今年最後の更新となるので、2019年に観たドラマの中で、面白かったものを紹介したいと思います。
ちなみに、TVではDlifeやBSプレミアム、VODはアマゾンプライムビデオ、ほぼ吹き替えで海外ドラマを観ています。
ちなみに決めきれず同率5位が二つなのはあしからず。
【第1位】刑事ジョン・ルーサー
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(↑ルーサー&アリス。bbcone/BBC Oneより)
2019年8月3日にBSプレミアムでスタートした『刑事ジョン・ルーサー』。
BSプレミアムの海外ドラマは吹き替え率が高いのでよく観ています。
心惹かれポイント1|ルーサーがいい!
やっぱり主人公が魅力的だとドラマが面白いですよね。
ドラマスタート時のジョン・ルーサーはとにかく危なっかしくて自分をコントロールできない場面がけっこうあり「この人大丈夫か?」と思ったのですが、それを上回るズバ抜けた捜査能力に見惚れてしましました。
仕事ができる、背が高い、ハンサム、女性に優しい、これでモテないわけがない!
個人的には車の接触事故で知り合ったメアリーが超うらやましい。
事故を起こして、相手の車から見た目超怖そうなルーサーが出てきたら「終わった」と思うのに、このときのルーサーのスマートなこと!
現場に急いでいたというのもあるのですが、相手のメアリーを責めず心配し、足早に立ち去るルーサー、そりゃ私でも惚れるわ。
で、お礼にとルーサーをデートに誘うメアリー、グッジョブ!私でもそうするね。
心惹かれポイント2|どいつもこいつもヤバすぎる犯人たち
刑事ものですから犯人が必ず出てきます。
で、『刑事ジョン・ルーサー』に出てくる犯人たちはどいつもこいつもイカれたお方ばっかり。
まぁ第1話でアリスが出てきた時点で「毎回こんな犯人が出てくるの?ワクワク」と胸が高鳴りましたから。
アリスを筆頭に同僚のイアンでしょ、タクシー運転手になれなかったグラハムでしょ、サイコロの目で次の殺人を決める双子でしょ、母親が殺されるところを見て自分も殺人者になったポールでしょ、もう他いろいろ。
けっこう残虐で刺激的なシーンも出てくるので苦手な方は要注意です。
心惹かれポイント3|吹き替えがいい!
坂詰貴之さんの投稿でも紹介しましたが、『華麗なるペテン師たち』のダニー・ブルーのイメージが強すぎて全然わからなかった坂詰さんの吹き替え。
あのルーサーの見た目に坂詰さんのハスキーな声がぴったりでますますファンに。
部下のリプリーの櫻井トオルさんもいいし、ルーサーの最初の上司ローズ・テラーは大好きな安藤麻吹さん。
ルーサーと不思議な関係を築くアリスは新・峰不二子や報道ステーションでおなじみの沢城みゆきさん、ルーサーの元奥さんの恋人マークの内田夕夜さんのソフトな声はあのキャラにぴったり。
吹き替え派が心揺さぶられる布陣です。
吹き替えイメージは「やんちゃな男」の坂詰貴之さんハスキーな声が特徴の坂詰貴之さん。私が名前を覚えたのは『華麗なるペテン師たち』の新入り詐欺師で少々やんちゃなダニー・ブルー。それから10年以上経って『刑事ジョン・ルーサー』のジョン・ル[…]
【第2位】グッド・ファイトS1〜3
『グッド・ワイフ』のスピンオフドラマ『グッド・ファイト』。
『グッド・ファイト』だけでも十分楽しめますが、やはり本家『グッド・ワイフ』を観ていると面白さは倍増します。
現在アマゾンプライムビデオでシーズン3まで配信中です。
心惹かれポイント1|ダイアンが主役
『グッド・ワイフ』では主人公アリシアの上司であるダイアン・ロックハート。
『グッド・ファイト』では晴れて主役に昇進です。
『グッド・ワイフ』ではアリシア派とダイアン派に分かれますが(勝手にそう思ってる)、完全ダイアン派の私にしてみたら「グッド・ファイトさん、お目が高い!!」と大絶賛のキャスティング。
ハイブランドのスーツを着こなし、大ぶりなアクセサリーが嫌味なくつけられるTHE・大人の女性。
しかも吹き替えが小宮和枝さんときたら文句なしです。
心惹かれポイント2|ダイアン以外
大雑把にまとめましたが、ダイアン以外の主役チームの女性二人もとても魅力的。
黒人女性弁護士のルッカと父が逮捕された新米弁護士のマイア。
竹を割ったような性格のルッカとその恋人コリンとのかけひきや、ストーリーが進むにつれ成長著しいマイアの変貌ぶりが見ものです。
他にも個人的一押しフィリックス・ステイプルズや、宮内敦士さんが吹き替えるイカレ弁護士ローランド・ブラムもいい仕事してますよ。
あと、『グッド・ワイフ』の名物キャラ、エルズベス・タシオニちゃん(吹き替えは伊倉一恵さん)も引き続き登場。
2020年1月5日からNHK総合で放送開始、シーズン3までアマゾンプライムビデオで観てますが、面白いのでもう一度最初から観ます。
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(↑ダイアン&エルズベス・タシオニ。thegoodfightcbsより)
心惹かれポイント3|政治色濃厚
日本のドラマではできないであろうアメリカ大統領の実名が出てきたり、さらに批判もバンバン出てくる『グッド・ファイト 華麗なる逆転』。
『グッド・ワイフ』でもダイアンは仕事部屋にヒラリー・クリントンと一緒に撮った写真を飾っていたりしてましたが、『グッド・ファイト』ではもっと政治がドラマにからんでいます。
ダイアンがNSA(アメリカ国防総省の諜報機関)に盗聴され、彼女の秘密政治活動が大きなピンチを招くなど、いたるところに政治ネタが盛り込まれています。
【第3位】静かなる逆襲
紹介するドラマの中で唯一字幕で観たのがチェコのドラマ『静かなる逆襲』。
偶然の出会いだったこのドラマ、普段は吹き替えで観ているので字幕に慣れるまで少々時間がかかりました。
ちなみに2019.12現在、アマゾンプライムビデオのみで配信中です。
心惹かれポイント1|噛めば噛むほどクヌースにはまる
無骨で愛想のない主人公の刑事・クヌース。
ワケあって山間部の警察に飛ばされた彼は、やさぐれるわけでもなく刑事という仕事に真摯に向き合う姿がかっこいい。
頑張って仲間に溶け込もうとする姿勢はまったくなく、自分のスタイルを貫き通していたらいつの間にか信頼を得ていたというタイプ。
また、離れて暮らす娘に何かあればすぐすっ飛んでいく愛情深さも魅力のひとつ。
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(↑クヌース。ceskatelevize/Česká televizeより)
心惹かれポイント2|チェコ・チェコ・チェコ
観たことあります?チェコのドラマ?
初チェコのドラマは新鮮な驚きがいっぱい。
まず、チェコ語が分からない…しかも慣れない字幕で全話2度観ました。
チェコのドラマ&字幕ということで、俳優や声優に対する先入観がなく、この俳優さんだと需要な役どころ?など余計な詮索をしたりしますが、イメージにとらわれず観ることができました。
さらにチェコの山あいの町の暗いこと。
グレーがかった空や町に気分が滅入ること間違いなし、またそれがいい味出してるんですが。
心惹かれポイント3|シーズン2も期待
本国チェコではシーズン2が放送済みのようです。
シーズン1はクヌースと娘のジョアナの今後の展開がどうなるかという期待を持たせたラストでした。
プラハに戻りたいと思っていたクヌースと、母を亡くした都会育ちでお年頃の娘ジョアナがヤーヒモフで一緒に暮らすことに。
新たな事件は?上司のロハンや相棒のロビンとの関係は?と今後の展開が楽しみです。
ちなみに『静かなる逆襲』のレビューはこちらからどうぞ。
初のチェコ発ドラマ体験『静かなる逆襲』以前の『管理人の海外ドラマ事情3【グッドオーメンズレビュー他】』で視聴中で紹介した『静かなる逆襲』を観終わったので、その感想をお伝えしたいと思います。初めてのチェコのドラマということと、吹き替え[…]
【追記 2020.6.14】
『静かなる逆襲』シーズン2も観ました。レビューはこちら↓
チェコ発ドラマ『静かなる逆襲』シーズン2のおすすめ度は?以前の「アマゾンプライム|チェコのドラマ『静かなる逆襲』レビュー」で『静かなる逆襲』シーズン1のレビューを投稿しました。その続編のシーズン2が観終わったので感想や見どころを紹介[…]
【第4位】ABC殺人事件
(↑AXN Mysteryより)
2019年7月にBSプレミアムで3回にわたって放送されていたアガサ・クリスティー原作の『ABC殺人事件』、イギリスBBCが2018年に制作したものです。
『ABC殺人事件』もエルキュール・ポアロも初物だった私にとって、ポアロ=ジョン・マルコヴィッチのイメージができあがってしまいました。
有名なのはTVのちょび髭版デヴィッド・スーシェじゃないでしょうか。
ピークを過ぎた老いたポアロの哀愁と過去、犯人のポアロへの執着と実は単純な殺人の動機、それに反するABCを使った複雑なトリック。
長い間愛され続けるアガサ・クリスティー作品ならではの面白さが詰まった作品でした。
【第5位】グッド・オーメンズ
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(↑左がアジラフェル、右がクロウリー。goodomensprimeより)
地上に暮らす天使アジラフェルと悪魔クロウリーが協力して世界の破滅ハルマゲドンを阻止する『グッド・オーメンズ』。
個人的には悪魔クロウリーのクネクネしたところとクイーンの曲の組み合わせがツボでした。
また、天使アジラフェルを演じるマイケル・シーンは『グッド・ファイト』ではイカレ弁護士ローランド・ブラムを演じています。
このキャラクターの落差!確認できる方はぜひどうそ。
全6話と短めなので、年末年始の休み中にピッタリのコンパクトさもおすすめポイントです。
ちなみに2019.12現在、配信はアマゾンプライムビデオのみ、2019.12.25からTSUTAYAでレンタル開始です。
【第5位】メンタリスト シーズン6
『メンタリスト』のシーズン6、アマゾンプライムビデオで観ていたらある日「プライム会員の方は追加料金なしで視聴できます」が外れレンタル料金がかかるように。
ちょっと〜〜〜、レッド・ジョンに近づきつつあるいいところで追加料金が必要なんて酷すぎる!と思っていたら、再度追加料金なしで視聴できるようになっているではありませんか!
というわけで、シーズン6の途中で止まっています…。
未だレッド・ジョンの正体は分からず(といいながらネタバレサイトで知ってしまった私)、その着地点にどう行くのかがすごく楽しみなんです。
あと、ジェーン(吹き替えは郷田ほづみさん)とリズボンの関係がどう変わるのかも期待ポイントのひとつ。
この年末年始でシーズン6、そしてファイナルシーズンまで制覇しますよ!
以上が2019年に観たドラマで特に印象に残ったものです。
『ゲーム・オブ・スローンズ』も見始めたのですが、なかなか進まずベスト5にはランクインできませんでした。
他にもホラーの『ザ・テラー』、主人公フォイルと山路和弘さんの吹き替えにガッツリやられた『刑事フォイル』、アガサ・クリスティー作品の『無実はさいなむ』、毎回どこかで泣いてる『THIS IS US 36歳、これから』シーズン2、静かだけど心にグッと染み込むようなミステリー『埋もれる殺意~39年目の真実~』などなど紹介したいのは他にもたくさん。
これからも吹き替えの声優さんの紹介とともに、ドラマの感想も発信していきたいと思います。
今年はブログをスタートし、いろんな方のブログやレビューを見る機会がすごく増えました。
皆さんの面白いドラマ情報、期待してます、ぜひ私に教えてください。
そして来年もいいドラマに出会えますように。
それでは皆さま、よいお年を。
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