ロス市警が舞台のドラマが多いので打順を組みたくなった
海外ドラマの警察もの、犯罪もので容疑者宅に踏み込むときなど、「ロス市警だ!」ってよく聞きません?
というわけで、ロサンゼルス市警察(LAPD)が舞台のドラマで打順を組んでみました!
ロス市警とは
カリフォルニア州ロサンゼル市に本部があるロサンゼルス市警察のこと。
ドラマによく登場するのは強盗殺人課や麻薬捜査課、内務調査室、特殊部隊のSWATあたり。
ロサンゼルス市のイメージは温暖で乾燥した気候、移民が多くギャングも多い、ハリウッドなどのエンタメ産業が盛ん、でも治安はあまり良くなさそうって感じでしょうか。
ドラマでもこの手の題材のストーリーが多いですよね。
※紹介しているのは私が今まで観たドラマ限定です。
打順とは?
1チーム9人で戦う野球は打順がありそれぞれ意味があります。
それを簡単にご紹介。
この各打順が持つ意味をロス市警が舞台のドラマに当てはめたのが「打順」というわけ。
●1番/一番バッターの役目は塁にでること、ヒットも打てて足が早いことが必須。
●2番/塁にでた1番バッターを得点圏へ送ったり、バントや走塁で味方をサポートするなど器用さが求められる職人。
●3番/1、2番が作ったチャンスを得点につなげるために、高い打率や長打力が必要。
●4番/1〜3番が作ったチャンスを確実にモノにするのが役目、長打力も必要なのでホームランバッター多し。
●5番/3、4番が打てなかったとき頼りにされるので、チャンスに打てる勝負強さが必要。
●6番/下位打線と呼ばれるのがこの6番以降の打順だが、塁にいる味方をホームに返す役割もあり。
●7番/6番同様、ランナーを返す役割もあるが、自身が塁にでて上位打線につなぐことも期待される打順。
●8番/私のイメージでは守備が大変な人(投手や捕手)のイメージ。上位打線につなげられればラッキーだがそこまでの期待は酷かも。
●9番/打席に立つもののヒットの期待度はかなり低い投手が9番というのが私のイメージ。
●DH/指名打者制度のことで、パ・リーグで導入。このDHになると守備のお役目は御免となり打撃に専念できるが、投手の代わりのみ利用できる制度。
それぞれの役割はこんな感じ。
これが私が選んだロス市警が舞台の海外ドラマの打順!
偏見に満ちた打順をご覧あれ。
吹き替え派なので、担当声優もご紹介。
●1番・切込隊長/ザ・ルーキー 40歳の新米ポリス!?
やっぱり機動力重視なら若手!と思って選んだのが、40歳でロス市警の警察官に転職したジョン・ノーラン(堀内賢雄)が主人公のドラマ『ザ・ルーキー 40歳の新米ポリス!?』。
といいながらタイトル通り40歳の新米ポリスなので体力や瞬発力では心配な面も大いにありつつ、ルーキーの奮闘に期待。
新人警官が主人公なので、主にパトロール中に遭遇する問題や犯罪に立ち向かう姿を描いていて、刑事ものに比べると少しお気楽に観られるのがポイント。
とはいえ、警察官の熱い姿に元気がもらえること間違いなし。
正直、さほど期待してなかったのですが、観だしたら面白くて一気にシーズン1を完走。
ただ、主人公のジョン・ノーランを演じるネイサン・フィリオンがどう見ても40歳には見えないのはご愛嬌。
(↑therookieabcより)
●2番・職人/S.W.A.T.
事件解決のために身体をはって最前線に立つロス市警の特殊部隊SWATの活躍を描いた『S.W.A.T.』が2番バッター。
危険と背中合わせの現場で素早い判断力が求められるSWATですが、あくまで黒子に徹した姿が2番らしくてまたカッコいい!!
装甲車やら数々の銃器、入口を爆破する小型爆弾や隙間から室内を除くファイバースコープカメラなどなど、いろんな仕事道具が見られるのも『S.W.A.T.』ならでは。
主人公のチームリーダーのホンドー(咲野俊介)も素敵なのですが、私は隊員の一人で家庭を大切にするディーコンがイチ押し。
(↑swatcbsより)
●3番・打撃センス高/BOSCH ボッシュ
アマゾンのオリジナルドラマ『BOSCH/ボッシュ』、面白いですよね〜大好き。
主人公はロス市警殺人課の刑事ハリー・ボッシュ。
事件解決のためなら違法なことも危ないことも厭わない凄腕の刑事ですが、あまりの正義感の強さに周囲とトラブルを起こすことも多い彼。
でも、事件解決率の高さはピカイチなので打率を求められる3番に据えました。
仕事にのめり込み、仏頂面に酒にジャズというハードボイルドを絵に描いたようなボッシュの生き様はどこか自分に厳しすぎて痛々しさも感じるほど。
でも自分の正義をつらぬく姿はホントしびれる!
あと、ボッシュの見晴らしのいい自宅が登場するたび、『ザ・ルーキー』のノーランが居候する高台のお金持ち友人宅とご近所かも?と勝手に妄想してしまいます。
(↑boschamazonより)
(↑ボッシュ宅からの眺め。boschamazonより)
●4番・打撃の要/Major Crimes 〜重大犯罪課
『クローザー』のスピンオフドラマ『Major Crimes 〜重大犯罪課』。
本家『クローザー』を差し置いて4番にしたのはやっぱり主人公のシャロン・レイダー(小林美奈)のクールなリーダーシップと交渉術。
力でねじ伏せるのではなく、頭脳で勝負する『Major Crimes』を打撃の要に抜擢。
レイダーは『クローザー』では嫌われ者の内務調査員であまりいいイメージでなかったのに、『Major Crimes』では事件目撃者で証人のラスティを養子にしたり、あのフリン警部補と再婚したりと人間味あふれるところが大好き。
あと、重大犯罪課というなんとも重苦しい課でありながら、刑事たちの人柄もていねいに描いているのがこのドラマの魅力のひとつ。
抜群の信頼感を感じるこのドラマはやっぱり4番に。
(↑kearrangiovanniより)
(↑クローザーのブレンダとレイダー。theladybamより)
●5番・勝負強さ/刑事コロンボ
「うちのカミさんがね」でおなじみの『刑事コロンボ』。
全話観たわけではありませんが、NHKで放送されているとついつい観てしまうんですよね。
ヨレヨレのコートにボッサボサの髪といういかにも冴えない中年男コロンボ。
そんな彼に犯人は最初はさほど警戒していないのが、徐々に追い詰められて完全犯罪が暴かれる、という1話完結ドラマ。
あのコロンボがロス市警だったなんて!と今更ながら驚いています。
だってロサンゼルスの明るい太陽とか陽気でオープンな感じがまったくないんで…。
瞬発力はなくても彼の安定感はやっぱり上位打線に置いておきたいもんです。
(↑columbotvより)
●6番・堅実性/LA’s FINEST ロサンゼルス捜査
ロス市警の刑事シドニー(本田貴子)とナンシー(坂本真綾)の女性バディものドラマ『LA’s FINEST/ロサンゼルス捜査』。
正反対の二人がそれぞれに心の闇を抱えながらも、凶悪犯罪に立ち向かう刑事ドラマですが、主人公二人がまぁ華やか。
女性バディものはどうしても見た目やファッションや部屋や男関係に目がいってしまう私。
シーズン1しか観ていないのですが、ストーリーやキャラクターの魅力がちょっと物足りなさを感じてしまったので6番に。
女性バディものなら『リゾーリ&アイルズ』の方が好きかも。
(↑lasfinesttvより)
●7番・意外性/LUCIFER ルシファー
ロスでクラブを経営する地獄の王ルシファーと、ロス市警の殺人課刑事クロエ・デッカー(佐古真弓)がコンビを組み事件を解決するドラマ『LUCIFER/ルシファー』。
ロス市警が舞台ですが、ほかと違ってクロエの相棒ルシファーはコンサルタント、しかも人間ではなく地獄の王。
事件ものでありながら、ルシファーの相棒メイズや彼を連れ戻しにやってきた兄のアメナディエルにママなど、地獄の人間?関係もからんでくるサイドストーリーも面白い。
もちろん主人公のルシファーと美人刑事クロエの関係はどうなるのか?など恋愛ネタもあり。
ということで刑事ものとしては意外性がありつつも私好みとは少し違うので下位打線の7番に。
(↑lucifernetflixより)
●8番・縁の下の力持ち/ラッシュアワー
妹の復讐のた香港警察からロス市警にやってきた武術の達人リー刑事、コンビを組んだのはルール無視でお調子者のカーター刑事。
正反対の二人がそれぞれの持ち味をいかし事件を解決していくドラマ『ラッシュアワー』。
これはジャッキー・チェン主演の映画『ラッシュアワー』をドラマ化したもの。
最初は歯車が噛み合わなかったリーとカーターの関係が変化していくのはバディもののお約束という感じ。
主人公カーターがうるさい(笑)のと、リーがいまひとつかっこよさが物足りない、さらにストーリーの盛り上がりが物足りず…。
そして、リーの死んだはずの妹が小柄で華奢で子どもっぽくて吹き替えの声も可愛すぎて、潜入捜査官にまったく見えなかったので下位打線の8番にしました。
(↑rushhourcbsより)
●9番・期待値低/デス・ヴァレー~密着!ロス市警アンデッド特別捜査班~
『デス・ヴァレー~密着!ロス市警アンデッド特別捜査班~』は、街にはびこるゾンビを専門に取り締まる警官と、それを密着取材する撮影クルーを描いたドラマ。
もちろんロス市警にアンデッド特別捜査班は実在しない部署。
ゾンビに吸血鬼にオオカミ人間らを収容したり始末したりするのですが、まぁまぁグロい、なのに激ゆるホラーブラックコメディ。
取り締まる警官はどいつもこいつもひと癖ある人ばっかり、特に所長は一番使えない…。
オススメは新人警官のカーステン(ケイティ・ロッツ)。
キレのあるアクションはさすが『レジェンド・オブ・トゥモロー』のホワイトキャナリー。
撮影チームの揺れまくる画面はいかにもドキュメンタリーっぽいのですが、リアリティが訴える何か!はまったくない(笑)
シリアスなロス市警を観たい!という人なら『デス・ヴァレー』は9番確定、規格外のロス市警が観たいなら4番間違いなし!
(↑16mom_roomより)
●DH・打撃に特化/クローザー
重大犯罪課を率いる主人公ブレンダ(山像かおり)がCIA仕込みの尋問術で事件をクローズ(解決)していくドラマ『クローザー』。
別に4番でもいけるんです、クローザーは。
でもあえてDHにしたい。
それは主人公のブレンダが正義感が強すぎて後先考えず突っ走るタイプなので、メインの役割だけ与えておいた方が活躍するかなと。
家庭も人間関係もそつなくこなそうとすると周りに多大な迷惑がかかりそうだし無理だし、でも仕事だけに関していえば文句なしの人だから。
その実力を見込んでDH、ドラマ自体も本当に面白いのでDHで決まり!
(↑tc_mc_familyより)
ほかにもこんなロス市警ものが
まだ観ていないロス市警ものドラマはこちら。
ここから新たなスラッガーが登場するかも?
●LAW & ORDER: LA
本家『LAW & ORDER』のスピンオフでロス市警の刑事が主人公。
●サウスランド
ロス市警の新人警官ベン・シャーマンが主人公のリアリティを追求した警察ドラマ。同じ新人警官が主人公の『ザ・ルーキー 40歳の新米ポリス!?』よりもだいぶ重厚そう。
●リーサル・ウェポン
メル・ギブソン主演の映画『リーサル・ウェポン』をドラマ化。ロス市警のマーティン・リッグスとロジャー・マータフはドラマでも健在。
●9-1-1:LA救命最前線
緊急通報911を舞台にロス市警、消防署などの活躍を描いたドラマ。ちなみにスピンオフの『9-1-1: LONE STAR』はテキサスが舞台。
(↑911onfoxより)
ちょっとだけロス市警が登場
メインじゃないけどロサンゼルスが舞台だとたまにでてきますよね、ロス市警関係者。
●NCIS:LA~極秘潜入捜査班
捜査官の一人マーティ・ディークスはロス市警出身でNCISに異動してきた。
●レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー
主人公レイ・ドノヴァンの妻アビーの浮気相手がロス市警の刑事ジム・ハロラン。アビーとは射撃場で出会う。レイと違って優しくて思いやりがあって汚いことができないクリーンな人。
最後に
よく聞く「ロス市警だ!」をきっかけにロス市警ものドラマをピックアップ。
市警ものではほかにも『エレメンタリー』のNY市警や『シカゴP.D.』のシカゴ市警、『コールドケース』のフィラデルフィア市警、『リゾーリ&アイルズ』のボストン市警などがあります。
次に紹介するとしたら作品数が多そうなNY市警ものでしょうか。
また、ドラマ名はわかるけど声優がわからない、そんなときは「ドラマ別吹き替え声優インデックス」へどうぞ!
※当ブログで今まで紹介したドラマと声優限定です。

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