと脅迫され、家族を人質にとられる。
大統領を取るのか、家族を取るのか葛藤するエレンを描いた『ホステージ』。
安藤さんは主人公で優秀な外科医のエレン・サンダースを担当。
ワクワクで1話を観たのですが、どうにも触手が伸びずリタイア。
エレンを演じるトニ・コレットといえば、映画『シックスセンス』で死者が見えてしまう少年コールの母が印象的。
トニ・コレットを見ると、ついついこの母親を思い出してしまいます。
ラスベガスのサマンサ・マルケス
(↑サマンサ・マルケス。vanessamarcilmloveskより)
安藤さんの声を覚えたのが、アメリカでは2003年から放送されていた『ラスベガス』。
モンテシートというカジノ&リゾートを舞台に、イカサマを見破ったりさまざまな問題に対応する監視チーム、配車係にディーラーなど、カジノらしいトラブルや人間模様が描かれた面白いドラマ。
無理難題をふっかけてくるカジノのお得意様を上手にさばくカジノホストのラテン系セクシー美女サマンサ・マルケスが安藤さんの担当。
主人公で監視チームのリーダー・エドを演じていたのはジェームズ・カーン、彼の息子は『ハワイ・ファイブオー』のダニー役(山路和弘)のスコット・カーン。
この『ラスベガス』で小川真司さんや小松由佳さん、佐古真弓さんの声を覚えたような気がします。
名探偵ポワロのジュディス・ヘイスティングス
(↑ジュディスを演じたAlice Orr-Ewing。revelsinhandより)
エルキュール・ポワロが事件を解決していくイギリスのドラマ『名探偵ポワロ』。
この最終回「カーテン~ポワロ最後の事件~」に登場するかつてのポワロの相棒ヘイスティングス大尉の娘ジュディスを安藤さんが担当。
安藤さんが担当するジュディスはもちろんポワロとも面識があり、彼が父と娘を久しぶりにスタイルズ荘で再会させます。
ジュディスの恋愛模様に父ヘイスティングスがヤキモキ。
そんなときにジュディスのボス・フランクリン博士の妻が亡くなります。
他殺のようにも見えるこの一件は、ポワロの証言で自殺となりますが、それはヘイスティングスを助けるための彼の偽証…。
殺人を予知し、複雑な人間関係から事件の真相を探る冴えわたる灰色の脳細胞、そしてポワロならではのケリの付け方がファイナルを飾るにふさわしい印象的なエピソードです。
(↑最終回のポワロとヘイスティングス。davewknightより)
一部ですが、安藤麻吹さんが声を演じたキャラクターを紹介しました。
気になるキャラは随時追加していく予定です。
また、ドラマ名はわかるけど声優がわからない、そんなときは「ドラマ別吹き替え声優インデックス」へどうぞ!
※当ブログで今まで紹介したドラマと声優限定です。
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