訪問ありがとうございます。海外ドラマの吹き替えで気になる声優さんと、演じた新旧交えたドラマのキャラクターを自分勝手に解説中!主役はもちろん、サブや1話限りの吹き替えなど、とにかく印象に残ったキャラを紹介。また、レビューや視聴中のドラマ紹介、ブログ運営にまつわることなども投稿しています。コメントはお気軽に!

レイ・ドノヴァンのミッキーの声はこの人!樋浦勉の海外ドラマ吹き替え

やっかいな男大集合!の樋浦勉さんのドラマ吹き替え

ギザギザ声が特徴的な超ベテランの樋浦勉(ひうら べん)さん。
イメージはやっかいな男どもの声。
そんなイメージを覆す心優しいボスもまた素敵なんです。
※紹介しているのは私が今まで観たドラマ限定です。カッコ内は吹き替えです。

イカれじじいが炸裂!レイ・ドノヴァン ザ・フィクサーのミッキー・ドノヴァン

(↑レイ(左)とミッキー。raydonovanより)

ロスを舞台にセレブたちを顧客に持つ法律事務所のフィクサーであるレイ・ドノヴァンが主人公の『レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー』
セレブのマズイことをあらゆる手を使ってもみ消すのがレイ(東地宏樹)の仕事で、仕事は順調、家庭も安泰。
そんな彼の前に現れるのが、樋浦さんが吹き替えるレイの父ミッキー・ドノヴァン
予定よりもかなり早く仮釈放された父ミッキーの存在が明らかに迷惑そうなレイと、そうでもない兄テリーと弟バンチー(宮内敦士)。
レイが警戒するのはミッキーは超がつくトラブルメーカーだから。

最初、このミッキーの吹き替えを聞いたとき「なんて下品なじじい!」と。
樋浦さんの声といえばCSI:科学捜査班のラッセルや三国志Three Kingdomsの頭脳派悪役の曹操という知的なイメージ。
それを覆すドノヴァン家の時限爆弾ミッキーのクセの強さ。
仮釈放なのに、刑務所をでて早々神父を殺し(息子を傷つけたことへの復讐というちゃんと理由はあるが)、彼を仮釈放させたFBIの捜査官を射殺したりともう無茶苦茶。
おまけにもう一人の異母弟ダリルの存在を知り、ますます父ミッキーに不信感を抱くレイ。
とうとうミッキーを殺そうと因縁の相手サリーに頼むも、逆に殺されてしまいます。

セレブの後始末に、兄や弟への気遣い、浮気を疑う妻(冬馬由美)への釈明など超忙しいレイ。
そんな彼を最も悩ませるのが父ミッキー。
人殺しにゆすりに強盗とやりたい放題。
もちろん知的さは皆無で、ギザギザ声で下品な言葉を吐き続け次々問題を起こすミッキーを殺したくなる気持ちはよ〜くわかる。

息子たちや孫への愛情をチラつかせながらも結局はやりたい放題。
生きたいように生きる姿はうらやましいといえばうらやましいが、誰からも信頼されない孤独なミッキーが哀れに見えるのは私だけじゃないはず!

(↑raydonovanより)

『レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー』他の主な吹き替え声優
レイ/東地宏樹
テリー/坂東尚樹
バンチー/宮内敦士
アビー/冬馬由美

白髪の3代目ボス!CSI:科学捜査班のD.B.ラッセル

(↑D.B.ラッセル。csilvpdより)

CSIシリーズの本家でラスベガスを舞台にした『CSI:科学捜査班』
樋浦さんが担当するのは、グリッソム、ラングストンに続くCSIチームの3代目ボスD.B.ラッセル
確か最初ニックに「DBはデッドボディの略」と笑えない冗談をいった記憶が。
歴代のボスは好みが分かれると思いますが、私はD.B.ラッセルが一番好き。
シアトルからラスベガスにやって来て奥さんがなかなかベガスに馴染めなかったような。(うろ覚えですません)
ベガスの大学に通う息子もたまに登場したりと、今までのボスの中では一番家庭的な雰囲気で、そういうところも私の中で評価が高いのかも。

細身で綺麗な白髪でテキパキと仕事をこなすラッセル。
どうやら私はこのラッセルといい『S.W.A.T.』のディーコンといい白髪やグレーヘアの家庭的な男性が好きみたい…。
こちらの樋浦さんの吹き替えは『レイ・ドノヴァン』のミッキーと違って、飄々とした彼の雰囲気に合っててまぁ落ち着いていること。
このラッセルのイメージで『レイ・ドノヴァン』のミッキーを観たときのショックといったら…。
樋浦さんがミッキー役で超お下品になって少し悲しかったのは私だけかもしれない。

(↑ラッセル(左)とニック。csilvpdより)

『CSI:科学捜査班』他の主な吹き替え声優
キャサリン/高島雅羅
フィン/田中敦子
ニック/家中宏
サラ/浅野まゆみ

頭の切れる凄腕政治家!三国志 Three Kingdomsの曹操

(↑曹操(右)アマゾンプライムビデオより)

全95話の壮大なスケールで描く『三国志 Three Kingdoms』(以下三国志TK)。
樋浦さんは主人公の一人で三国のうちの一つ「魏」の礎を築く曹操を担当。
といいながら私は50話あたりで止まったままで三国志TK一時休憩中。

中盤あたりまでしか観ていませんが、曹操のことは映画『レッドクリフ』でなんとなく知っていました。
映画とドラマの三国志TKでは曹操の描き方に違いがあり、映画版は憎ったらしい悪役に徹し、三国志TKでは群雄割拠の時代に己の頭脳で魏の基礎を作った武将であり政治家で決して悪役一本ではない姿。
この曹操を樋浦さんが吹き替えると「豪快」「知的」「合理的」「冷静」「戦略家」「ずる賢い」雰囲気がプンプン臭う臭う。
曹操が「治世の能臣、乱世の奸雄」(平和な世の中なら優秀な臣下だが乱れた世の中ならずる賢い英雄になる)といわれるのも納得。
あのザラついた声を曹操にしようと考えたキャスティングが素晴らしい、ほんと。

『三国志 Three Kingdoms』の中で、誰が好きかと聞かれれば関羽と孫権(咲野俊介)。
曹操は絶対女性受けしないタイプですが、こういうズル賢い悪役がいなければドラマが盛り上がらない。
好んで見たくはないけど、いてくれないと困る曹操。
誰が誰と手を組んで何を企むか、その策略の先に曹操がいるとより手強さを感じてしまうのが彼の魅力。
そのキャラをより魅力的にしているのが樋浦さんなのは間違いない!

ゆる〜く楽しむ三国志ならこちら↓

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『三国志 Three Kingdoms』他の主な吹き替え声優
荀彧(魏の軍師)/星野充昭
司馬懿(魏の軍師)/佐々木勝彦
劉備(蜀)/家中宏
孫権(呉)/咲野俊介

他にもこんなキャラクター吹き替えてます

私が今まで観たドラマ限定です。

キリング/26日間のジェイミーの祖父

(↑thekillingより)

『キリング/26日間』は17歳の女子高生殺人事件を1日一話で描いたアメリカのドラマ。
デンマークのドラマ『THE KILLING/キリング』をリメイクしたもので、シーズン1と2でこの殺人事件が解決します。
被害者の家族、政治家や街の闇ともいえる先住民のカジノなど怪しい人がいっぱい。
事件にのめり込みすぎるリンデン(林真里花)とやさぐれホールダー(小松史法)の二人の刑事の地道な捜査をじっくり丁寧に描いたストーリーは、本当に面白い!でもかなり暗いので要注意!!

樋浦さんは次期市長候補のダレン・リッチモンドの選挙スタッフで、彼をどうしても市長にしたい男ジェイミーの祖父を担当。
この祖父は、女子高生殺人事件の容疑者の一人である孫のジェイミーのアリバイを証言。
その証言が事件にどう関わってくるのか、非常に重要なキャラですが、話に聞いていた人柄とはだいぶ違う姿で登場。
だから樋浦さんに吹き替えが来たんだろうなと推測させるような普通のおじいちゃん像とは違うクセものキャラです。

クリミナル・マインドのモーガンの父ハンク

FBIの行動分析課(BAU)のメンバーたちが、プロファイリングで事件を解決していくドラマ『クリミナル・マインド FBI行動分析課』
樋浦さんはBAUのメンバーの一人でチームのムードメーカーでもあるデレク・モーガンの父ハンクで登場。
でもほんのちょっぴりしか出演しないので見逃さないで!

シーズン11の第15話で何者かに誘拐拉致されたモーガン。
16話では拷問されているのですが、なんとかそれに耐えている状態。
そんな極限状態の中、意識を飛ばしていた彼の脳裏に現れたのは幼い頃殉死した父ハンク。
朦朧とした意識の中で、父ハンクがモーガンのプロファイリングを導くという救世主で登場。
ちなみにハンクを演じているのは映画『リーサル・ウェポン』シリーズでロジャー・マータフを演じたダニー・グローヴァー。
どっかで見た顔だなぁと思っていたらマータフだった!
そして若い頃のハンクの吹き替えは江川央生さんでした。

リーサル・ウェポンのサミュエル・ペトリー

映画『リーサル・ウェポン』をドラマ化した『リーサル・ウェポン』
ロスを舞台に、心に闇を抱え自暴自棄で制御不能な男リッグスと翻弄される相棒マータフのコメディ要素もあるアクションドラマ。
映画版にかなり忠実に作られたドラマです。

樋浦さんはシーズン1の第11話に登場するテキサスレンジャーのサミュエル・ペトリーで登場。
冒頭、テキサスから囚人を護送中のテキサスレンジャーのマークが射殺され囚人は脱走。
そのマークを迎えに来たのがサミュエル・ペトリー。
絵に描いたような典型的なテキサス男(ウエスタンぽいジャケット、ループタイにハット)にガサガサ声の樋浦さんはまさにぴったり。
事件を担当するリッグスもテキサス出身なのでペトリーは少し喜んでいるよう。
無事事件が解決し、マークの遺品のスキットルをリッグスに譲ってペトリーはロスを去ります。

ドラマ版『リーサル・ウェポン』S1&2吹き替え版レビューはこちら↓

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リーサル・ウェポンとはもともとは1987年に公開されたメル・ギブソンとダニー・グローヴァーが共演した映画『リーサル・ウェポン』。シリーズは4作品あり、ロス市警刑事のリッグスとマータフの凸凹コンビが活躍するアクション映画です。この映画[…]

エレメンタリーのパット警視副総監

現代のNYを舞台に、イギリス人探偵シャーロック・ホームズと元医師のアメリカ人医師ジョーン・ワトソンがNY市警の捜査顧問として事件を解決していく『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY 』
樋浦さんはシーズン3の第23話に登場するパット警視副総監を担当。
シャーロックのボスにあたるグレッグソン警部(堀内賢雄)の昇進について返事を聞くのがパット警視副総監。
グレッグソンにとってはおめでたいはずの昇進話ですが、結果はNO。
その理由はこの23話で明らかに。
パット警視副総監は昇進を断ったグレッグソンに注意を促し立ち去ります。

一部ですが、樋浦勉さんが声を演じたキャラクターを紹介しました。
まだまだ紹介したいキャラはあるのですが、少しずつ追加していく予定です。

また、ドラマ名はわかるけど声優がわからない、そんなときは「ドラマ別吹き替え声優インデックス」へどうぞ!
※当ブログで今まで紹介したドラマと声優限定です。

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