みゆ希さま あまりに突然のお別れはいけません
2023年10月24日に飛び込んできた一城みゆ希さまの訃報。
私はXで見て「またまた、嘘に決まってる!」とまったく信じず。
でも念のため確認するかとネットを見たらまさかの訃報が!
最近までXで近況など拝見していたのに…。
というわけで、心にぽっかり穴の空いた私は、私なりに一城みゆ希さまを追悼することに。
私が今まで観た海外ドラマで記憶にあるみゆ希さまが演じたキャラ、全部紹介よ!
「ダウントンアビー・バイオレットの声はこの人!一城みゆ希の海外ドラマ吹き替え」と重複あり。
※紹介しているのは私が今まで観たドラマ限定です。カッコ内は吹き替えです。
強くてたくましくてクセ強めな母&姑たち
●ダウントン・アビーのバイオレット・クローリー
20世紀初頭のイギリス貴族クローリー家当主ロバートの母バイオレットを担当。
プライドが高いいかにもな貴族のご婦人。
彼女と同じDNAを感じる孫のメアリー(甲斐田裕子)に苦言を呈することができる数少ない人。
友だちのイザベルとのおばあちゃん同士のおしゃべりは普段は聞けないストレートな物言いが聞けるので大好き。
でもイザベルの結婚が決まった時は友人と離れるのが寂しいと本音を漏らす場面も。
(↑バイオレット・クローリー。downtonabbey_officialより)
●キリング・イヴのヴィラネルの母タチアナ
主人公イヴが追いかける殺し屋ヴィラネル、その母タチアナは娘を施設に掘り込んだ毒親。
突然現れたヴィラネルと和解するのかと思いきや、見事殺されてしまうタチアナと再婚相手ファミリー(実弟だけ助ける)。
かなりのお下品なお母さん、一城さんには珍しいキャラかも。
(↑真ん中がタチアナ。killingeveより)
ヴィラネルのようなサイコパスが登場するドラマはこちら↓
海外ドラマでたくさん登場するサイコパス。猟奇的な事件や連続殺人など人格破綻しているのになぜか気になる、ついつい観てしまうという人も多いはず。そういう私もその一人。印象に残るサイコパスをタイプ別に紹介。※紹介しているのは私が今まで観たドラマ限[…]
●ヤング・シェルドンのばぁばことコンスタンス
『ビッグバンセオリー』の主人公シェルドン・クーパーの幼少期ドラマ『ヤング・シェルドン』。
子どもの頃から天才でちょっと風変わりなシェルドンの良き理解者の祖母(ばぁば)コンスタンス。
あけすけで明るくて適当でギャンブル好き、娘でシェルドンの母メアリー(冬馬由美)とは正反対。
あの常識に縛られないキャラだから、シェルドンもきっとばぁばのことが好きなんだろうな。
(↑コンスタンス。youngsheldoncbsより)
●ザ・ルーキーのウェズリーの母パトリス・エヴァース
40歳で新米警官になったノーラン(堀内賢雄)が主人公の『ザ・ルーキー』。
ノーランと同期の新人ウエストの指導警官ロペスの恋人で弁護士ウェズリーの母がパトリス。
実家はお金持ちのウェズリー、それに反発して実家とは距離を置いているものの、ロペスが妊娠し結婚することになるとあれこれ口出ししてくる母パトリス。
それに反発する花嫁ロペス、板挟みになる花婿ウェズリー、結婚前あるあるはアメリカも日本も同じ!
S3で結婚式場がギリギリまで決まらず、パトリスが奮闘。
結果無事式が挙げられるはずが、ロペスが誘拐される!うわ〜S4が気になる!!
●ブラックリストのリズの母カタリーナ・ロストヴァ
とにかく登場人物が多いドラマ『ブラックリスト』。
途中で止まったまま放置している私…。
そんな数多い登場人物の中でもカタリーナ・ロストヴァは超重要人物。
主人公リズ(甲斐田裕子)の母、そしてリズと組んでいるレッド(大塚芳忠)との関係は?
元KGBのスパイらしく、正体を隠しさらっと娘リズのご近所にお引っ越し。
リズが自分のためなら手段を選ばないのは絶対母カタリーナ譲り!
ちなみに若い頃のカタリーナの吹き替えは木下紗華さん。
年をとると見た目はもちろん声の凄みは格段にパワーアップ。
カタリーナ・ロストヴァのように行方不明ママのあるあるはこちら!
犯罪ドラマの行方知れずのお母さんは大抵スパイか犯罪者?あれ?こういうお母さん観たことある、っていうのないですか?海外ドラマの犯罪もので、行方知れずのお母さんは大抵スパイか犯罪者じゃない?というどうでもいい仮説を検証してみたいと思いま[…]
●グッド・ファイトのルッカの母ディードレ・クイン
『グッド・ワイフ』のスピンオフ『グッド・ファイト』。
主人公のダイアン(小宮和枝)の部下ルッカの母ディードレはS2から登場。
ルッカが産気づいて病院で唸っているところで、恋人コリンの母と宗教のことでキャンキャンもめ始める二人。(ブチ切れるルッカ)
ちなみに演じるのは『アグリー・ベティ』のクレアと同じジュディス・ライト。
●THIS IS USのトビーの母メアリー
『THIS IS US』S2、主人公ファミリー・ピアソン家の長女ケイトの結婚式で登場するのがお相手のトビーの母親メアリー。
式の前にケイトのことを情緒不安定だから結婚には反対と言いだす母メアリー、しかも結婚式当日に!
でもそこはトビーがちゃんとフォローして、無事結婚する二人。
●フレンズのロスとモニカの母ジュディ・ゲラー
シットコム『フレンズ』の主人公グループの潔癖症のモニカとその兄ロスの母ジュディ。
兄のロスを可愛がり、モニカにはあたりの厳しいジュディ。
S2ではモニカの恋人リチャードが登場。
彼は父親の親友でそれを知ったジュディの驚きぶり!
リチャードを演じているのは『ブルーブラッド』のレーガン家の大黒柱フランクを演じているトム・セレック!(若い)
一筋縄ではいかない女たち
●アグリー・ベティのクレア・ミード
主人公ベティ・スアレスが勤めるミード出版の社長ブラッドフォードの妻クレア・ミードを担当。
ゴージャスで美人でお金持ちだけど夫とは不仲で、夫の浮気相手を殺してしまった女性。
ベティのよき相談相手でもあった。
(↑クレア(左)と天敵ウィルミナ。uglybettyfansより)
●スキャンダルのオリヴィアの母マヤ・ルイス
実在の女性をモデルにしたフィクサー オリヴィア・ポープ(皆川純子)が主人公の『スキャンダル 託された秘密』。
一城さんはオリヴィアの母マヤ・ルイスを担当。(S3までは弥永和子)
飛行機事故で死んだと思っていた母オリヴィアが現れて(海外ドラマあるある)オリヴィアの人生がさらに複雑に。
ちなみにお父さんもマヤを監禁するなど一筋縄ではいかない男。
弥永和子さんから一城みゆ希さんへ交代したように他にもこんな吹き替え交代劇が↓
ある日、吹き替え担当が交代するのはなぜ?「あれ?吹き替えかわった、なんで?」と思うこと、ありませんか。交代に気づくこともあれば、しばらくして何かの拍子で「いつのまにか吹き替えが変わってる!」と気づくことも。病気療養や死去にともなうこ[…]
●リーサル・ウェポンのルーシー・クラムホルツ
映画『リーサル・ウェポン』をドラマ化。
リッグスとマータフの凸凹コンビはドラマでも健在。
ルーシー・クラムホルツはS2で登場するキャンピングカー住まいの老人。
心に闇を抱えるリッグスと馬が合いお隣さん同志になるも自由人ルーシーは放浪の旅へ。
●デクスターのバレリー・ホッジス
昼は警察の鑑識官、夜は殺人鬼の主人公デクスター・モーガン(桐本拓哉)。
バレリーはデクスターの養父ハリー(仲野裕)の情報屋で愛人の一人、今でも現役感バリバリの雰囲気。
デクスターの妹デボラ(木下紗華)が父の情報を求めて会いに行くが、父の女好きな一面を知ってショックを受ける。
ちなみにデクスターの殺された実母もハリーの情報屋。
デキる仕事人
●NCIS:LA 〜極秘潜入捜査班のヘティ・ラング
ヘティは主人公カレン(森川智之)とサム(小原雅人)のボス。
小柄でお上品なイメージとは違った元CIA諜報員の片鱗がうかがえる底なしの情報量や技術・知識の持ち主。
かわいらしい見た目に騙されるな!
(↑真ん中がヘティ。ericchristianolsenfansより)
●ザ・クラウンのモニーク・リッツ
英国エリザベス女王(小宮和枝)が主人公の『ザ・クラウン』。
モニークはS5で登場するパリのホテル・リッツの社長で、買収したいモハメド・アルファイドと交渉にあたる。
エジプト人をあからさまに見下したプライドの高いモニークはじめ他の面々。
結局はモハメドが買収、後にそのホテルで食事をとった後パパラッチに追いかけられ事故死したのはモハメドの息子ドディとダイアナ妃(北西純子)。
●ホームカミングのフランシー・ブンダ
S1はジュリア・ロバーツが主人公を、S2ではジャネール・モネイが主人公を演じたドラマ『ホームカミング』。
記憶を操作する薬を巡って翻弄される主人公たち。
S1に登場した元兵士ウォルターがS2で自分に起きた謎を追うというストーリー。
フランシー・ブンダはS2に登場する国防総省の人間。
記憶を操作する薬「ローラー」を危険視したオーナーのガイストによりプロジェクトがストップするも、ブンダは薬で一儲けしようと企むがガイストたちによりその薬を飲まされる。
畑の真ん中で薬で朦朧としながらもガイスト相手に毒を吐くブンダ。
その後、無事娘の結婚式には出れたんでしょうか。(たぶん畑で転がってるはず)
(↑左がブンダ。homecomingtvより)
●ロイヤル・ペインズ―救命医ハンク―のエヴリン・ウッドワード
S3で登場するエヴリンはマナー本を出版する女性で、セレブ御用達の医師ハンク(咲野俊介)に診察してもらう。
広い庭のある大きな家に住むいかにもなお金持ちの夫人。
犬のフンを巡って隣人ともめる彼女の夫。
度を越した仕返しで隣人を怒らせた夫は謝罪の手紙を書くも、マナー講師の妻エヴリンにダメ出しをされる、でも書き直さない。
てっきり一城さんが吹き替えるエヴリンが問題を起こすと思ったら、今回は夫の方でした。
●ハーレムのグッドマン博士
ハーレムを舞台に迷える黒人アラサー4人組を描いた『ハーレム』。
大学で人類学を教える非常勤講師の主人公カミールの上司がグッドマン博士。
実は『ハーレム』すぐリタイアしたのでグッドマン博士が同程度登場するのかは不明…。
●私の名前はキム・サムスンのナ・ヒョンスク
『私の名前はキム・サムスン』好きだった〜。
パティシエのサムスンとお金持ちのジノンが恋に落ちるという王道恋愛ドラマ。
ジノンの母がナ・ヒョンスクはやり手の経営者。
演じるナ・ムニはこういう経営者もいいけど、威勢のいいオバチャンのイメージが強いかも。
私が今まで観た海外ドラマで少しでも記憶にある一城みゆ希吹き替えをご紹介。
上品なご婦人率が高いだろうと思ってたら、結構クセ強めのキャラもいっぱい。
直近では『ザ・ルーキー』のパトリスとロペスの攻防がよかった!
最初に一城パトリスを聞いた時点で「パトリス、今後いろいろやらかしそう」と予想したら当たってた!
亡くなる少し前までSNSに投稿していた一城みゆ希さん。
まだまだ声が聞けると勝手に思っていたらある日突然いなくなってしまった…。
ダウントンのあばあちゃん声もいいけど、誰かともめてる威勢のいいオバチャンキャラも大好きだった。
人生の先輩として優しくアドバイスするときの声の説得力、これも好き。
自分が思ってる以上に心にぽっかり穴の空いた気分はどう説明したらいいんだろう。
誰かが持ち役を引き継ごうとも、私は一城みゆ希さまを忘れない…。
また、ドラマ名はわかるけど声優がわからない、そんなときは「ドラマ別吹き替え声優インデックス」へどうぞ!
※当ブログで今まで紹介したドラマと声優限定です。
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