BOSCHのボッシュと静かなる逆襲のクヌースって似てない?
己の正義を独自のスタイルで貫く一匹狼の刑事二人。
一人はLA市警を舞台にしたアメリカのドラマ『BOSCH/ボッシュ』のハリー・ボッシュ。
もう一人はチェコを舞台にしたドラマ『静かなる逆襲』のクヌース。
このドラマや主人公の二人の共通点が多いので、いろいろな視点から検証してみました。
(どちらもアマゾンプライムビデオで視聴できます)
※ネタバレあります。
アメリカのドラマ『BOSCH/ボッシュ』とは
(↑シーズン1ダイジェスト。Amazon Prime Video JPより)
ロサンゼルス市警察(ドラマ内ではLA市警と呼ばれる)の殺人課の刑事ハリー・ボッシュが主人公のドラマ『BOSCH/ボッシュ』。
主人公のボッシュが難事件を解決していく王道刑事ドラマですが、彼が行くところいつもトラブルあり。
それでも刑事としての腕は一流で、良くも悪くも注目されるそのキャラクターがこのドラマの大きな魅力でもあります。
ドラマはシーズン7で完結していますが、スピンオフの制作が決まっているよう。(楽しみ!)
現在アマゾンプライムビデオでシーズン7まで配信中。(吹き替え版あり。2021.10.16現在)
『BOSCH/ボッシュ』のようにロス市警(LA市警)を舞台にした海外ドラマはこちら↓
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チェコのドラマ『静かなる逆襲』とは
(↑プライム会員なら追加料金なしで視聴可能(30日間無料体験もあり)(2021.10.16現在))
中央ヨーロッパ・チェコ共和国の国営テレビ局Česká televizeが制作した刑事ドラマが『静かなる逆襲』。
原題はRapl(チェコ語で「狂人、頭のいかれた人、変わり者 、おかしなやつ」)で、その意味の通り少々イカれ気味の刑事クヌースが主人公。
問題を起こしたクヌースが、山間部のヤーヒモフ刑事警察に異動させられるところから物語は始まります。
シーズン2まであり、現在アマゾンプライムビデオで配信中。(字幕版のみ。2021.10.16現在)
『静かなる逆襲』のレビューはこちら↓
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こんなにあるよ共通点!
もしかしたら『静かなる逆襲』が『ボッシュ』をパクったのかも?と思わせるほど共通点多数。
ちなみに『ボッシュ』は2014年から、『静かなる逆襲』は2016年からなので、どこか参考にしている可能性は0でないかも。
超無愛想
ボッシュ | たまに冗談もいう |
クヌース | 笑顔ってあったっけ? |
ボッシュもクヌースもとにかく無愛想。
二人とも仕事に情熱を注ぎ、それが度を越して行きすぎになることもしばしば。
仕事のスタイルは微妙に違って、ボッシュは同じ殺人課のメンバーとそこそこ上手くやっていますが、クヌースはチームとは仕事のみと割り切った一匹狼度高め。
二人とも破顔なんてお目にかかれない仏頂面がトレードマーク。
(↑BOSCH/ボッシュの主人公ボッシュ。boschamazonより)
(↑静かなる逆襲の主人公クヌース。ceskatelevizeより)
執念の男
ボッシュ | 見て見ぬふりができない男 |
クヌース | 絶対あきらめないタフな男 |
ボッシュは自分で「見て見ぬふりができない、ほっておけない性分」といってるように真相を突き止めることにこだわる男。
未解決の母の事件や、潜入捜査で知り合った女性の娘が殺された事件、放火で亡くなった少女の事件など、わざわざ首を突っ込まなくてもいいことにどっぷり浸かってしまう性格。
シーズン7の放火で亡くなった少女の件では、FBIとLA市警トップのアーヴィングに盾突き、結果警察を辞めることに。
それでも真っ当な正義の形にこだわらずにはいられないのがボッシュ。
クヌースはボッシュのようにわざわざ首を突っ込むタイプではないのですが、一度かかわった以上、絶対に解決するという情熱を持った男。
子どもがらみや弱い立場の被害者の事件には特に熱くなるボッシュとは違い、どの案件もクールに自分の仕事をするクヌース。
社交性はまったくありませんが、仲間からの信頼はかなり高い男です。
第1話から処分を受ける
ボッシュ | 容疑者の射殺疑惑で裁判 |
クヌース | 過度の暴行により処分として山あいの警察署に異動 |
シーズン1の冒頭から、ボッシュもクヌースも自身のトラブルの後始末の様子からスタート。
規則を無視した追跡で容疑者を射殺、実は丸腰ではなかったのかと疑惑を持たれ裁判にかけられるボッシュ。
クヌースは元妻の再婚相手をボコボコにし病院送りにした責任を取って、首都プラハから山間部のヤーヒモフ刑事警察に異動させられます。
このエピソードから分かるのは、二人とも「規則がなんだ」という性格。
冒頭のキャラクター説明としては十分でしょう。
自宅で襲われる
ボッシュ | 復讐のため薬物売買組織に襲われる |
クヌース | 元妻の再婚相手が復讐のため人を雇って襲う |
ボッシュは潜入した薬物売買組織の生き残り3人に自宅で襲われ、たった1人で反撃。
その際逃した愛犬コルトレーンが無事帰ってきたときはホッとした〜。
クヌースは元妻アリスの再婚相手でボコボコにしたウパルから恨まれ、異動先のヤーヒモフの自宅で襲われます。
油断していたクヌースはさんざん殴られますが、その後きっちりやり返すところがいかにも彼らしい。
(↑ボッシュの愛犬コルトレーン。(かわいい)boschamazonより)
事件解決後に遺族に自殺される
ボッシュ | 娘を殺された母エリザベス・クレイトン |
クヌース | 殺された警官ハナ・ワーグナーの夫 |
ボッシュがシーズン5で潜入した麻薬売買組織で知り合ったジャンキーの女性クレイトンは、娘が殺されたことで自暴自棄に。
そんな彼女が気になり、独自に事件を調べ始めたボッシュ。
真犯人が捕まり背後の人身売買も明らかになったにも関わらず、クレイトンは自殺。
クヌースは異動の条件として提示されたヤーヒモフの刑事ハナ・ワーグナーが殺された事件を無事解決。
しかし残された夫は犯人はまだ捕まっていないと信じ、絶望したのか命を絶ってしまいます。
愛車はSUV
ボッシュ | チェロキー |
クヌース | ランドローバー |
ボッシュは普段は警察のセダンタイプの車がよく登場しますが、自分の車はチェロキー。
署に内緒で捜査をしたりするときはこのチェロキーが登場することも。
クヌースは自分の車のランドローバーで現場に。
シーズン2ではお金がないためオンボロタクシーを愛車に。
タクシーと間違えて乗り込む客も。
それを乗せてしまうのがクヌースなんですが。
もちろんこのオンボロタクシーで現場に乗り付けます。
元軍人
ボッシュ | 陸軍特殊部隊グリーンベレー |
クヌース | 従軍経験あり? |
ボッシュは陸軍特殊部隊グリーンベレーから警察へ。
薬物売買組織への潜入捜査の際は、当時のものを引っ張り出して使ったり。
クヌースは自分で元軍人とはいっていませんが、シーズン2でトラックを運転しているとき、相棒ルプネクから運転をどこで覚えたか聞かれた際、軍隊だと答えているのでたぶん従軍経験ありかと。
警察を辞めて私立探偵に
ボッシュ | 私立探偵の申請中 |
クヌース | プラハで私立探偵 |
警察を辞めて私立探偵になるというのはよくあるパターン。
ボッシュはファイナルのシーズン7で私立探偵になろうと書類を提出したところで終わります。
FBIの身元調査が通れば無事開業できると聞きますが、FBIと相性が非常に悪いボッシュは苦笑い。
スピンオフではボッシュが私立探偵として登場するらしいので、きっと無事審査が通ったんでしょう。
クヌースはシーズン2冒頭では私立探偵として登場。
その後、かつての上司ローラやロハンが警察に戻ってこない?と声をかけ復帰。
探偵業の彼は観ててどこか落ち着かなかったので、無事警察に復帰できてよかった。
バツイチ、元妻は再婚済み
ボッシュの元妻 | エレノア。プロのポーカープレイヤーで前職はFBI分析官。再婚相手のレジーと娘とラスベガスで暮らす |
クヌースの元妻 | アリス。不動産開発業者ウパルと再婚しプラハ在住。どうやらDV被害にあっているよう |
どちらも家庭が破綻して離婚。
仕事はできるけれど決して家庭的ではないボッシュとクヌースならバツイチと聞いて、なんら不思議ではないです。
元妻もそれぞれ再婚して、一見幸せそうですが、それぞれ元夫にはいえない家庭の問題があるよう。
元妻はどちらも死亡
ボッシュの元妻エレノア | FBI復帰に向けた任務で射殺される |
クヌースの元妻アリス | 夫のウパルと共に交通事故死 |
不本意な形でFBIを退職したボッシュの元妻エレノアは、FBI復帰をかけた任務で命を狙われ、ボッシュの目の前で射殺されます。
クヌースの元妻アリスは、再婚相手のウパルと共に事故死。
どちらも娘を手元に引き取り、一緒に暮らすことに。
ひとり娘を溺愛
ボッシュの娘 | マディ。父を助けるために危ない橋を渡ることも |
クヌースの娘 | ジョアナ。困ったときは電話1本でクヌースが飛んでくる |
ボッシュの娘マディ、クヌースの娘ジョアナ、どちらもひとり娘で何かあればすぐすっ飛んでいく父親ボッシュとクヌース。
こんな父親がいたら恋人は思わず尻込みしそう。
マディの恋人で看護師のアントニオは、彼女からいろいろアドバイスを受けてボッシュとそれなりにいい関係を築いています。
ボッシュはマディとお揃いの布の白い三つ編み風ブレスレットを、クヌースはジョアナから贈られた二次元時計を身につけています。(でもウパルの手下の暴漢に奪われる)
ジョアナはシーズン1のみ登場しますが、シーズン2では留学先のイギリスでママになり、クヌースはおじいちゃんに!
(↑ボッシュの娘マディ。boschamazonより)
(↑クヌースの娘ジョアナを演じたSára Sandeva。sarasandevaより)
ひとり娘が事件がらみで誘拐される
ボッシュの娘マディ | 母エレノアと共に誘拐され、解放条件はボッシュが逮捕した容疑者の解放 |
クヌースの娘ジョアナ | 押収された麻薬奪還のため、クヌースの上司の妻と共に誘拐される |
刑事の家族がトラブルに巻き込まれるというのは海外ドラマでよくあるパターン。
ボッシュもクヌースも担当事件がらみで娘が誘拐されています。
もちろんどちらも「ぶっ殺してやる」と意気込む鬼の形相の父親が踏み込んで娘を救出。
ボッシュやクヌースが父親なら「絶対助けてくれる」と安心できそうですが。
相棒はソフトで家庭的だが…
ボッシュの相棒エドガー | 二人の息子がいるオシャレ刑事 |
クヌースの相棒ルプネク | 二人の娘がいるかかあ天下の刑事 |
仕事一筋で家庭を顧みない男ボッシュとクヌース。
その相棒はどちらも優しくて家庭を大切にする男エドガーとルプネク。
でもエドガーは仕事への理解が得られず離婚、ルプネクは一人で子育てするルーシーのイライラにうんざり気味。
挙げ句の果てに同僚のサティヤ(スレピチコバ)と浮気をしてしまうのでいい夫ではないかも…。
もしかしてルプネクはシーズン3(あるかどうか不明)で離婚の危機に陥ったりして。
(↑ボッシュと相棒エドガー(左)。boschamazonより)
(↑クヌースと相棒のルプネク(左)。ceskatelevizeより)
相棒が死にそうになる
ボッシュの相棒エドガー | スナイパーに撃たれる |
クヌースの相棒ルプネク | 泥酔して氷点下の屋外に放置される |
どちらの相棒も捜査中の事件がらみで死にそうに。
自宅前で撃たれ重傷を負うも無事生還したボッシュの相棒エドガーは、警官を辞めてほしい妻の理解を得られず離婚。
クヌースの相棒ルプネクは独身最後のパーティーの日に泥酔し誘拐され凍死寸前に。
翌日の結婚式は延期という災難にあっています。
エドガーもルプネクも制御の効かない相棒に翻弄され、一度は「コンビを組みたくない」といっています。
まぁあの二人なら仕方ないか。
理解ある女性上司
ボッシュの上司ビレッツ警部補 | 直属の上司で同性愛者 |
クヌースの上司ローラ警視 | プラハ時代の上司 |
ボッシュの上司ビレッツは何かと問題を起こす彼に手を焼きつつも、いつも味方になってくれる上司。
ボッシュの娘マディを預かったりと、何かとフォローしてくれる頼もしい女性。
クヌースの上司ローラは、プラハで元妻の再婚相手に暴力を振るった際の処分決定で唯一味方になってくれた女性。
ヤーヒモフ刑事警察に異動後もたまに顔を見せたり、シーズン2では男女の関係になっていたり、一度警察を辞めたクヌースの復帰に手を貸したりと常に気にかけてくれる貴重な存在。
ちなみにクヌースの異動先ヤーヒモフでの上司ロハンは、家庭で問題があるとすぐ八つ当たりをしたり酒に逃げたりする、ちょっと面倒なおじさんです。
(↑ボッシュの上司ビレッツ。boschamazonより)
(↑クヌースの上司をローラを演じたDana Cerná。reset_actorsより)
違う点もあります!
『ボッシュ』と『静かなる逆襲』、もちろん違うところもいろいろあります。
シーズン通してか一話完結か
ボッシュ | シーズンを通して事件を解決 |
クヌース(静かなる逆襲) | 1〜2話で事件を解決 |
ボッシュは1シーズンを通してひとつの大きな事件を解決。
もちろんサイドストーリーもいくつかあります。
クヌースの『静かなる逆襲』は1〜2話でひとつの事件を解決。
こちらのサイドストーリーは、チームの家族問題が次から次へと降りかかってきます。
(↑静かなる逆襲シーズン1。ceskatelevizeより)
都会のロサンゼルスとチェコの田舎
ボッシュ | アメリカ・ロサンゼルスが舞台 |
クヌース | チェコの田舎(S1:ヤーヒモフ、S2:ウースチー・ナド・ラベム)が舞台 |
ボッシュは大都会LA市警勤務。
高台の眺めのいい家に暮らすボッシュ。
あの家、実在するんですね、調べるとグーグルマップででてきますよ。(1870 Bluue Heights Dr)
クヌースはドイツとの国境に近いチェコの山間部ヤーヒモフ(S1)やウースチー・ナド・ラベム(S2)など地方の警察に勤務。
ヤーヒモフでは農家のようなオンボロ一軒家、ウースチーではボロボロの官舎住まいと住居では圧倒的にボッシュが有利。
LAはカラッとした明るい空、チェコは画面全部がグレーがかったようなどんよりした色合いが特徴。
ボッシュに出てくるのは白人、ヒスパニックや黒人、アジア系などのあらゆる人種。
クヌースの『静かなる逆襲』は下っ端のギャングなどでウクライナ人がよく登場、他にもドイツ人やアジア系だとベトナム人がちょこちょこでてきました。
(↑ボッシュ邸からの眺め。boschamazonより)
逮捕歴
ボッシュ | 逮捕歴なし |
クヌース | 容疑者を殺して刑務所へ |
意外ですが(!)ボッシュは逮捕歴なし。
しかしクヌースはシーズン2ラストで囚人服で登場。
ということは逮捕されたということ。
シーズン1から登場するギャングのボス・ジェリコをモンテネグロからチェコまで移送する際、上司のロハンが殺されたと知り逆上するクヌース。
冷凍車内にいるジェリコは霜がついた状態に…。
ということは故意にクヌースが庫内の温度を下げ殺したということ。
もしシーズン3があるなら、クヌースはどんな形で登場するのでしょうか?
元妻の再婚相手との関係
ボッシュ | 妻の再婚相手レジーとは適度な距離感で良好 |
クヌース | 妻の再婚相手ウパルをダメ男と見抜いている |
ボッシュの元妻エレノアはプロのポーカープレイヤーとして、再婚相手のレジーと娘マディとラスベガスに住んでいて、仕事でボッシュがラスベガスに行った際も、気軽に訪ねることができるくらいいい関係を築いています。
マディも継父レジーをパパと呼ぶことはないけれど、互いに家族として認めていて、レジーが中国政府に拘束された際もかなり心配しています。
ただ、レジーの仕事は不明…(私がぼんやりしてて見逃した?)
政府に拘束されたりしているので、たぶん堅気ではないのかも。
クヌースの元妻アリスの再婚相手は不動産開発業者のウパル。
どうやら仕事はうまくいっていないよう。
クヌースにボコボコにされたり、アリスの娘ジョアナに何かあるとすぐ駆けつけ脅してくるクヌースは大の苦手。
ウクライナ人を使ってクヌースを襲ったが、きっちりやりかえさたりと、詰めの甘い男。
アリスに暴力を振るっているようだし、何がよくてこんな男と再婚したのかさっぱりわからん。
もちろんジョアナは彼のことが大嫌いで、ウパルが交通事故死したあとは、彼の隠し金をちゃっかり頂戴しています。
身近な人の巻き込まれ度
ボッシュ | 母、元妻、恋人が殺される |
クヌース | 上司ロハンが殺される |
捜査のためなら無茶をしがちなボッシュとクヌース。
そのツケが回ってくるのが彼らの身近な人たち。
その巻き込まれ度はボッシュの方が断然高く、まず子ども時代は売春婦だった母が殺されます。
刑事になってからは元妻エレノアが目の前で殺され、シーズン7で恋人だったソベル判事もボッシュの巻き添えを食って殺されます。
ちなみに母を殺した犯人を突き止め逮捕したのはさすが執念の男ボッシュ。
犯人がかなり身近にいたのはビックリしました。
クヌース、実は巻き込んだ人は意外に少ないんです。
シーズン2で上司ロハンが殺されたのも、クヌースが巻き込んだ要素はそれほど多くないんですよね。
同僚の刑事グレゴールは刑務所で殺されますが、これは自業自得なので仕方がないと。
ドラマのシーズンの長さも影響していると思いますが、断然ボッシュの方が近づくと危険ですね。
字幕と吹き替え
ボッシュ | 吹き替えあり |
クヌース(静かなる逆襲) | 字幕のみ |
吹き替え派の私は『ボッシュ』は吹き替えで、字幕しかない『静かなる逆襲』は字幕で観ました。
「アマゾンプライム|チェコのドラマ『静かなる逆襲』レビュー」でも書きましたが、『静かなる逆襲』の字幕がなかなか酷い。
外国人が翻訳してるんじゃないか、というような変な言い回しや、変な漢字や送り仮名とか、シーズン1は文字が黄色で見にくいとか。
もし『静かなる逆襲』の吹き替え版を作るなら、主人公のクヌースは佐藤せつじさんとかどうでしょう。
ヘビースモーカーのクヌースらしく、ちょっとガラガラ声を含みつつ狂気も少し感じさせる佐藤さんが合うんじゃないかと勝手に思うわけです。
相棒のルプネクは好青年風に寄せるなら新垣樽助さん、どんな風に演じてくれるか予測できない川中子雅人さんもいいかも。
と、勝手に妄想しています。
最後に
以前『静かなる逆襲』を「アマゾンプライム|チェコのドラマ『静かなる逆襲』レビュー」でチェコ版『刑事ジョン・ルーサー』と書いてましたが、チェコ版『刑事ボッシュ』と近々訂正しておきます。
静かなる逆襲を観てからボッシュを観たのですが「この仏頂面、どっかで似た人に会ったぞ」と思って投稿しました。
この手の刑事で他に思い出すのは『シカゴ P.D.』の主人公ボイト。
もちろんルーサーもいいんですが、ルーサーはたまに笑顔を見せるので「ボッシュ&クヌース」の仏頂面チームにはふさわしくないので却下。
同じようなキャラが見つかったら、また勝手に比較してみますね。
また、ドラマ名はわかるけど声優がわからない、そんなときは「ドラマ別吹き替え声優インデックス」へどうぞ!
※当ブログで今まで紹介したドラマと声優限定です。
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