単発&短め出演の吹き替えを集めてみました
海外ドラマを観ていて思うこと。
「あの俳優さん、あのドラマにも出てた」ってありません?
ドラマ歴の長い人ほど主役以外にもよく見る俳優さんだと覚えたりしますよね。
吹き替えの声優さんもそれと同じで、名前と声を覚えてしまうと「あの声優さん、あのドラマにも出てた」現象が起きるわけです。
今回は主役級以外のそんな「あのドラマにも出てた」シリーズ女性声優さん編です。
(2019.7までに当ブログで紹介した声優さん限定です)
アガサ・クリスティー作品で大集合!
2019年6月から7月までBSプレミアムで放送されていたアガサ・クリスティーの3作品『検察側の証人』『無実はさいなむ』『ABC殺人事件』。
私は『検察側の証人』前編を見逃し(私のバカ!)、それ以外は観ることができました。
どれも面白かったです。
今までさんざんアガサ・クリスティー原作小説がドラマ化されてきましたが、今回の3作品は私がどれも初めて観るものだったのですごく新鮮で。
このアガサ・クリスティー作品にも今まで紹介してきた声優さんが多く吹き替えを担当していました。
甲斐田裕子さん
甲斐田裕子さんは『無実はさいなむ』では資産家のレイチェル・アーガイルの養子の一人メアリーの吹き替えを担当しています。
5人の養子の長女がこのメアリー、それぞれに血の繋がりはありません。
一番最初にレイチェルに引き取られたメアリー、とにかく愛に飢えた印象でした。
ずーっと母の愛を求めるも拒否され続けたり、夫フリップが事故により下半身不随となって結婚生活が破綻しつつあったり、父がいかにも財産目当ての女と再婚すると言い出したり、観ているこちらが「大丈夫?」と心配になる彼女。
まぁここに出てくる養子は5人ともどこかしら「大丈夫?」となることはあるんですが。
甲斐田裕子さんが吹き替えるキャラクターって「自分のことは自分でなんとかする!」という独立系女子のイメージですが、メアリーはちょっと違うキャラ。
その私が持ってるイメージを覆す感じが面白かったです。
メアリー、不安定になること数多しなのですが、甲斐田さんの声が高め&神経質な感じがまたいいです!
\明日4/19 (金) よる8時スタート/
「アガサ・クリスティー 無実はさいなむ」義母殺害の容疑で投獄された養子ジャックは本当に犯人なのか?ジャックの無実を証明する人物が出現、事件が再び動き出す!
映画「ラブ・アクチュアリー」のビル・ナイ主演作。https://t.co/eJnhsjYv29#AXNミステリー pic.twitter.com/6emHiuVZOe— AXNミステリー (@AXNMystery) April 18, 2019
(↑左上右から2番目がメアリー、右下がウェンダ。@AXNMystery/AXNミステリーより)
魏 涼子さん
魏 涼子さんは、甲斐田さんと同じく『無実はさいなむ』で資産家のレイチェルの夫レオの秘書、後に彼の再婚相手となるグウェンダの吹き替えを担当しています。
彼女が湖のボートにいるレオに自分が出かけることを告げに行く最初の登場シーンがあるのですが、そのシーンを観ただけで「ヤな女」であろうことが容易に想像できます(笑
資産家のレイチェルはある日殺されてしまい、1年後グウェンダはレイチェルの夫レオと再婚するのですがレイチェル存命中から2人は関係を持っていました。
こういう女性が5人の養子に好かれているはずはなく、特に甲斐田さん演じるメアリーとは仲が悪い!
魏 涼子さんの声、私はいつも涼しげで頭の切れる女性というイメージでしたが、グウェンダは正反対でこちらも新鮮。
甲斐田メアリーさんと魏グウェンダさんの女の口喧嘩をお楽しみください。
明日・最終話放送します❗
NHK-BSプレミアム夕方5時~
「無実はさいなむ」(アガサ・クリスティ作)
仲良しの甲斐田裕子ちゃんとご一緒しました~🎶
チョコチョコ夜な夜な🌙
お誘いしてくれてご飯ご一緒してまぁす😊
頼れる裕子姐さん‼️(めっちゃ年下だけど😂)
いっつも本当にありがとうなぁぁ❤️#魏涼子 pic.twitter.com/P4w3B0LLTk— 魏涼子 (@gi_ryoko) July 5, 2019
(↑左がグウェンダ担当魏 涼子さん、右がメアリー担当甲斐田裕子さんでございます。@gi_ryoko/魏涼子より)
浅野まゆみさん
続きまして同じく『無実はさいなむ』で資産家のレイチェル&レオのアーガイル夫婦の古くからの知り合い、警察署長の夫人リディア・グルードの吹き替えをしているのが浅野まゆみさん。
この警察署長、ある証人をひき殺そうとしたり、少年がお好きだったりと清廉潔白感がまったくないお方でして。
でその奥様の声が浅野まゆみさん。
お偉いさんの奥様らしくしとやかな婦人かと思いきや、母レイチェルの殺人罪で逮捕された養子のジャックと浮気してたんですね。
甲斐田さんと同じく浅野まゆみさんも私的に「独立系女子」の声の部類ですが、このリディアは妖艶でございます。
ジャックを誘惑するシーンなんてキャー!と半分目を隠したい気分でしたもの。
でも浅野さんの吹き替えの意外な一面が観られて嬉しいんですがね。
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(↑1人足りませんがアーガイル家の子どもたち。bbc/The official BBC on Instagramより)
唐沢 潤さん
はい次です。
『ABC殺人事件』です。
有名なエルキュール・ポアロが登場するのですが、恥ずかしながら今までエルキュール・ポアロちゃんと観たことがなくて。
なので私のエルキュール・ポアロといえばこのBSプレミアムバージョンのジョン・マルコビッチになりました。
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(↑bbcone/Inside the nation’s favourite moments.より)
たぶん一般的なのはもう少し太めのポアロじゃないでしょうか。↓
\本日夕方4時/
「名探偵ポワロ」毎週土曜一挙放送!本日放送のエピソードは「盗まれたロイヤル・ルビー」「戦勝舞踏会事件」「猟人荘の怪事件」「ABC殺人事件」「雲をつかむ死」。お楽しみに♪https://t.co/GNO3b3AZxa #AXNミステリー pic.twitter.com/rZVlm9km86
— AXNミステリー (@AXNMystery) August 18, 2018
(↑@AXNMystery/AXNミステリーより)
Twitterを見るとBSプレミアムの『ABC殺人事件』は原作と少し違うようで賛否両論あるようです。
でも私は面白かったです!
年老いたポアロの過去が垣間見えたり(ベルギー人というのも初めて知りました)、一緒に事件を解決するクローム警部が『ハリポタ』のロンだったりなどなど。
ストーリーはもちろん面白かったんですが、ポアロのキャラクターもよかったです、Twitterでは陰鬱とか暗いとかありましたが。
さて本題でございます。
この『ABC殺人事件』でポアロと縁のあるお金持ちサー・カーマイケル・クラークの奥様ハーマイオニーの吹き替えを演じているのが唐沢 潤さん。
この名前でまたもや『ハリポタ』を思い出してしまいました。
あと、カーマイケルという名前で『CHUCK/チャック』の主人公のチャックのコードネームを思い出して笑ってしまった私…。
『ABC殺人事件』に謝れ私。
奥様ハーマイオニーは重い病気を患っていて、夫と若い秘書の仲を疑っています。
自分はもう先が長くない、でもあの秘書に妻の座は絶対渡さない!とストレートに思いをぶつけるヒステリックな女性。
狂気を感じる唐沢さんの声もいいの。
彼女はこの『ABC殺人事件』のキーパーソンの一人。
最初このハーマイオニーの声が唐沢さんとわかった時「犯人?もしくは超重要人物?」と探りを入れてしまいました。
有名な声優さんだとそこから犯人かも?と考えてしまうのが吹き替え派の悪い癖。
でもまぁまぁ当たるんですよね、これが。
宮寺智子さんと山像かおりさんのあの吹き替え
宮寺智子さん
『THIS IS US 36歳、これから』観てます?(2019.8現在BSプレミアムでシーズン2放送中)
ジャック&レベッカ夫妻の36歳時の過去と、成長した3人の子どもたちの36歳時の現在がクロスオーバーするドラマ。
毎回どっかで泣いてます。
私の場合は土曜のお昼ご飯を食べながら録画した『THIS IS US』を観て泣く、というパターン。
子どもの頃は土曜学校から帰ってお昼ご飯を食べながら吉本新喜劇を観て笑う、というパターン。
大人になってもあんまり変わってない…。
さて、本題です。
この『THIS IS US 36歳、これから』の3人の子どもを育てる肝っ玉母さんレベッカの母の吹き替えを担当しているのが宮寺智子さん。
この母、今でいう「毒親」ってやつじゃないでしょうか。
「安月給の三つ子だって。子どもを3人も育てられっこないよ、あの人の稼ぎじゃ」って娘に言えるレベッカ母。
3人の孫の唯一の黒人のランダルを自分&世間の黒人のイメージにしばりつけて彼の本当の姿を知ろうともしないレベッカ母。
どれも「相手が傷つくことに気づかない人」なんでたちが悪い。
だから娘のレベッカとぎくしゃくしてるんですね。
あの宮寺さんの独特の低い声が母のキャラとマッチしております。
シーズン2になってお目にかかれなくなってしまいましたが、また登場する日を楽しみにしております。
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(↑ピアソン一家。残念ながらレベッカ母は不在。nbcthisisus/The official profile for #ThisIsUs on @NBC.より)
山像かおりさん
『マクガイバー』シーズン2を観ておりましたところ、どっかで聞いた声が。
3話の「ルーレット盤 + ワイヤー」はテロの資金となるダイアモンドが保管されているホテル&カジノの金庫に潜入する、というお話なのですが。
そのホテル&カジノの警備のトップであるヴェラの吹き替えを山像かおりさんが担当しています。
彼女元ロシアのスパイという経歴から想像できるようにタフでデキる女性。
その彼女をジャックが誘惑するという設定ですが、ジャックでは無理!(笑
で、予想通りジャックはヴェラに捕まってしましました。
悪役の山像さんの吹き替え、好きだわ。
同じ悪役でも頭脳派の『リベンジ』ビクトリアとは違う武闘派のヴェラ、ジャックが口説くには100年早い女性。
でも最後はマクガイバーやジャックを見逃してくれるんですがね。
こういう意外な場所で出会える山像さんの吹き替えもいい。
あとこの回はチームの面々のドレッシーな姿が見られるのもいいのよ!
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(↑残念ながらヴェラ写っていませんがせめてドレッシーな姿でも。macgyvercbs/The Official Instagram Account for Macgyver on CBSより)
まだまだ紹介したいネタはあるのですがこれから少しずつ紹介していきます。
次回は男性編いってみよ〜。
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