キレイだけじゃない!タフな女性の吹き替えも魅力の松井茜さん
透明感のある大人かわいい声の松井茜さん。
(大人かわいい系:宮島依里さん、小松由佳さんなど ※私の勝手なジャンル分けです)
声だけでイメージするとヒロイン系が多いかな?と勝手に想像してたら…。
キレイでかわいいのに、そのへんの男なんてぶっ飛ばすような女性が多い?と気づき、声のイメージにとらわれすぎてるなと反省です。
※紹介しているのは私が今まで観たドラマ限定です。
ハワイファイブオーの射撃の名手コノ・カラカウア
(↑向かって右がコノ。hawaiifive0cbsより)
松井茜さんが吹き替える『HAWAII FIVE-0』の捜査官コノ・カラカウア、かっこいいですよね。
ドラマ内ではよくビキニ姿でサーフィンをするシーンが出てきますが、背が高くてアジア系らしいそれほどメリハリのないスレンダーボディが、個人的にはとってもうらやましい。
まぁそんなことはどうでもいい。
コノ、見た目は優しそうなお姉さんなのに、銃を持ったら超頼れる姐さんに早変わり。
例えば人質との交換用に現金の入ったバッグに潜み、犯人が開けたところを一発で仕留めるコノ。
意外にでっかいコノがあのバッグにほんとに入る?とツッコミつつも、まぁ入っているだろうなとは思ってたけどさ。
あのビジュアルをいかして、ゴージャスにドレスアップしてターゲットに近づいたり、TVレポーターのふりをして立てこもっている犯人に接触したりなど、コスプレも楽しめるのがコノのみどころポイントのひとつ。
でも、なんでスティーブはあんなにコノを潜入させるんですかね?(といいながら私は楽しみにしてる)
ときにはすんごい面積のちっさいビキニを着せようとしたり。
絶対コノも「またスティーブのコスプレ潜入命令か」と思ってるはず。
松井さんのキュートな声とは裏腹に、銃をぶっ放し(しかもめちゃくちゃ上手い)、腕っ節も強いデキる女コノ。
タフなコノの印象的なエピソードはシーズン7第19話。
少女を巧みに誘い、監禁・売春させていた事件を追うコノ。
犯罪への怒りがおさまらず、後ろの車にクラクションを鳴らされると相手の車の窓を素手でブチ割るほど。
犯人の男を追い詰め、あまりにこの男がクズで許せなかったコノは男とタイマン勝負に。
もちろん男はコノに半殺しにされる始末。
警察官という立場を忘れるかなりのブチ切れ具合が人間らしくてそこも魅力的。
恋人、後に夫となるアダムはヤクザの息子、捜査官の結婚相手としてはどうなの?というなかなかの無謀さも彼女らしい。
もしかしてコノの声をキュートと思ってるのは私だけ?
世間ではかっこいい声なのかしら?と不安になる…。
でもそのギャップが私にとって松井さん&コノの魅力かもしれません。
(↑hawaiifive0cbsより)
(↑プライム会員なら追加料金なしで視聴可能(30日間無料体験もあり)(2020.11.18現在))
なぜ生き返った?アメリカン・ゴッズのローラ・ムーン
(↑ローラ・ムーン。amgodsintlより)
私の直近の松井さん吹き替えのイチ押しキャラ、それは『アメリカン・ゴッズ』のローラ・ムーン。
『アメリカン・ゴッズ』は古き神々と新しき神々が戦うという不思議なダークファンタジードラマ。
現在(2020.4.3)アマゾンプライムビデオでシーズン2まで配信中です。
以前、「アマゾンオリジナル『アメリカン・ゴッズ』(吹替版)のレビュー」でシーズン1を紹介しましたが、私はただいまシーズン2の第3話でストップしています。
なぜならストーリーが難解だから…。
人間の姿をした神々たちが登場するのですが、松井さんが吹き替えるローラ・ムーンはそんな神ではなく普通の人間。
いや、もと人間で、一度死んだ後、墓から生き返り出所して謎の男ミスター・ウェンズデイと旅をする夫のシャドウ・ムーンを探す彼女。
生き返ってからド級の破壊力を手に入れた彼女、彼女だけが見えるシャドウが放つ不思議な光を目印にマッド・スウィーニーとともに夫を追いかけます。
彼女の生き返った意味は?シャドウとのこれからは?マッド・スウィーニーとの関係は?
とにかく不思議なアメリカン・ゴッズワールドの中で、ひときわ異彩を放つローラ・ムーン。
小柄で華奢なかわいい見た目を裏切り、ただただ夫シャドウに再び会うため、やることが無茶苦茶なローラに透明感がある松井さんの吹き替え。
この組み合わせに見事やられました。
(↑ローラ・ムーン。americangodsusより)
ローラはハワイファイブオーのコノをコンパクトにして、はすっぱ感をプラスした感じ。
見た目はかわいい感じなのに(松井さんの声と合ってる)、夫シャドウが服役中に浮気相手と一緒に事故死するあばずれ・ローラちゃん。
生き返ってから、みるみる悪くなる顔色を補正しながらシャドウを追いかけ、彼のピンチをド級の破壊力でこっそり助けるのですが…。
それが画像で紹介したいくらい美しいビジュアルなんです、でも雨と血しぶきとちぎれた体のパーツが飛び交うかなりのグロさ。
そしてちぎれた自分の腕を抱いてひとり住宅街を歩く血まみれローラのカッコよさ。
こんな画像、アドセンスにひっかかりそうなんで載せられません、なのでぜひドラマ本体でご確認ください。
そういえば、最近行った『古代エジプト展』で死者とともに埋葬される「死者の書」に『アメリカン・ゴッズ』で観たようなシーンが。
それは死者が楽園行きか暗闇行きかを神のアヌビスが判断するシーンで、同じシーンが『アメリカン・ゴッズ』にも登場します。
浮気相手と事故死したあばずれローラちゃんがアヌビスに審判をくだされるところですが、そんな審判クソ喰らえのローラらしい行動にでます。
そのあたりは「森川智之の音声ガイドを聴きに古代エジプト展[愛知展]へ」を読んでみてください↓
まさかの音声ガイド目当て!古代エジプト展レポート何かで森川智之さんが『古代エジプト展』の音声ガイドを担当している知り、行ってまいりました、愛知展が開催されている愛知県美術館へ。きっかけは音声ガイドですが、森川さんが担当でなくてもきっ[…]
(↑プライム会員なら追加料金なしで視聴可能(30日間無料体験もあり)(2020.11.18現在))
他にもこんなキャラクター吹き替えてます
私が今まで観たドラマ限定です。
ブラインドスポットのパターソン
(↑左がパターソン、右は主人公のジェーン・ドウ。nbcblindspotより)
『ブラインドスポット』は全身にタトゥーが入り記憶をなくした謎の女性cが、FBIとともにタトゥーの謎や自身がいたテロ組織を追うというドラマ。
松井さんはFBIの科学捜査部門の分析官パターソンを担当。
非常に優秀で仕事にのめり込むタイプ。
ジェーン・ドウのタトゥーの謎解きに興味を持った恋人のデヴィッド(吹き替えは福田賢二さん)は図書館で手がかりを見つけ、一人で怪しい女を追ったところ殺されてしまいます。
ショックを受け責任を感じ益々仕事にのめり込むパターソン。
そのショックから立ち直り、新たな恋がスタートした彼女。
今度はうまくいってほしいなぁと思っていたら…、その恋人も問題ありで「パターソン男運が悪すぎる!」と思ったのは私だけじゃないはず。
仕事では優秀なのに私生活は不器用なパターソンはたぶん女子支持率高いと思います。
頑張れパターソン。
ソウルメイトのニッキー
(↑ニッキーと夫のフランクリン。soulmatesamcより)
運命の相手が検査で分かるようになり、その「ソウルメイトの検査」に翻弄される6つの物語からなるドラマ『ソウルメイト』。
松井さんは第1話「分岐点」の主人公ニッキーを担当。
ニッキーは夫と子ども2人の4人暮らし。
幸せな日々をおくる彼女ですが、ある日友人のソウルメイトの検査の付き添いに行くことに。
そこから兄もその検査で結婚相手を見つけるなど、自分とは関係ないと思っていたソウルメイトの検査に興味がわくように。
そして彼女の様子は少しずつ変化が。
検査を受けるつもりだと夫に告げるニッキー、しかし夫は実は…というストーリー。
自分の最適な相手が見つかるシステム、彼女はまさにこれに翻弄され新しい世界に飛び込んだ一人。
ハッピーエンドになるかバッドエンドになるかは実は本人次第、というのがこの「分岐点」のメッセージかも。
幸せなはずなのになぜかいつもほんの少し満たされないニッキーは、誰にでも当てはまるのかも。
リグ ~霧に潜むモノ~のローズ
(↑左からフルマー、マグナス、ローズ。emilyhampshireより)
海に浮かぶ海洋掘削基地のリグで起こる不思議な現象を描いたドラマ『リグ ~霧に潜むモノ~』。
松井さんが吹き替えるのはキンロック・ブラボー(リグの名前)に本社から派遣された地質学者ローズ。
彼女はリグ内で起きる事故(転落事故や殺人など)や現象(謎の霧やリグ内の植物の発生など)を調べることに。
そこには古代から自然とともにあった何かの影響と過去の大量絶滅が関連があるのではと考えた彼女。
謎の何かとコンタクトを試みようとするが…。
とにかくシーズン1は序章。(シーズン2があるかどうか不明)
問題が発生して解決方法をあーでもない、こーでもないと探すことで中途半端に終了。
ローズはリグの責任者マグナスや恋人で通信士のフルマーと協力してリグから脱出しようとするが、私はどうもローズが苦手。
キャリア志向が強くてフルマーに対してもさほど愛情を感じないし。(でも彼が感染してからは必死に助けようとするけど)
『ブラインドスポット』のパターソンみたいな知的な女性だけど、パターソンみたいなかわいさがないんだよなぁ…。
フラッシュのパティ・スピヴォット
(↑パティ・スピヴォット。marya_actressloverより)
『THE FLASH/フラッシュ』は大規模な科学実験により発生した雷に打たれたことで、超人的なスピードを手に入れた主人公バリー・アレンがフラッシュとしてさまざまな敵と戦うというドラマ。
松井さんはシーズン2で登場する主人公バリーの同僚&恋人のパティ・スピヴォットを担当。
制服警官だった彼女は志願してメタヒューマン対策本部へ異動、バリーの養父ジョーと一緒に働くことに。
そこで科学捜査官として働くバリーと知り合い、恋人になる女性。
父をメタヒューマンに殺されたため、なんとしても自分で捕まえたいため無謀な行動もしばしば。
そんなピンチのとき助けてくれるフラッシュ、でも彼がバリーとは知らない彼女。
バリーは自分がフラッシだと彼女に打ち明けるのか??
明るく正義感の強いパティと優しいバリー、お似合いの二人ですが恋の行方とバリーがフラッシュの正体を告白するのかはぜひドラマで。
そういえば、パティを演じるシャンテル・ヴァンサンテン、最初見たとき『SUITS/スーツ』のレイチェル役のメーガン妃と間違えたのは私だけでしょうか。
王女の男の敬恵王女
(↑敬恵(キョンヘ)王女。アマゾンプライムビデオは字幕版のみです)
『王女の男』はヒロインのセリョンが従姉妹の敬恵王女のふりをして講師のキム・スンユに出会い、親が敵対するにも関わらずお互い惹かれていくも大きな運命の波に左右されるという韓流王道歴史ラブストーリー。
松井さんは敬恵(キョンヘ)王女を担当、演じるホン・スヒョンはクラシカルなクールビューティー、いかにも王女の雰囲気のある女優さんです。
ヒロインのセリョンを担当するのは世戸さおりさん。
松井さん、世戸さん、どちらもヒロイン系の声優さんですが、王女独特の威厳やわがまま、美貌を武器にするいかにもな性格は松井さんの強い部分がでていてぴったりでした。
コウラン伝 始皇帝の母の雅王女
(↑左が母の王妃、真ん中が雅王女、右は兄の蛟王子。)
春秋戦国時代の中国を舞台に、秦の始皇帝の母となる李皓鑭のたくましい生き様を描いたドラマ『コウラン伝 始皇帝の母』。
松井さんは趙の国王・趙丹と王妃の娘・雅を担当。
趙で人質として暮らす秦の国王の孫、異人に思いを寄せる雅王女。
雅王女の吹き替えを聞いて松井さんと知ったときの嬉しさ。
美人だけどいつも偉そうでわがままな雅王女の今後の活躍が気になります!
マッドメンのアンナ・ドレイパーの姪ステファニー
(↑右がステファニー、左がドンの本当の妻アンナ。)
広告代理店のクリエイティブ・ディレクターのドンが主人公の『マッドメン』。
1960年代のNYが舞台で、広告マンとしては一流、でも夫や男としては最低のドンは戦地でのごたごたを利用し、別人になりすまして生きている。
ドンに名前を乗っ取られた本当のドン・ドレイパーの妻アンナの姪ステファニーの吹き替えが松井さん。
自分の夫になりすましたドン(本名はディック)とは不思議な友情で結ばれていて、彼が休みになるとアンナに会いにいくほど。
シーズン4、ドンは年末にアンナに会いにいくとそこには彼女の妹パティと大学生になった娘のステファニーが。
魅力的な女性をみるとすぐ口説くドン。
ステファニーともそういう関係になるかと思ったら…。
ドンにとって特別な存在のアンナ、その関係性を見抜いたステファニーはアンナのある重大な秘密をドンに打ち明けます。
ステファニーのとった行動とその結果は、ドンが自分の人生を見つめ直すきっかけになったようです。
『マッドメン』S1吹き替え版のレビューはこちら↓
数話でリタイアしたマッドメンに再トライしてみた現在アマゾンプライムビデオで配信中の『マッドメン』(2020.10.31現在)。10年以上前に挑戦し、数話でリタイアしたのですが、最近プライムビデオで発見し、なぜか「もう一度観てみよう」[…]
ステファニーの吹き替えはシーズン7で交代。他にもこんな交代劇が↓
ある日、吹き替え担当が交代するのはなぜ?「あれ?吹き替えかわった、なんで?」と思うこと、ありませんか。交代に気づくこともあれば、しばらくして何かの拍子で「いつのまにか吹き替えが変わってる!」と気づくことも。病気療養や死去にともなうこ[…]
グッド・ファイトのアンバー・ウッドラッツ
(↑アンバー・ウッドラッツ。)
『グッド・ワイフ』で主人公アリシア(野沢由香里)が勤めていた法律事務所の代表ダイアンが主人公の『グッド・ファイト』。
ダイアンほか、女性の生き方を描いたドラマですが、法廷ものとしてもひじょうに面白いドラマです。
松井さんはシーズン1第5話に登場する弁護士アンバーを担当。
脚本がボツにされ放送されないと知った脚本家がそのエピソードをネットで配信、窃盗でTV局に訴えられます。
そのTV局側の弁護士がアンバー。
判事に対しては笑顔を絶やさない&服装もリボン使いや大きめボタンなど女の子アピールが少々鼻につくアンバー。
敵側の弁護士エイドリアンにはいつも強気で1mmも笑顔を見せない彼女。
判事への甘々声と相手側への勝気な声の使い分けをお楽しみください。
一部ですが、松井 茜さんが声を演じたキャラクターを紹介しました。
強い女性も、はすっぱな女も、いけ好かない王女も、どんな女性も清潔感を感じるのが松井さんの声。
まだまだ紹介したいキャラはあるのですが、少しずつ追加していく予定です。
また、ドラマ名はわかるけど声優がわからない、そんなときは「ドラマ別吹き替え声優インデックス」へどうぞ!
※当ブログで今まで紹介したドラマと声優限定です。
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