訪問ありがとうございます。海外ドラマの吹き替えで気になる声優さんと、演じた新旧交えたドラマのキャラクターを自分勝手に解説中!主役はもちろん、サブや1話限りの吹き替えなど、とにかく印象に残ったキャラを紹介。不定期で我が家の海外ドラマ事情や声優さんの吹き替え以外の仕事、ドラマやブログにまつわることなども投稿しています。

水野龍司のドラマ吹替|THIS IS US・ランダル父&ザ・テラー・フランクリン隊長他

いぶし銀の魅力でキャラクターを演じ分ける水野龍司さん

渋い声優さんピックアップしますよ、水野龍司さんです。
最近気になって気になって。
いろんな海外ドラマをよく耳を澄まして聞いていると「あら水野龍司さん」「えっ、もしかして水野龍司さん?」「やっぱり水野龍司さん!」という発見があって私的水野龍司さん祭開催中。
バイプレイヤーの吹き替えが多いのではないでしょうか、声がとても印象的なんです。
60代以降の吹き替えが多く、ドスがきいた感じではなく柔らか系の落ち着いたトーンでジワ〜っとくる感じのお声。
今回取り上げるのは「あのお父さん」と「あの隊長」、これでピンとくる方は吹き替えの玄人さんだとお見受けします

ランダルの実の父、THIS IS USのウィリアム・ヒル

 

 
 
 
 
 
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(↑ウィリアム&ランダル。nbcthisisus/The official profile for #ThisIsUs on @NBC.より)

水野龍司さんは『THIS IS US 36歳、これから』で白人家庭の養子になったランダルの実の父ウィリアム・ヒルの吹き替えを担当しています。
『THIS IS US 36歳、これから』はピアソン夫婦の36歳時の過去と、その子どもたちが36歳になった現在(三つ子)がクロスオーバーする人間ドラマです。

水野さんが声を担当するのはその36歳になった三つ子の一人ランダル、3人兄弟のナンバー3で家庭で唯一の黒人、その実の父ウィリアムです。
ランダルは生まれてすぐ消防署の前に捨てられ、縁あってピアソン夫婦の養子になります。
白人家庭で育つ黒人の子ども、そして養子、同い年の兄弟やそれぞれの個性や親との関係などでいろいろなことが起こるのですが…。
そのあたりはぜひドラマで観ていただくとして。

最初、ランダルの実の父ウィリアムが登場したとき、想像していた人とあまりに違って驚きでした。
私の先入観では、子どもを生まれてすぐ捨てるということ、黒人ということでアルコールやドラッグの問題を抱えた危険な人だろうと。
でも現れた彼は物静かで知的なアーティスト。
「ちょっと〜、予想とだいぶ違うんですけど。でもほんとのとこはどうなのお父さん??」とまだまだウィリアムを疑う私。

ランダルと再会したウィリアムはそれはそれは弱々しい声。
まぁ彼はそのとき末期癌に冒されてたわけなのでその水野さんの弱々しい声は納得なんですが。
老人そして病気ということもあるのですが、なんともいえない独特の吹き替えなんです、静かな波間をプカプカ浮いてるような
いや、生き仏みたいななんともいえないありがた感さえ漂っているのですよ。
キャラクターと声があまりにリンクしたのと、今まで意識したことのなかった声のタイプだったので「私的水野龍司さん祭」が発生しました。

最初は「ウィリアム実は悪い人なんじゃない?」と信用できないところもあったんです、だって子どもを捨てるんですよ。
ランダルの家庭で一緒に暮らすことになってランダルの奥さんや孫娘たちと次第に打ち解けていくウィリアム。
いつでもどんなときでも水野さんのまったり口調で、彼が出てくると急に時間がスローになるんです。

ウィリアムは詩人でミュージシャン。
母の死によって薬物に手を出し自分の子どもを捨てるまでになってしまった彼。
若かりし頃のウィリアムの吹き替えもとてもよくて(吹き替えの声優さんがわかりませんでした)、水野さんの声が演じるシニアウィリアムを若くしたらほんとこんな感じ!
若い頃から物静かなトーンで、年老いてからの声との違和感がなくてよかった!

ランダルにはウィリアムのアーティスティックな部分は遺伝しなかったようだけど、性格の根底にはしっかり父と子のつながりを感じてしまいました。
ランダルの優しい性格はウィリアムから受け継いだ天性のものに、ピアソン夫婦の愛情がプラスされたものだと思うし、この親子が一緒にいるシーンは「このまま何も起こらないで」と祈るような気持ちにさせてしまう不思議な力があって。

ある日裁判所でピアソン夫婦がランダルの養子縁組の申請するのですが却下されます。
そのときの養子縁組を許可しないブラッドリー判事の吹き替えは『MAJOR CRIMES ~重大犯罪課』のルイ・プロベンザ警部補の吹き替えを担当する宝亀克寿さん。
音だけ聞いてると「プロベンザ警部補がTHIS IS USで判決を下してる?」と勘違いすること間違いなし。
養子縁組を許可しないブラッドリー判事の声が宝亀克寿さんのせいか、まぁいじわるでいじわるで…、もちろん許可しない理由はちゃんとあるのですが。

で、このブラッドリー判事の同僚ウォルターは、ドラッグで捕まった若かりしウィリアムに判決をいい渡す判事。
このウォルター判事は後々ウィリアムがまたドラッグに手を出そうとするときストッパーとなる重要な人。(詳しいことはドラマでどうぞ)
ピアソン夫婦とウィリアムはもしかしたら同じ日同じ裁判所ですれ違っていたかもしれません。
こういう丁寧な作りのドラマって見応えがあって面白いですよね。

仕事に家庭にお疲れの人&水野龍司さん入門編として『THIS IS US 36歳、これから』いかがでしょうか?

『THIS IS US 36歳、これから』他の主な吹き替え声優(主要人物の吹き替えは宮内敦士さん参照)
ジャック/宮内敦士
ベス/木下紗華
トビー/遠藤純一
ソフィー/甲斐田裕子

北極北西航路探検隊隊長、ザ・テラーのフランクリン

 

 
 
 
 
 
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(↑フランクリン隊長。amc_tv/AMC Networksより)

水野さんは『ザ・テラー』で英国海軍の北極の北西航路探検隊の隊長&エレバス号の艦長でもあるジョン・フランクリンの吹き替えをしています。

『ザ・テラー』は現在(2019.6.28)Amazonプライム・ビデオのみで配信されている探検歴史ホラーミステリー?(ジャンル分けが難しい)ドラマ。
この手のドラマは初挑戦です。
怖いのは苦手、生々しい描写もダメなのに挑戦してしまいました。
なぜならいろんな人のレビューがよかったから&史実を元にしているというところ。
実際の事件(事故?)「フランクリン遠征隊」も謎に包まれていて、それがドラマ化されたということで期待度大でした。

水野さんが吹き替えるキャラクターは、この探検隊の隊長ということで『THIS IS US 36歳、これから』のウィリアムとは大違いのどっしり落ち着いたお声。
大勢の船乗りを率いるリーダーらしい威厳と貫禄があります。
そう、最初声を聞いたとき「聞いたことあるなぁ〜この声。誰だろう」と特に気にぜず観ていたところエンディングで「水野龍司」のクレジットが。
「ちょっと〜、ウィリアムとだいぶ違うんですけど。でも隊長の声も素敵」と予期せぬ出会いに浮かれる私。

このドラマ、ヨーロッパからカナダ北部を通って太平洋に抜ける北西航路を開拓するための探検隊が北極圏で全滅するというお話。
登場人物の99%が男性、しかもむさ苦しさ100%。
氷に閉ざされた北極圏に、海が凍りついて身動きの取れない探検隊のエンバス号とテラー号2隻の船、閉鎖的な空間に男ばかり。
そんなところで正体不明の敵が凄まじい暴力で探検隊を襲うという、どう考えてもハッピーエンドが望めそうにないストーリー。

(↑2隻の船が遭難したとされるビクトリア海峡はマークがあるキングウィリアム島の近く)

水野さんが吹き替えるフランクリン隊長、最初はいい隊長だなと思ったんです。
氷に閉ざされ身動きがとれない探検隊に、時期が来たら必ず脱出できると安心感を与える頼れるリーダーなのです、なのですが…。

いい風に言えば「隊長らしくどっしりしている」のですが、悪く言えば「優柔不断」。
主人公の副隊長兼テラー号艦長のフランシスの助言(救助を依頼する、船を捨てて陸地を目指すなど)を無視し、いつまでも行動を起こさない謎の余裕を見せるフランクリン隊長。
フランクリン隊長の金魚のフン的部下のジェームズ・フィッツジェームズも、隊長イエスマンでフランシス副隊長のアドバイスなんて適当にあしらう&アル中呼ばわり。
(確かにフランシスはアル中でしたが途中劇的に復活!)
この判断がのちのち惨劇を大きくするひとつの原因になったと思います。
でも、早々に船を捨てて陸地を目指してもきっと惨劇は起きていたはずですが、まぁそれは置いといて。

判断力に欠けるフランクリン隊長の声は水野さんで正解だと思います。
安心感を感じる重厚な声の厚みに、状況が冷静に判断できないリーダーとしての致命的な欠点が覆い隠されてしまうんですよ、もう〜フランクリン…
で、彼は序盤で死亡してしまうのですが…、こんなに早くいなくなってしまうのは意外でしたが。
個人的にはフランクリン隊長がもっと「なんとかなるって」的発想でグダグダと氷の世界にとどまって主役のフランシス副隊長はテラー号を追放されて、エレバス号VSテラー号の小競り合いが続くかと思ったのですが、そこは正体不明の敵の出現で物語が一気にホラーへ。
終盤は人間版正体不明の奴も出現するしもうたいへん!

このドラマ登場人物の99%が男性といいましたが、ヒゲ率が高く誰が誰か見分けがつきにくい!
ちょっと時間が空いて続きを観だすと「これどんなキャラだっけ?」と思い出すのにたいへん。
個性的にはエンバス号の外科医グッドサーが身を挺してフランシスを助けようとしたこと&ヒッキーが正体不明の敵よりも一番怖かったことが印象的でした
また、登場する人物はレディ・サイレンス以外は実在の人物とのこと。
このドラマを見た後、実際はどうだったのだろうかとすごく興味がわくと思います。

普段ホラーを観ない人&水野龍司さん応用編として『ザ・テラー』一度いかがでしょうか?

 

 
 
 
 
 
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(↑向かって左から現代によみがえった普段着のフランシス、フィッツジェームズ、フランクリン!amc_tv/AMC Networksより)

『ザ・テラー』他の主な吹き替え声優
フランシス/根本泰彦
フィッツジェームズ/武田幸史
ヒッキー/遠藤純平

他にもこんなキャラクター吹き替えてます

私が今まで観たドラマ限定です。

グッド・ワイフ&グッド・ファイトのジャレッド・アンドリュース

 

 
 
 
 
 
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(↑thegoodfightcbs/TheGoodFightCBSより)

ジャレッド・アンドリュース『グッド・ワイフ』とそのスピンオフドラマ『グッド・ファイト 華麗なる逆転』にも登場する弁護士。
年齢は60代くらいでしょうか、グレイヘア&細身の紳士です。
どんなキャラクターかと言いますと、忘れた頃に出てくる弁護士です。
『グッド・ワイフ』では主人公アリシアが所属するロックハート&ガードナー法律事務所が裁判で争う相手側の、『グッド・ファイト 華麗なる逆転』では主人公ダイアンが所属するレディック&ボーズマン法律事務所が裁判で争う相手側の弁護士。
なのでたま〜に顔を出す常連さん予備軍みたいなキャラ、「あぁ見たことある顔」っていう。
相手側の弁護士なんで法廷で激しめ口調でやりあってます。

刑事ジョン・ルーサーのジョージ・スターク

『刑事ジョン・ルーサー』面白いですよね。
なかなかショッキングな場面もありますが、イギリスらしいどっしりしたドラマで主人公のジョン・ルーサーもすごく魅力的な男性です。
水野さんはシーズン3から登場する公安部の警視ジョージ・スタークを担当。
彼の役目は部下のグレイとともにルーサーを監視し調べること。
部下のグレイはもともとルーサーと一緒に働いていた女性、ところがルーサーの不正を暴こうとしたがうまくいかず公安に異動になっています。
なぜルーサーが調べられているのか、それは彼の周りであまりに多くの人が死んでいるから。
まず目をつけたのはルーサーの部下で彼に心酔しているリプリー。
いかにも公安らしい高圧的な態度でリプリーを引きずり込むスターク、こういうキャラもいつもの穏やか吹き替えとひと味違っていいですよ。

ワンス・アポン・ア・タイムのマルコ/ゼペット役

『ワンス・アポン・ア・タイム』は童話の世界の登場人物たちが呪いにより記憶を失い現実世界で暮らしてところに、救世主ともいえ主人公エマが現れて…というなんとも説明が難しいストーリー。
水野さんが吹き替えるマルコは現実世界に暮らす修理工、童話の世界ではピノキオを作ったゼペット
童話の世界ではゼペットの息子ともいえるピノキオが現実世界では大人の男オーガストとなってマルコの前に現れますが、呪いのため体がだんだん木になっていくのです。
オーガストはこのまま木になってしまうのか、それとも父マルコともう一度暮らせるようになるのか。
それは観てのお楽しみ。

一部ですが、水野龍司さんが声を演じたキャラクターを紹介しました。
特徴のある声なので一度覚えればいろんなドラマで登場しているのがわかると思います。
気になるキャラは随時追加していく予定です。

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