この声だと全員カッコよく見えるのがお約束の綱島郷太郎さん
重めの声で温かさもあればワイルドな男っぽさもあったりと、いろんな大人の色気を感じる綱島郷太郎さんの吹き替え。
男前とはいえないキャラでも、彼が吹き替えるとなぜかカッコよく見えるのが綱島マジック。
最近の綱島さんのドラマの吹き替えといえば、やっぱりハワイで暴れまくるあの男でしょう。
※紹介しているのは私が今まで観たドラマ限定です。カッコ内は吹き替えです。
誰にも止められない熱い男!ハワイファイブオーのスティーヴ・マクギャレット
(↑真ん中の坊主頭がスティーヴ、その右隣がダニー。hawaiifive0cbsより)
ハワイを舞台に特別捜査班「ファイブ・オー」の活躍を描くドラマ『ハワイ・ファイブ・オー』。
このドラマの主人公でファイブ・オーのリーダーが綱島さんが吹き替えるスティーヴ・マクギャレット。
ハワイ州知事直轄の部署で特別な権限があるせいか彼の性格のせいか(両方有り)、事件解決のためなら手段を選ばないスティーヴ。
その暴走男スティーヴの女房役ともいえるのが相棒のダニー・ウィリアムズ(山路和弘)。
スティーヴの荒い運転に文句をいい、強引で無茶な捜査を止めようとするも絶対巻き込まれるダニー、そして他のチームの面々も同様に巻き込まれ続けている。
旦那に常に口うるさく文句を言う古女房のようなダニー。
でもなんだかんだいいながら仲のいい二人。
あと、女性にけっこう無理なことさせるのがスティーヴ。
まず恋人で海軍所属の軍人キャサリン(北西純子)に頻繁に無理を言って内緒で情報をもらってたし、なんやかんやで捜査に協力してもらったり。
絶対結婚すると思ったら破局!(結局どうなった?)スティーヴ何やってんの!
あと、ファイブ・オーのコノ(松井茜)にコスプレさせて潜入させるのが好きな様子。(勝手に私が思ってる)
ドレス着せたり、レポーターに化けさせたり、極小ビキニ着せようとしたり。
キャサリンもコノも心のどっかで絶対「スティーヴめ!」と思ってるはず。
1話解決のストーリーながら、同時進行で進んでいくのがスティーヴの父の死の謎。
殺された父が残した捜査資料をもとに、その謎を追うのですが、そこに絡んでくるのが死んだはずの母ドリス(小宮和枝)。
この母ドリスが登場して父の謎はより複雑になったような。
そしてこの母にしてこの息子ありと思ったくらい無茶をする二人はそっくりで笑える。
スティーヴの魅力といえば、まず見た目のかっこよさ、そしてなんといっても吹き替え!
よく「おう!おう!」言ってるから。
スティーヴを演じるアレックス・オローリンの地声は想像していたのより高くてビックリ。
普段字幕で観ている人、綱島さんの吹き替えは、正義感あふれるワイルドなスティーヴの男前度を絶対上げてくれるので、ぜひ一度吹き替え版で観てみて。
スティーヴの声ホントにめっちゃいいから!
(↑スティーヴとダニー。hawaiifive0cbsより)
スティーヴ母ドリスのようにワケあり母さんが登場するドラマはこちら↓
犯罪ドラマの行方知れずのお母さんは大抵スパイか犯罪者?あれ?こういうお母さん観たことある、っていうのないですか?海外ドラマの犯罪もので、行方知れずのお母さんは大抵スパイか犯罪者じゃない?というどうでもいい仮説を検証してみたいと思いま[…]
復讐劇に巻き込まれる素朴イケメン!リベンジのジャック・ポーター
(↑左からジャック、エミリー、ダニエル。revengeabcofficialより)
父を陥れた人たちに娘が復讐を果たしていくドラマ『リベンジ』。
私はこのドラマで綱島さんを知りました。
担当するのは主人公で復讐を誓う女性エミリー(偽名。本名はアマンダ・クラーク)の幼馴染で高級住宅地ハンプトンでバーを経営するジャック・ポーター。
周りはお金持ちばかりの中、弟の面倒を見ながら堅実に暮らす庶民派ジャック。
ラフなシャツやTシャツにジーンズが飾り気がなくて素敵なの!
エミリーが子どもの頃、二人は出会っていてしばらくは彼女があのときの少女だとは気づかないジャック。
でもエミリーはしっかり覚えていて、ジャックが飼っている犬も彼女のことを覚えていたんですね。
そんなエミリーに惹かれていくジャック、そしてエミリーも…。
絶対二人は結ばれると思っていたら、エミリーの目的は父のための復讐。
そのために一番の敵ヴィクトリア(山像かおり)の懐に潜り込み、中から破滅させていこうとする作戦を立て、色仕掛けで彼女の息子ダニエルを落とすエミリー。
というわけでジャックと恋愛を楽しんでる場合じゃなかった。
でもさ、なんだかんだで二人は結ばれるんでしょ?と思ってたら、ジャックはエミリーと素性を交換した偽アマンダ・クラークといい関係になったり、おフランスセレブのマルゴーとくっついたりと迷走中。
肝心のエミリーもヴィクトリアの息子ダニエルを落としたかと思えば元恋人のエイダンとまたくっついたりと、こっちも忙しい。
すれ違ってすれ違ってどうなんの?と思ってたらラストまで観ないでリタイアしちゃった…(おい!)
『リベンジ』の見どころはエミリーと宿敵ヴィクトリアとのドロドロ復讐劇ですが、私はジャックとエミリーがどうなるかが第二の見どころでした。
お金持ちの嫌な男たちが次から次へとでてくる中で、唯一の良心ともいえる飾らない好青年ジャックの存在感の大きさ。
そのキャラの魅力的の要素の中に綱島さんの声が占める割合はかなり大きい。
それくらい綱島ジャックはお気に入りなんですが、実は一番好きなのはエミリーの復讐を支え続けるIT億万長者ノーラン(三木眞一郎)だったりして。(おい!)
(↑エミリーとジャックの今と昔。revengeabcofficialより)
(↑お気に入り2トップのジャックとノーラン。revengeabcofficialより)
やる気ゼロの牧師が豹変!プリーチャーのジェシー・カスター
(↑右からジェシー、チューリップ、キャシディ。preacheramcより)
田舎の寂れた父の教会の跡を継ごうと戻ってきた牧師(プリーチャー)のジェシー・カスターが主人公のドラマ『プリーチャー』。
原作はDCコミックス。
この時点で「どれだけ観続けることができるかな?」と一抹の不安が。
そう、DCコミックスものが実は苦手、でもヒーローものでもなさそうだし挑戦してみようと思ったのですが…。
結果シーズン1でリタイアしました。
その理由は最後に取っておきます。
主人公のジェシーは牧師とは名ばかりでやる気はゼロ。
そんなある日、教会に飛び込んできた何かが彼に憑依し、口にしたことが実現するという不思議な力を身につけてしまう。
そしてその力のおかげでまっとうな牧師になろうとするが、昔の恋人で一緒に犯罪に手を染めていたチューリップが彼を追いかけてきたり、吸血鬼のキャシディも教会に居着いたりとなんかダークな臭いがプンプン。
そんな不思議な力を身につけたジェシーを狙う男二人。
彼らはジェシーに憑依している「天国と地獄の戦士の赤ちゃん“ジェネシス”」を取りだそうと天国からやって来ていた。
読んでて分かります?内容。
私はシーズン1の中盤あたりから「観てシーズン1だけだな」と確信。
もう何が目的かよくわかんないし、なかなかグロかったりで正直観る気は失せてた…。
吸血鬼のキャシディは吹き替えが佐藤せつじさんでキャラにピッタリだけど、元カノのチューリップは性格がちょっと苦手で魅力にかける。
唯一の好印象ポイントはジェシーの吹き替えの綱島さん。
いやホントに。
DCコミックスおなじみの桁はずれのパワーやら、敵とのバトルやらももちろん登場しますが、このドラマはやたら神様が出てくる。
これがイマイチのめり込めない要素かも。
(過去にも『アメリカン・ゴッズ』『ハンド・オブ・ゴッド』という相性悪い神様系ドラマあり)
宗教があまり身近に感じられないせいか、シーズン1の最後に地上にいるという神様を探そうと旅立つジェシーを見ても全然そそられず。
でもいいの、綱島さんの声が聞けたから、それでいいの…。
ジェシー、神様が見つかるといいね。
(↑preacheramcより)
キャシディ/佐藤せつじ
チューリップ/花藤蓮
ユージーン/練馬大輔
ドブラン/峰健一
フィオーレ/烏丸祐一
他にもこんなキャラクター吹き替えてます
私が今まで観たドラマ限定です。
ミスター・メルセデスのフェリックス・バビノー
(↑バビノー。mrmercedes_official011より)
(↑右端二人がバビノー夫妻。theleakycauldronnewsより)
引退した刑事ビル・ホッジス(土師孝也)が、未解決に終わった事件の犯人メルセデス・キラーからの挑発で再び事件に向き合い犯人を追うドラマ『ミスター・メルセデス』。
綱島さんが担当するのは、重傷を負ったメルセデス・キラーことブレイディ・ハーツフィールドの入院先の脳神経科医フェリックス・バビノー。
シーズン1のラストに人を殺そうとするブレイディは、それを止めるためホリー(うえだ星子)にやられて脳に深刻なダメージをうけ病院へ。
てっきり死んだかと思ったら生きていて、その入院先の彼の担当医がフェリックス・バビノー。
シーズン2から登場し、吹き替えが綱島さんだったのでそこそこ重要な役かな?と思ったらある意味シーズン2のキーパーソンだった!
このバビノーを陰で操っているのが妻のコーラ(林真里花)。
製薬会社に勤めるコーラは夫を使って自社の新薬を内緒で昏睡状態のブレイディに投与させ、なんと彼の意識を戻すことに成功!
あのサイコパスを生き返らせちゃったバビノー夫妻。
でもそのおかげで意識が戻ったブレイディは裁判にかけられようとするが、そこには思いもかけない結末が待っていた。
吹き替え派ならバビノーの妻コーラの吹き替えが林真里花さんだと知った瞬間に「この女ヤバいかも」と気づくでしょう。
そうです、その通りです。
林さんが担当するんだもの、普通の女じゃないのは決まってる。
気になる人はぜひドラマでチェックを。
メルセデス・キラーのようなサイコパスが登場するドラマはこちら↓
海外ドラマでたくさん登場するサイコパス。猟奇的な事件や連続殺人など人格破綻しているのになぜか気になる、ついつい観てしまうという人も多いはず。そういう私もその一人。印象に残るサイコパスをタイプ別に紹介。※紹介しているのは私が今まで観たドラマ限[…]
ブラインドスポットのジェイク・キートン
(↑ジェイク・キートン。laurenceroussel_1970より)
全身にタトゥーが入った謎の女ジェーン・ドウ(本田貴子)が、そのタトゥーに隠された謎をFBIと共に解明し凶悪事件を解決していくドラマ『ブラインドスポット』。
綱島さんが吹き替えるのはシーズン2から登場するCIA副長官のジェイク・キートン。
シーズン1で逮捕されたたジェーンを拷問するのがこのキートン。
なんかいけ好かない男キートン。
シーズン2ではジェーンを拷問し、シーズン3ではジェーンと同じチームにいた元FBIのターシャの上司となるなど要所要所に登場するキートン。
でもジェーンやFBIのメンバーからは常に冷たい視線を浴びるキートン。
他のドラマでもFBIは実動部隊、CIAは裏で企むスパイ集団みたいな描かれ方をしていますが、キートンはまさにザ・CIAみたいなキャラ。
何か企んでる、でもFBIとか他の機関には内緒ね、っていう謎だらけで腹を割って話せないような男。
だから「キートンみたいなキャラ、綱島さんにはさせないでほしいわ」と思ってしまう私でした。
刑事ジョン・ルーサーのオーウェン・リンチ
(↑世間に訴えるオーウェン・リンチ。)
鋭い洞察力と独自の手法で犯人を追い詰める刑事ジョン・ルーサー(坂詰貴之)が主人公の『刑事ジョン・ルーサー』。
綱島さんはシーズン1の第2話「帰還兵の暴走」に登場するオーウェン・リンチを担当。
彼は服役中の元軍人で父のテリーに操られて警官を次々殺していた犯人。
ルーサーに捕まってからも父の関与を否定。
父テリーを罪に問いたい警察の説得にもまったく応じず「私はオーウェン・リンチ。海兵隊軍曹2523301」と繰り返すばかり。
セリフはすごく少ないながらも、父に操られているなどとまったく疑わず言うがままに人を殺してしまう悲しくて重苦しくて印象的な男。
ちなみに父テリーを演じているのは『エレメンタリー』でロンドン警視庁のレストレードを演じていたショーン・パートウィーでした。
クリミナル・マインド国際捜査班のイライジャ
(↑イライジャ。)
あの『クリミナル・マインド』のスピンオフのひとつ『クリミナル・マインド国際捜査班』。
世界でトラブルに巻き込まれたアメリカ人を助けるため、世界中を駆け回る国際捜査班の活躍を描いたこのドラマ、本家には及ばずシーズン2で終了となっています。
綱島さんが担当するのはシーズン2の第1話「タンザニアの神隠し」に登場する男イライジャ。
アフリカのタンザニアに行ったボランティアのアメリカ人23人が行方不明なり、その内の一人が遺体で発見される。
このボランティアの母体は宗教団体で、その影のリーダーがイライジャ。
イライジャは自ら神の預言者だと信じ新たなコミューン作りを計画。
タンザニアの現地人も洗脳するが、リーダー争いで同じアメリカ人を殺してしまう。
国際捜査班に追い詰められ、悪魔だと言って戦おうとするも信者たちの洗脳がとかれ始め捕まってしますイライジャ。
とにかく残念な男でした。
THE TUDORS〜背徳の王冠〜のヘンリー8世
(↑ヘンリー8世。jonathan_rhys_meyersより)
(↑ヘンリー8世とアン・ブーリン。jonathan_rhys_meyersより)
16世紀のイングランド王ヘンリー8世が主役のドラマ『THE TUDORS〜背徳の王冠〜』。
綱島さんはこのヘンリー8世を担当。
この時代のヨーロッパものは大好きなジャンルのはずなのに、このドラマは1話だけ観てリタイア。
ヘンリー8世を演じるジョナサン・リース=マイヤーズも好きだし、リタイアする理由はあまりないはずなのにどうしても惹かれず。
やっぱりヘンリー8世のダーティーなイメージのせい?(自分でもわからず)
ちなみに今聞くと、綱島さんの声が若い!
ハワイファイブオーのスティーヴとだいぶ印象が違って新鮮かも。
というわけで、詳細が紹介できずすいません。
※画像は素晴らしく美しいので2枚貼っておきました!さすがジョナサン・リース=マイヤーズ!!
一部ですが、綱島郷太郎さんが声を演じたキャラクターを紹介しました。
まだまだ紹介したいキャラはあるのですが、少しずつ追加していく予定です。
また、ドラマ名はわかるけど声優がわからない、そんなときは「ドラマ別吹き替え声優インデックス」へどうぞ!
※当ブログで今まで紹介したドラマと声優限定です。
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