訪問ありがとうございます。海外ドラマの吹き替えで気になる声優さんと、演じた新旧交えたドラマのキャラクターを自分勝手に解説中!主役はもちろん、サブや1話限りの吹き替えなど、とにかく印象に残ったキャラを紹介。また、レビューや視聴中のドラマ紹介、ブログ運営にまつわることなども投稿しています。コメントはお気軽に!

今後注目!世界各国のドラマあれこれ

欧米韓流以外にもこんなに豊富な世界のドラマ

今や動画配信で世界各国のドラマが観られる便利な世の中。
米・英・韓・中・仏・加などはドラマの種類も多いので観ている人も多いはず。
でもメジャーな国以外にも面白いドラマがいろいろ。
何を観ようか迷ったときや、国に興味を持ったときに参考にしてみては?
※今まで観たドラマ限定。カッコ内は吹き替えです。字:字幕版のみ。国名の最後は漢字表記の場合。

アイスランドのドラマ(氷)

ヴァルハラ連続殺人事件(字)

(↑ninadewより)

目に刺し傷のある死体が相次いで発見され、その背後に隠された児童養護施設の謎と腐敗した法機関の闇を暴くアイスランドのドラマ『ヴァルハラ連続殺人事件』
主人公のカタや相棒のアルナーの家庭問題といったサイドストーリーもあり。
独特の暗さと世界観は北欧ノワールに通じるところあり。
(2023.02.11現在、ネットフリックスで配信中)

●お国柄がわかるシーン

登場人物はほぼ全員ファーストネーム。
それはアイスランドでは苗字を持たないから。
一応苗字はあるものの、◯◯さんの息子という意味の〜sonや、◯◯さんの娘という意味の〜dóttirを父親の名前の後につけたものが苗字ということで、日本の◯◯家のとはちょっと違うよう。
あと、言葉はアイスランド語で私には馴染みがないため、カタコトもわからず。
なので名前もカタ、ヘルガ、エアリンガー、フグリンなど初めて聞く名前ばかり。
そして国名からわかるように曇った空と氷と雪の世界。
だから漢字表記が「氷」なのね。
でも同じ北極圏でもお隣のグリーンランドの方が寒いんだって。(国名はあったかそうなのに)

『ヴァルハラ連続殺人事件』のレビューはこちらからどうぞ。

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イタリアのドラマ(伊)

DOC(ドック)あすへのカルテ

(↑docnelletuemaniより)

現在NHK総合で放送中のイタリアのドラマ『DOC(ドック)あすへのカルテ』
主人公で傲慢な医師アンドレアが死亡した患者の父に撃たれ12年間の記憶を喪失、その後生まれ変わったのように自分を取り戻そうと懸命に生きる姿を描いた医療ドラマ。
患者のさまざまな面から病気や治療法を探ったり、病院内の人間ドラマや不正もよくあるパターンだけど面白い。
地上波で放送中なので観ている人も多いはず。
(2023.02.11現在、NHK総合で放送中)

●お国柄がわかるシーン

みんな濃い!主人公のアンドレアは記憶をなくす傲慢な医局長時代よりも記憶を無くした後の方が性格も見た目(特に髭と笑顔)もチャーミング。
登場する女医は全員美人で色っぽい!(ドラマだから仕方ないか)
そして愛情表現がストレートで「愛」をすごく重要視してる。
あと、ラッザリーニはバイク通勤だけど、実際イタリアに行くと本当にバイクが多くて風よけのアクリル板率高し。

バッド・ガイ

(↑主人公のニーノと妻のルヴィ。primevideoitより)

マフィアの撲滅に情熱を注ぐ判事のニーノ(家中宏)は、宿敵でマフィアのボスのスーロにはめられ逮捕されてしまう。
しかし護送中の橋の崩落事故により脱走、別人を装いスーロを殺そうと彼の孫の洗礼式に潜入するも失敗。
助けを求めた協力者で殺人犯のサルバトーレ(土師孝也)と共に再度スーロを追うニーノ。
頭脳を活かして資金を作り、他のマフィアを巻き込んだ復讐劇は成功するのか?というイタリアのドラマ『バッド・ガイ』
復讐ものなので暗い感じかと思ったら、イタリアもののせいかどこか陽気さも感じるドラマ。
吹き替え版もあるので興味のある人はぜひ!
(2023.02.11現在、アマゾンプライムビデオで配信中)

●お国柄がわかるシーン

潜伏中のマフィアのボスのスーロの孫の洗礼式。
ダンスミュージックにあわせて老若男女がお揃いの振り付けで踊るシーンが大好き。
日本でいう盆踊り的な?
マフィアという設定のせいもあってかファミリーの団結がいかにもイタリアっぽい。
そしてもちろん全員顔が濃い!そして中年のおじさんはみんなお腹が出てる!
ニーノの妻のルヴィ(佐古真弓)の目の下のクマや厳しい表情はラテン女性の強さを感じるし(疲れてストレスマックスのモニカ・ベルッチみたい)、スーロの娘のテレサは金髪スリムな美女でイタリア美人の幅広さを痛感。
あと、イタリアのことを「何かやろうとして上手くいかない国」って自虐的に言っていたのは笑った、なんか分かる。(日本もね)

(↑primevideoitより)

インドのドラマ(印)

ファミリー・マン

(↑familymanamazonより)

インド版24のようドラマ『ファミリー・マン』
主人公はインドの諜報機関TASCで働くスリカント・ティワリ(てらそままさき)。
妻スチと子どもが二人いるお父さんで、仕事が忙しいため家庭は後回し、妻はそんな夫に不満がいっぱい。
そんな彼がテロを阻止しようと奮闘する姿はまさにジャック・バウアーそのまんま。
ただ違うのはあんなに無茶せず公務員らしい堅実な捜査。
テロは阻止できるのか?そして職場の男性といい感じになっている妻スチと不在がちな夫との関係は?というまさに24みたいなストーリー。
シーズン2も配信中ですが、私はシーズン1のみ視聴。
(2023.02.11現在、アマゾンプライムビデオで配信中)

●お国柄がわかるシーン

スリカントはテロリストを捕まえるため結婚式に潜入、その式はいかにもなインド式の人口密度の高さと賑やかと派手派手しさ。
通勤電車もインドらしい混み具合。
イタリア同様、家族を重んじるお国柄もでていて、母に頭が上がらないスリカント。
そして子どもたちは母が作るインドの伝統的な料理よりも、ピザやハンバーガーが大好き、これは万国共通かも。
あと、蒸し暑そうな気候や、埃っぽい街、常に汗をかいているのもやっぱりインドらしい。

(↑こちらはシーズン2。familymanamazonより)

『ファミリー・マン』S1のレビューはこちらからどうぞ。

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オーストラリアのドラマ(豪)

ザ・ニュースリーダー(字)

(↑ABC TV & iviewより)

(↑emmafreemanmakesfilmsより)

昨年(’22年)にBS12で放送していたオーストラリアのドラマ『ザ・ニュースリーダー』
主演は『フリンジ』や『マインドハンター』のアナ・トーヴ。
彼女はニュース番組のキャスターも努める主人公の記者のヘレンを担当。
80年代後半が舞台で、当時の大きな事件や事故をオーストラリアの人々がどう捉えていたかなども面白い。
仕事はできても気難しくて精神が不安定なヘレンと、そんな彼女と仕事をする若手記者デイルの恋愛模様も描かれていて、まったく期待してなかったのに予想外に面白いドラマでした。

●お国柄がわかるシーン

欧米ドラマとあまり違いがない、というのが正直な感想。
ただ、アナ・トーヴはオーストラリアの女優さんとは知らなかった。
他の出演者の予備知識がないのは新鮮な感じで観られてよかった。
あと、スペースシャトル・チャレンジャー号の爆発事故やチェルノブイリ原発事故のような世界規模の事故はもちろん、国内の爆発テロや娘を殺害して逮捕されたリンディ・チェンバレンの事件などはまったく知りませんでした。

法医学医 ダニエル・ハロウ

(↑ABC TV & iviewより)

(↑ダニエル・ハロウ。abctvより)

オーストラリアを舞台にしたドラマ『法医学医ダニエル・ハロウ』
主人公ダニエル・ハロウ(森川智之)を演じるのは『FOREVER Dr.モーガンのNY事件簿』のヨアン・グリフィズ。
法医学医として遺体の声に耳を傾ける医者としての顔の他に、重大な秘密を抱え、一人娘に手を焼き、捜査官のソロヤとの大人の恋の行方などなどサイドストーリーも見どころ。
シリアス一辺倒ではなく、ハロウのちょっとふざけた感じ(森川さんらしい吹き替え!)と隠し通したい秘密の大きさのギャップがいい。
(2023.02.11現在、Disney+で配信中)

●お国柄がわかるシーン
『ザ・ニュースリーダー』同様、いかにもオーストラリアって感じは少ない気が。
ワニのお腹から腕が発見されたりと、1年中温暖な気候ならではの事件も。
気候がいいせいか、どこかLAやマイアミみたいな雰囲気も。
あと、ヨアン・グリフィズがオーストラリア出身とか?と思ったらイギリス人でした。

オーストリアのドラマ(墺)

ウィーン殺人事件(字)

(↑ビビと相棒のモリツ。tatortより)

オーストリアの捜査ものドラマ『ウィーン殺人事件』
主人公の捜査官を演じているのが後からでてくるドラマ『お葬式から事件は始まる』で主人公グループの一人ユーリエを演じていたアデーレ・ノイハウザー。
『お葬式〜』の田舎のおばちゃんが刑事のビビをどう演じているか興味があって視聴。
内容は2話構成でエピソード間の繋がりはナシ。
第1話の終わり方が消化不良で(ちゃんと解決してない)、ちょっと評価は低め。
(2023.2.11現在、アマゾンプライムビデオで配信中)

●お国柄がわかるシーン

一応観たものの、オーストリアらしさが思い出せず…。
強いていうなら、パトカーのサイレンが日本と違ってシャープがかった高めの音。(メロディも違うし)
ヨーロッパのサイレンてどこもこんな感じな気が。
ちなみに言葉はドイツ語です。
以上です、すいません!

お葬式から事件は始まる(字)

(↑主人公4人組。3satより)

『ウィーン殺人事件』のアデーレ・ノイハウザーが出演していたドラマ『お葬式から事件は始まる』
BS11で放送されていたのでチェック。
ヨーロッパのマイナーなドラマを多く放送しているBS11、嫌いじゃない。
好奇心旺盛な熟女4人が小さな村で起こる事件に首を突っ込み(葬式に参列し、この件なんかおかしんじゃね?が毎回のお約束)、警察の邪魔をしながら事件を解決していくストーリー。
洗練されたミステリーでもなく、ものすごい頭脳犯てわけでもない田舎の事件を彼女たちらしく(人間関係や情報網や噂好きなど)捜査していくのが見どころ。
そして個人的に好きなのはとにかく役立たずの警官やドラ息子などのデキない男ども。
このゆるさに興味のある方はどうぞ。
ちなみにオーストリアでは人気があるようでシーズン7まであるそうです。(2023.2.11現在)

●お国柄がわかるシーン

オーストリアの田舎が舞台なので、自然あふれるアルプスののどかな風景がきれい!
でもおばちゃんたちは決して美人じゃない…。
特に主人公の一人ユーリエは民族衣装みたいなファッションが独特。
その唯一無二の姿や、どストレートなもの言いが気になりすぎて『ウィーン殺人事件』につながったというわけ。

スペインのドラマ(西)

お嬢様は謎解きがお好き

(↑primevideoesより)

警察署長の妹でお金持ちのお嬢様マリーナが執事のジャン・レノ(菅生隆之)と連続殺人事件を解決していくドラマ『お嬢様は謎解きがお好き』
ジャン・レノに惹かれて観た初スペインドラマ。
好奇心旺盛なじゃじゃ馬お嬢様マリーナがかわいい!でもうるさい。
そして巻き込まれる執事エクトルの慌てふためくさまがかわいい。
設定が1940年代なので、クラシカルなファッションや車も新鮮。
(2023.2.11現在、アマゾンプライムビデオで配信中)

●お国柄がわかるシーン

お国柄というよりは1940年代らしいことが。
それは女性の在り方。
マリーナは父や兄のように警官になりたかったが、当時女性はなれないため、自力で捜査道具を揃えたりするほどの情熱の持ち主。
彼女の母はいい結婚をさせようとしているも、マリーナはまったく興味なし。
この当時は女性はいい妻になるよう望まれていたことは日本と変わらないんだなぁと実感。
生き方の選択肢が少ないのってやだよね…。

チェコのドラマ(捷)

静かなる逆襲(字)

(↑主人公のクヌース。ceskatelevizeより)

アマゾンプライムビデオで配信中のチェコのドラマ『静かなる逆襲』
無愛想な刑事クヌースが主人公で1〜2話でひとつの事件を解決していきながら、ある未解決事件も同時進行で捜査するというストーリー。(S1)
主人公クヌースの一匹狼ぶりはアメリカのドラマ『BOSCH/ボッシュ』のボッシュみたい。
骨太な刑事ものが好きな人にはおすすめです。
ちなみにシーズン2もあり。
(2023.2.11現在、アマゾンプライムビデオで配信中)

●お国柄がわかるシーン

チェコといえば周りをドイツ、ポーランド、スロバキア、オーストリアに囲まれた国。
昭和世代はチェコスロバキアの方が馴染みがあるかも。
舞台が首都プラハから離れたヤーヒモフという山間部なので狩猟が冬のレジャーのひとつだったり、バイアスロンの練習場が登場したり。
あとはドイツ人、ロシア人、ウクライナ人が登場したり、数カ国語話せたり、ドイツの秘密諜報部員が絡んできたりと中央ヨーロッパの地続き感満載。
また、スレピチコバやチェプチコバなど、女性の名前の最後に「コバ」がつくのはいかにもあの辺って感じ。

(↑チームの面々。ceskatelevizeより)

『静かなる逆襲』のレビューやボッシュとの比較はこちらからどうぞ。

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トルコのドラマ(土)

My Dangerous Wife ―僕のヤバイ妻

(↑goncavuslateriより)

伊藤英明&木村佳乃の日本のドラマ『僕のヤバイ妻』のトルコ版『My Dangerous Wife ―僕のヤバイ妻』
妻の深すぎる愛情に嫌気がさした夫が愛人と共に妻を殺そうとするも、妻は何者かに誘拐されてしまう。
警察にマークされる夫、自分を毒殺しようとした夫に自作自演の誘拐で復讐しようとする妻。
そこにお金目当ての義兄が絡んできたり、噂好きのお隣さんも首突っ込んできたりと関係者全員右往左往。
日本のドラマを知らなくても十分楽しめます。

あと、トルコのドラマで思い出すのが『オスマン帝国外伝〜愛と欲望のハレム〜』。(2023.02.11現在、BS日テレでS4が放送中。アマプラでも配信中)
録画して少し観たんですが、毎日放送&長い(4シーズン全312話)ため早々に挫折。
だって絶対録画が溜まって観なくなるから…。

●お国柄がわかるシーン

アジアとヨーロッパにまたがる国トルコ。
女優さんたち、すっごいキレイ!
ほんとアジアとヨーロッパのいいとこ取りな美しさ。
主役の妻デリン(武田華)を演じるゴンジャ・ウスラテリもいいし、夫アルペルの愛人ゼタのビゲ・オナルもまあそれは美しい。
メンズもエキゾチックなハンサムから髭面強面タイプの古典的トルコ男性まで多種多様。
あと、デリンの作るトルコ料理は日本ではなじみのないものばかり。(名前は忘れた)

(↑デリン役のゴンジャ・ウスラテリ。goncavuslateriより)

『My Dangerous Wife ―僕のヤバイ妻』のレビューはこちら↓

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欧米や韓流、中国、北欧などが日本の海外ドラマのメジャーシーンなら、今回紹介したのはちょいマイナーな国のものばかり。
吹き替え派としては字幕のみ率が高くて残念ですが、ストーリーが面白ければそれでいい!
あと、馴染みのない俳優さんが多いので先が読みづらいのも魅力。
私がまだチャレンジしてない国は東南アジア(タイなど)や南米、中東(そもそも配信されてるのか?)エリア。
もちろん気になるドラマがあればどんどんトライするつもり。
今後も気になる世界のドラマをチェックしていきます!

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