訪問ありがとうございます。海外ドラマの吹き替えで気になる声優さんと、演じた新旧交えたドラマのキャラクターを自分勝手に解説中!主役はもちろん、サブや1話限りの吹き替えなど、とにかく印象に残ったキャラを紹介。また、レビューや視聴中のドラマ紹介、ブログ運営にまつわることなども投稿しています。コメントはお気軽に!

ゲームオブスローンズ・ロバート王の声はこの人!浦山迅の海外ドラマ吹き替え

一度聞いたら絶対忘れられないネチッとした吹き替え

最初は「このクセのある声は誰?」と好きとか嫌いとかじゃなくとにかく気になってしまった浦山 迅さんの吹き替え。
のどの奥にひっかかるようなグニャッとした声は、やっぱりアクの強いキャラが印象に残るんですよね。
もちろんバーのマスター・エディみたいな毒気のないキャラもありますよ。
※紹介しているのは私が今まで観たドラマ限定です。カッコ内は吹き替えです。

狩り・酒・女のゲーム・オブ・スローンズのロバート・バラシオン

(↑ロバート・バラシオン。starkwxlvesより)

最近のドラマで印象的といえばやはり『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン1で登場する七王国の王ロバート・バラシオンじゃないでしょうか。
七王国の中の一番のお金持ちラニスター家の長女サーセイと結婚、子どもにも恵まれ安泰の王かと思いきや、政治はそっちのけで酒浸りで狩りと女性にうつつを抜かす太ったおじさん王。
奥さんのサーセイ(本田貴子)とは愛情のつながりはまったくなく、お互い興味はないよう。
ちなみにサーセイは息子のジョフリーが王位を継ぐこと、自分の権力を強固にすること、実家のラニスター家の繁栄に一生懸命。

ロバートは敵だらけの中で唯一といっていいほど信頼を寄せる旧友のエダード・スタークを王の手(ナンバー2、王の補佐)に任命、そこから物語はスタートします。
旧友でもある王をサポートしたいまっすぐな男エダードと、自分の秘密に気づき始めたエダードを「なんとかしないと…」と思うサーセイに亀裂が入り、ロバートは仲裁に入るもののいうことを聞く妻ではないため二人の溝は深まるばかり。
さらにはロバートの死後、エダードは王となった息子ジョフリーに反逆者とみなされ処刑されてしまう悲劇が。

王になってからは自分の快楽以外は興味のないロバート。
『GOT』冒頭の悪役キャラともいえますが、サーセイや双子の弟のジェイミー(桐本拓哉)の方が悪役として印象が強すぎるためロバートがなんだかかわいく思えてくるほど。
ロバート王の周りはサーセイ&ジェイミーを筆頭に、小評議会メンバーのピーター・ベイリッシュや宦官のヴァリス、グランド・メイスターのパイセルなど、ちょっと気を許したら寝首を掻っ切られそうな人たちばかり。
そりゃ信頼できるエダードを置きたくなる!
しかも過去にはエダードの妹と婚約までしていたのだから。

ロバートの堕落した面と王としての権威、どちらにも当てはまる浦山さんのあの絞り出すような粘度の高い声
いろんなドラマのクセ者の吹き替えをしているので、海外ドラマ好きなら絶対一度は聞いたことがあるはず。
好き嫌いがはっきり分かれそう声ですが、この王の権威を振りかざしながらあまりにだらしないロバートのようなキャラには欠かせない声優さんだと思います。

『ゲーム・オブ・スローンズ』他の主な吹き替え声優
スタニス・バラシオン/多田野曜平
レンリー・バラシオン/櫻井トオル
サーセイ・バラシオン/本田貴子

神?詐欺師?アメリカン・ゴッズのミスター・ウェンズデイ

(↑ミスター・ウェンズデイ。amgodsintlより)

『アメリカン・ゴッズ』はアメリカに住む人間の姿をした古代の神々たちと新しい神々たちとの戦いを描いたダークファンタジー(?)ドラマ。
浦山さんは、出所後に妻の葬儀に急ぐ主人公シャドウ・ムーンを用心棒として雇う謎の男ミスター・ウェンズデイを担当。
どうやら詐欺師のようですが、見た目はとにかく何をしてるかまったく不明なヤバそう人。
なんだかんだでシャドウ・ムーンをスカウトし、不思議な旅に同行させるのですが私なら絶対ミスター・ウェンズデイには近づかない!
だってどう見ても危険信号が点滅してる出で立ちと行動と浦山さんの吹き替え!

どうやら銀行強盗を計画するミスター・ウェンズデイ、これはまずいと思い始めたシャドウ・ムーン。
実はミスター・ウェンズデイは古代の戦いの神「オーディン」で現代社会で生まれた新しい神々たちとの戦いに備えているらしい。
えっ、ミスター・ウェンズデイは神さまなんですか??(いろんな人の解説ブログ等を見て知る)

いろいろな神が出てくるのですが、予備知識ゼロで観ると混乱すること間違いなし。(私だけ?)
誰が何の神かわからない&見た目普通の人間なので、もちろんミスター・ウェンズデイも怪しいおっさんですから。
かなり色っぽいシーンやモロ見えているシーンもあったりで(もちろんボカシが入ります)神々好き(?)やダークファンタジーの世界観が好きには楽しめるかも?なドラマです。

ちなみに『アメリカン・ゴッズ』のレビューはこちらからどうぞ。

関連記事

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『アメリカン・ゴッズ』他の主な吹き替え声優
シャドウ・ムーン/大羽武士
ローラ・ムーン/松井茜
マッド・スウィーニー/田村真

癒しのマスター、華麗なるペテン師たちのエディ

(↑エディ。pinterestより)

『華麗なるペテン師たち』は強欲な金持ちだけを狙って騙す詐欺師チームが主人公のイギリスのドラマ。
1話完結で一度観出すと止まらないオススメのドラマ、日本では2006年から放送された少々古いドラマです。
リーダーのミッキー(宮内敦士)、紅一点のステイシー(魏涼子)、道具の調達や仕掛け担当のアッシュ、最年長アルバート、新入りのダニーという面々。
(シーズンを追うごとにメンバーの入れ替えあり)

浦山さんが吹き替えるのは、チームが入り浸るバーのマスター・エディ
何かあればメンバーが立ち寄り、作戦を立てたり騙す相手を呼び出したり、もちろん一息つく場でもあります。
エディは詐欺師ではなく、普通の良識ある市民。
ただ、チームと仲がいいゆえに彼らの作戦を手伝ったりすること多々あり。(巻き込まれるともいう)
あと、彼らのちょっとしたいたずらの標的になることも多いんですよね。

チームがいろいろな仕掛けやテクニックで金持ちたちを騙していくのは観ていて痛快です。
でも、なんだかんだいいながら犯罪者の彼ら、その中に自然に溶け込んでいる普通の人・エディは一服の清涼剤みたいな存在。
まぁ、見た目は普通のおじさんですが。

エディは前途のGOTのロバートや、アメリカン・ゴッズのミスター・ウェンズデイみたいに灰汁(アク)の塊みたいなキャラとは違い、なんともお人好しのキャラ。
そもそも浦山さんの声を覚えたのはこのエディなんですよね。
でも今ではエディよりもロバートやミスター・ウェンズデイの印象が残りすぎて「エディの吹き替え、ほんとに浦山さんだっけ?」と疑うほど。

そういえばエディを演じるロブ・ジャーヴィスは、2019年に観たドラマ『刑事ジョン・ルーサー』の第4話の犯人役で出演しています。(吹き替えは別の方)
「エディが犯人役だ!」と驚いたのですが、エピソード最後にはもっと驚きました。
最後まで気が抜けない第4話、ぜひ観てほしいです。

『華麗なるペテン師たち』他の主な吹き替え声優
ミッキー/宮内敦士
ステイシー/魏 涼子
アッシュ/青野武、シーズン4より岩崎ひろし
アルバート/矢島正明
ダニー/坂詰貴之

他にもこんなキャラクター吹き替えてます

私が今まで観たドラマ限定です。

トミーとタペンスのアンソニー・カーター

 
 
 
 
 
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(↑トミーとタペンス。officialagathachristieより)

『トミーとタペンス ―2人で探偵を―』は、アガサ・クリスティー原作の人気シリーズをドラマ化したものです。
浦山さんは夫トミーの叔父で英国軍で諜報活動を行うアンソニー・カーターを担当。
アガサ・クリスティーものといえば、凝ったトリックとさまざまな人間模様が楽しめる本格派ミステリーですが、『トミーとタペンス』はもう少し軽い感じ。
思い立ったら即行動の妻・タペンスと楽天家で妻のいうことに逆らえない優しい夫・トミーが思いがけず諜報活動に関わることになり事件を解決していくというストーリー。
アンソニー・カーターは、トミーとタペンスの素人諜報活動をハラハラしながら見守るというキャラ。
とにかくタペンスの無謀なチャレンジと巻き込まれるトミーを楽しんでください。

グッド・ワイフのジェラルド・コスコ

浦山さんが吹き替えるジェラルド・コスコ『グッド・ワイフ』シーズン1で登場するキャラで、収賄罪で逮捕された主人公アリシアの夫・ピーターの裁判で証言する重要な証人。
コスコはピーターに賄賂を贈っていた不動産会社の社長で、ピーターを陥れたい州検事のチャイルズに脅され自殺した模様と報道されます。
実は自殺は偽装で、それを暴くのがピーターの弁護士エルズベス・タシオニ(伊倉一恵)
どうしてバレてしまったのか&エルズベスの活躍はぜひドラマでどうぞ。

ダウントン・アビーのヒュー・マクレア

 
 
 
 
 
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(↑downtonabbey_officialより)

『ダウントン・アビー』は1900年代初頭のイギリス貴族・クローリー家とその使用人たちの人間模様を描いたドラマ。
ヒュー・“シュリンピー”・マクレアは、下山田綾華さんの投稿で紹介した明るく自由なローズ・マクレアの父、クローリー家当主グランサム伯爵のいとこです。
ヒューは気難しい妻のスーザンと不仲で、スーザンは娘ローズのやることがとにかく気に入らない様子。
なんとも冷たい風が吹くマクレア家、ヒューもローズもスーザン相手に気苦労が絶えないようです。

アストリッドとラファエルのタナカ

(↑日本風に靴を脱ぐアストリッド専用部屋。astridetraphaellejlaより)

犯罪資料局の文書係で自閉症のアストリッドと口は悪いが大らかで心優しい刑事ラファエル(林真里花)が事件を解決していくフランスのドラマ『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』
正反対の二人が互いの違いを超えて、少しずつ相棒として成長していく姿が印象的なこのドラマ。

浦山さんが担当するのはアストリッドが子どもの頃から通う日本食料品店の店主タナカ。
アストリッドは彼や日本の影響をかなり受けているらしく、ドラマの中に日本を感じるシーンがいくつも出てきます。
こだわりが強く、イレギュラーなことに適応できないアストリッドを理解し、静かな友情を育むタナカ。
アストリッドが信頼する数少ない人が、いかにも日本人らしい几帳面さと控えめなタナカでなんかうれしくなりました。

SHERLOCKのモリアーティ裁判の判事

『SHERLOCK』は現代のロンドンを舞台にシャーロック・ホームズ(三上哲)と相棒のジョン・ワトソン(森川智之)が事件を解決していくドラマ。
浦山さんは、シーズン2第3話でシャーロックの宿敵でロンドン塔の宝物館を襲ったモリアーティの裁判の判事を担当。
裁判に召喚されたシャーロックはジョンのいうことを聞かず、陪審員を分析し、検察官や判事まで愚弄する相変わらずの暴走ぶり。
それを制止しようとするのが浦山さん吹き替えの判事。
何度も「ホームズさん!」とたしなめるも一向にしゃべり続けるシャーロック。
ついに「当法廷があなたに求めるのは、知性のひけらかしではない!!」とブチキレる判事でした。

一部ですが、浦山迅さんが声を演じたキャラクターを紹介しました。
主役級から1話のみ登場のキャラまでとにかく出演作品が多い浦山さんの吹き替え。
まだまだ紹介したいキャラはあるのですが、少しずつ追加していく予定です。

また、ドラマ名はわかるけど声優がわからない、そんなときは「ドラマ別吹き替え声優インデックス」へどうぞ!
※当ブログで今まで紹介したドラマと声優限定です。

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