男女バディのミステリーって面白い
バディ(相棒)もの、好き。
というわけで、今回は男女バディものをご紹介。
定義は●海外ドラマ●謎解き(刑事や探偵)●主人公が二人または同格の男女
恋愛感情がからむもの、仕事上のみの付き合い、固い友情などパターンはさまざま。
私は恋愛感情なしのパターンが好み。
※紹介しているのは私が今まで観たドラマ限定です。カッコ内は吹き替え、掲載はあいうえお順。
あ行
●アート・オブ・クライム|アントワーヌ&フロランス
美術品に関する犯罪を捜査する刑事アントワーヌと美術史家のフロランスが協力して事件を解決していくフランスのドラマ。フロランスがわかりやすく好き好きアピールするものの、アントワーヌは同僚刑事といい感じになったりとヤキモキ度高め。アートの勉強にもなるけど、私はフロランスのめんどくさい性格が苦手。
●ヴァルハラ連続殺人事件|カタ&アルナー
アイスランド発のミステリー。主人公は女性刑事のカタ。相棒はノルウェーから助っ人でやってきたアルナー。それぞれ家族に問題を抱えるという似たような境遇。もしや二人は恋愛関係に?と思ったらアルナーはゲイ。二人の関係は近すぎず遠すぎずのビジネスパートナー。でもそれが事件に集中できていい。
●FBI: 特別捜査班|マギー&OA
白人の女性捜査官マギーと中東系のOAという今時なコンビ。マギーは夫を亡くした未亡人。私はS1しか観ていないので二人の関係が今後変わっていくかもしれないけど、互いに信頼し合うバディとして安定感抜群。クールなマギーはとっても好み。
●エレメンタリー|シャーロック&ジョーン
主人公シャーロック(三木眞一郎)と元外科医で相棒のジョーン(田中敦子)。あのシャーロックと対等の関係が築けるジョーンの優秀さ。そして二人の友情関係がすごく好き。一度も「男女の関係になる?」という不安を抱かないところがいい。シャーロックとガンを克服したジョーンが一緒にNY市警の顧問を再開しようとするラストも、らしくて大好き。
●お嬢様は謎解きがお好き|マリーナ&エクトル
良家のお嬢様マリーナと執事のエクトル(菅生隆之)が連続殺人犯を追うスペインのドラマ。二人は相棒というよりも好奇心旺盛なお転婆に巻き込まれる執事という関係。そして演じるのがジャン・レノという有名俳優起用で集客率を高めた感じ。とにかくマリーナがうるさい、エクトルは最後に意外な過去とかあるのかと期待してたけど普通に着地。
(↑アート・オブ・クライムとアントワーヌとフロランス。lartducrimeより)
(↑エレメンタリーのシャーロックとジョーン。elementaryofficialより)
か行
●クリムゾン・リバー|ニーマンス&カミーユ
フランス版クリマイのようなこのドラマ(昔映画化された)。ニーマンスが師匠でカミーユが弟子という関係。難解で陰湿な殺人事件を捜査する二人は、事件に負けず劣らずのなんかありそうな複雑なキャラクター。この二人の恋人シーンとかは見たくないなぁと思ってたら親子のような関係でちょっと安心。ミステリーとしては優秀です。
●キリング/26日間|リンデン&ホールダー
退職直前に関わった少女の殺人事件を捜査するリンデン(林真里花)と相棒のホールダー(小松史法)。婚約者も息子も放りっぱなしで事件にのめり込みすぎる不安定リンデンと、悪徳警官臭漂うホールダー。互いに異性として見てなくて安心!もしリンデンと関わったらホールダー、心がやられそうだもん。こちらもミステリーとして優秀、オススメです。
(↑キリングのリンデンとホールダー。thekillingより)
さ行
●シェイクスピア&ハサウェイの事件簿|ハサウェイとシェイクスピア
元刑事で探偵のハサウェイと彼の元顧客で結婚詐欺にあった相棒のルー(シェイクスピア)のぽっちゃりコンビ。毎回観てて思うのが「この二人で本当に解決できる?」。それぞれの持ち味があるものの、頭がキレそうには見えない、でもそれがこのドラマのいいところ。二人とも走って追いかける体育会系捜査は苦手らしく、頭脳と車とツテを駆使。舞台となったシェイクスピアゆかりの地ストラトフォード・アポン・エイヴォンの美しい風景も素敵。
●私立探偵マグナム|マグナム&ヒギンズ
やんちゃ坊主のマグナム(坂詰貴之)としっかり者のヒギンズ(佐古真弓)の凸凹探偵コンビ。何かと意見が対立する二人だけど、結局はうまくいくんでしょ?と全員思ったはず。ヒギンズの偽装結婚や、恋人イーサンからのプロポーズなど恋の障害もいろいろ。S3まで観て、まだ二人に進展はないけど、やっぱりどうみてもうまくいくんでしょ。
●心配性刑事ワーグナーの捜査|ワーグナー&ボーモン
ハンサムでいいとこの坊ちゃんな警部ワーグナーと奔放な恋多き監察医ボーモンのなかなか進展しない恋も楽しめるミステリー。ワーグナーの過度な心配性はボーモンくらいの正反対キャラでプラマイゼロでちょうどいいかも。ワーグナー、黙ってればいい男なのにね、面白いけど。
(↑シェイクスピアとハサウェイ。dollyjjより)
(↑私立探偵マグナムのマグナムとヒギンズ。magnumpiより)
は行
●ブリッジ|サーガ&マーティン
スウェーデンとデンマークの国境で起きた殺人事件でコンビを組むのがサーガ(スウェーデン)とマーティン(デンマーク)。優秀だけど空気が読めず対人関係にトラブルを抱えるサーガと、おおらかでコミュ力高めのマーティンは、想像通り最初はギクシャク。互いに相手を理解できないものの、少しずつ歩み寄るのはバディもののお約束。マーティン役のキム・ボドゥニアはキリンウ・イヴのコンスタンティン(大塚芳忠)!
●ブロードチャーチ〜殺意の町〜|アレック&エリー
ブロードチャーチで起こった少年殺しを追う新任のアレックと地元出身のエリー。とにかく暗くて馴染めないアレックとの関係に悩むエリー。それでも家に招いて食事をするなど、だんだんと関係を築いていく二人(二人に恋愛関係はなし)。S1の真犯人がわかったときの衝撃!エリー頑張れ、そして暗いだけの男じゃないアレック、好き。
●BONES -骨は語る-|ブレナン&ブース
法人類学者のブレナン(通称ボーンズ)とFBI捜査官のブース(木下浩之)のコンビ、実はリタイアしてしまったドラマのひとつ。理由はブレナンが苦手だから。事実重視で感情や非科学的なものを拒否し、ストレートすぎるところがダメで。だから彼女とうまくいった(公私共に)ブースはほんとに尊敬する。
(↑ブースとブレナン。emilydeschanelより)
ま行
●マクドナルド&ドッズ 窓際刑事ドッズの捜査手帳|マクドナルド&ドッズ
ロンドンからやってきた野心的な女性警部マクドナルドと、巡査部長のドッズ、タイトルそのまんまの二人。見どころはやっぱりドッズの見た目からは想像できない推理力。「現代のコロンボ」とはうまく言った。犯人が絶対油断しそうなドッズの冴えない風貌、最初はマクドナルドも同じで「使えなさそう…」というのが顔にハッキリ出てる(笑)コロンボと違うところは相棒がいるところと、家庭がうまくいかなかったところ。(コロンボは愛妻家)
●ミレニアム|ミカエル&リスベット
映画化したミレニアム3部作に未公開場面を加え6話のドラマ形式にしたミレニアム。雑誌の発行責任者ミカエルと凄腕ハッカー・リスベットの関係はちょっと複雑。男女の関係はあるものの、二人が安定した関係を維持するのはたぶん無理。それはリスベットもよくわかっているものの、ミカエル対する気持ちが垣間見えるのがなんとも切ないところ。
●メンタリスト|ジェーン&リズボン
人をくったような飄々とした犯罪コンサルタント・ジェーン(郷田ほづみ)と彼の勝手な行動に悩まされるリズボン(加納千秋)。互いに好きなんだろうな、とはわかっていてもこれがどう決着するのかはさっぱり読めず。ファイナルシーズンで二人は結婚&懐妊のハッピーエンド。もちろん直前まで事件を捜査してたけどね。
(↑マクドナルドとドッズ。talagouveiaより)
ら行
●ルシファー|ルシファー&クロエ
地獄の王ルシファーと女性刑事クロエ(佐古真弓)のコンビ。その二人が事件を捜査するというダークファンタジーミステリー。ルシファーの他の人間には通用する能力がなぜかクロエにだけ通用しない。ということは、彼女との間に何かあるなと。他とは違う人とはやっぱり恋愛に発展するんでしょ?と思った私。はい大正解!でも単なるロマンスじゃなく、天使や悪魔や女神が登場して独特な世界観に。
●レッド・クイーン|アントニア&ジョン
警察の秘密プロジェクト「レッド・クイーン」こと天才アントニアと、署内で厄介者扱いされている刑事ジョンのバディもの。頭がキレすぎるアントニアの扱いに困るジョン。そんな時に助けてくれるのがジョンの肝っ玉母さん。(どこの世界でもお母ちゃんって強い)この母あってのジョンね、と思ったし、母の顔を見せるアントニアを見て「この人もちゃんと人間だった!」って安心した。ちなみに二人の関係は友情。だってジョンはゲイだしね。
●ローズウッド|ローズウッド&ヴィヤ
マイアミで私立検視官として活躍するローズウッド(ロージー)と、夫と死別し地元に戻ってきた刑事ヴィヤ。大病を患いながらも前向きに毎日を楽しむロージーは、仕事に没頭しいつもイライラしているヴィヤとは対照的。互いに好意を持っていても、その気持ちに蓋をして仕事をする二人。それが見ててどうにもイライラする、特にヴィヤの素直じゃないところが。というわけでS1でリタイアです。
(↑レッド・クイーンのアントニアとジョン。vickyluengoより)
(↑ローズウッドのローズウッドとヴィヤ。jainaleeortizより)
補欠編
●刑事ダルグリッシュ|ダルグリッシュ&ミスキン
なぜ補欠にしたかというと、主役はダルグリッシュで、ミスキンはあくまでサブで同格ではないから。でもこの男女コンビ、大好き。S1である捜査で知り合った制服組のミスキンの能力を認め、自分のチームに引き入れたダルグリッシュ。S2ではミスキンのダルグリッシュを見る目が完全にハート。わかりやすすぎるミスキン!でもわかるよその気持ち。私もボスがダルグリッシュ(妻子と死別した独身)だったら惚れるもん。S2ラストで昇進するダルグリッシュとミスキン。ミスキンはチームの残るのか、それとも自分でチームを率いるのか。しかもダルグリッシュも気があるようなシーンも。わ〜S3が早く観たい!!
(↑ダルグリッシュとミスキン。channel5_tvより)
海外ドラマの謎解き男女コンビたち、いかがでしたか。
直近で観始めたのが『シェイクスピア&ハサウェイの事件簿』。
ドキドキの緊張連続ミステリーと対極にあるような、ぽっちゃり二人が織りなす独特の世界観。
こういう男女コンビって初めてかも、と思ったのがこの投稿のきっかけ。
他にも『刑事マードックの捜査ファイル』『埋もれる殺意』『mr. & mrs.スミス』など男女コンビはいろいろあるけど、今回は却下。
またネタが溜まったら投稿するかもしれません。
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