2020年の印象的すぎた海外ドラマの吹き替えキャラはコレ!
もう2月だというのに今さらの2020年に観た海外ドラマの吹き替えキャラベスト3です。
吹き替えの声優さんも含めた印象に残った海外ドラマのキャラをご紹介。
※古いドラマもあります。ネタバレあります。
第1位|キリング/26日間のスティーブン・ホールダー
(↑スティーブン・ホールダー。thekillingより)
スティーブン・ホールダーのここがイイ!
栄光の第1位はダントツの『キリング/26日間』のスティーブン・ホールダー、吹き替えは小松史法さん。
何がいいって↓
●やっぱ顔
演じるジョエル・キナマンは長身北欧ハンサム。
このドラマで彼を知りました。
海外ドラマ『ハウス・オブ・カード 野望の階段』や『ハンナ 〜殺人兵器になった少女〜』にも出演しているようです。
●いろんな二面性
ドラッグに溺れた過去がありリハビリ中の刑事ホールダー。
荒々しいかと思えば相棒リンデルの子どもに優しかったり、悪徳刑事と思いきや実は真摯に事件に向き合う真面目さを見せたり、器用に巻きすでお寿司を作ったりなど「どれが本当の姿」がなかなかつかめないのがいい。
●小松史法さんの株急上昇の吹き替え
ホールダーを吹き替える小松史法さんはハンサムもいい人も犯人もいける素晴らしい声ですが、ホールダーは私の今までの小松さんイメージを覆すやさぐれ声がそれはまぁ素敵!
ぶっきらぼうでやけっぱちで不真面目なのに時折見せる誠実さ!何これ!
これにやられない女子はいる?いやいないと思う…。
(↑料理中のホールダーとリンデンの息子。thekillingより)
キリング/26日間とは
(↑ホールダーと主人公のリンデン。thekillingより)
『キリング/26日間』はデンマークのドラマをアメリカでリメイクしたもの。
残念ながら本家はまだ観ていませんが、アメリカ版の『キリング/26日間』、面白いです、私の中で2020年ナンバー1です。
(シーズン1、2をU-NEXTで視聴)
17歳の美少女ロージーの失踪事件を追う主人公の刑事リンデン(林真里花さん)。
シングルマザーで一人で息子を育てているが、事件に集中しすぎるあまり私生活がなかなかのはちゃめちゃ具合。
そんなリンデンの相棒が私の2020年ナンバー1キャラのスティーブン・ホールダー刑事。
ミステリーのお約束として「関係者全員怪しい」というのがありますが、ドラッグ依存リハビリ中のホールダーもなかなかの怪しさ。
車のトランクから遺体で発見されたロージー、進展しない捜査、うまくいかない婚約者や息子との関係、信頼しきれない相棒ホールダーや上司など、リンデンの精神はだんだん不安定になっていきます。
美少女ロージーの事件はシーズン2で解決しますが、必ず最終話ラストまできっちり観てください。
犯人を知ったときのどうにもやり切れない気持ちといったら…。
最初から観直して犯人の行動や表情を全部チェックしたくなりましたもん。
『キリング/26日間』を観るなら
ちなみに、ホールダー役のジョエル・キナマンは『ハンナ 〜殺人兵器になった少女〜』で主人公のハンナの父エリック役で、ホールダーの相棒でボスのリンデン役のミレイユ・イーノスはエリックの元上司マリッサで再び共演。
吹き替えも『キリング/26日間』と同じ小松史法&林真里花コンビ!(というわけでこちらの視聴開始しました)
キリングとはまた一味違う声の演技が楽しめます。
(↑ハンナとエリック。スワイプするとマリッサも登場。hannaonprimeより)
(↑プライム会員なら追加料金なしで視聴可能(30日間無料体験もあり)(2021.01.31現在))
第2位|サバヨミ大作戦!のダイアナ・トラウト
(↑ダイアナ・トラウト&ドデカネックレス。youngertvより)
ダイアナ・トラウトのここがイイ!
『サバヨミ大作戦!』、私が観たのは2020年1月からBSプレミアムで放送されていた吹き替え版。
大して期待してなかったのですが観はじめたらまぁ面白い!
第2位にランキングしたダイアナ・トラウトは主人公ライザの上司で出版社のマーケティング責任者。
バツイチで今は独身生活を謳歌(?)しているキャリアウーマン。
何がいいって↓
●極端なキャラの使い分け
上司で出版社の経営者チャールズに思いを寄せるダイアナ。
彼の前で見せるわかりやすい「女らしさアピール」がかわいい!
チャールズを気づかい、自分の有能さと女性としての魅力も端々に入れ込んでアピールする姿の健気なこと。
でもチャールズは全然振り向いてくれない、でもそれに気づかない、いや気づきたくないダイアナ。
反対に部下のライザやチャールズにいいよる女たちへのあからさまな冷たい態度と上から目線。
自分の利益になる人にはニッコリ笑顔、大して仕事ができない若いだけの女やどうでもいい人にはそれはまぁ辛辣、ダイアナのその使い分けが潔くて大好き。
●ファッション特にネックレス
そんな格好で仕事ですか?と毎度突っ込みたくなるダイアナのファッション。
自宅のワードローブはハイブランドのドレスやらバッグやら靴がズラリ。
特に目をひくのがネックレス。
頭がもげそうなドデカネックレスで登場するダイアナがそれはそれは楽しみで。
私の中で二大ドデカネックレス女子は、このダイアナと『クリミナルマインド』のガルシアです。
●吹き替えの山像かおりさん最高!
チャールズの前で見せる愛想のいい天使ダイアナと、その他のどうでもいい人たちに見せる悪魔ダイアナの高低差!
このダイアナをチャーミングにしているのが吹き替えの山像かおりさん。
『クローザー」の主人公ブレンダや『リベンジ』のビクトリアなど強烈なキャラはお得意ですが、このダイアナで聴けるコミカルな吹き替えは山像さんだからできる技。
このダイアナにもう一度会いたいので、BSプレミアムさん、ぜひ続きを放送して!お願い!!
(↑ダイアナ・トラウト。youngertvより)
サバヨミ大作戦!とは
(↑主要キャスト。youngertvより)
40歳のバツイチ子持ち女性ライザが26歳と年齢を偽り出版社に就職。
そこで起こるさまざまな出来事を40歳の知恵を活かし彼女らしく乗り越えていくかを描いたドラマ『サバヨミ大作戦!』。
ライザを26歳と信じている同僚のケルシーや、恋人のジョシュ、上司ダイアナやチャールズ(てらそままさきさん)、親友のマギー(石塚理恵さん)など個性的な登場人物も魅力のひとつ。
ライザを吹き替えるのは園崎未恵さん。
26歳を演じる40歳という難しい役を違和感なくできるのは幅広い年齢層を演じられる園崎さんだからでしょう。
『サバヨミ大作戦!』の吹き替え陣は皆さんほんと上手いです。
第3位|S.W.A.T.のディーコン
(↑デヴィッド“ディーコン”ケイ。swatcbsより)
デヴィッド“ディーコン”ケイのここがイイ!
私が住むエリアで2020年深夜に放送されていたのが『S.W.A.T.』シーズン1。
『クリミナルマインド』のモーガンを演じていたシェマー・ムーアが主役ということで期待してました。
がしかし、私が釘付けになったのはシェマー・ムーアが演じる主人公ホンドーを補佐するチームのNo.2ディーコン。
「何このかっこいいお方は!」と一目惚れ。
声を聞いたら何やら甘いお声。
というわけでナンバー3にランキングというわけです。
何がいいって↓
●グレイヘアに引き締まった身体
髪の色、ヘアスタイル、そして顔、全部好み!
推定年齢30代後半〜40代前半の設定だと思うのですが、白髪をそのまま活かした自然な髪色とワイルドなヒゲがかっこいい。
そしてS.W.A.T.隊員らしい引き締まった身体。
ホンドーほどガチガチの筋肉ムキムキじゃないのもいい。
はぁ〜素敵、以上!
●愛妻家
チーム内唯一の妻帯者。
奥さんや子どもを大切にするよき夫そして父。
あの顔で浮気ひとつぜず妻に一途なんてもう最高。
●優秀なS.W.A.T.隊員
本来なら自分がリーダーになるはずだったのに、ある事情でホンドーがリーダーに抜擢され表にはださないが心中は複雑な様子。
俺が俺が!ではなくグッとこらえて任務に集中するディーコンのかっこよさったら。
●吹き替えは加藤和樹さん
ディーコンのワイルドで渋い顔立ちに加藤和樹さんの鼻にかかる甘い声。
うっ、やられた。
実はこの『S.W.A.T.』で知った加藤和樹さん、声優はもちろん俳優としても活動されているんですね。
彼の実年齢(1984年生まれ)に近い男前のキャラもぜひ聴いてみたいものです。
(↑ディーコンを演じるジェイ・ハリントンと加藤和樹さん。superdramatvより)
S.W.A.T.とは
(↑主要メンバー、右端のスーツ姿がヒックス。swatcbsより)
ロサンゼルス市警のSWATチームの活躍を描いた『S.W.A.T.』。
主人公のシェマー・ムーア演じるホンドー(咲野俊介さん)に目が行きがちですが、脇を固めるキャラも吹き替え陣にも注目してほしいです。
ディーコン以外に気になるのは、チームの大ボス・ヒックス。
チームのメンバーからは少々うるさがられる憎まれ役ヒックスですが、吹き替えの上田燿司さんが好きなんですよね。
上田さんの吹き替えで印象的なのは『CSI:科学捜査班』の検死官デヴィッド。
あと『ゲーム・オブ・スローンズ』のずる賢いピーター・ベイリッシュ。
特にあのCSIのいい人デヴィッドとS.W.A.T.のヒックスがどうしても同じ人と思えない…。
余談ですが、『S.W.A.T.』でヒックスがあまり登場しない回は、その他の吹き替えでよく上田さんの声が聞こえてきます。
最後に
いかがでしたか。
年末年始、ブログをお休みしていたのでこんな時期に2020年を少し振り返ってみました。
上記以外にも印象的だったのは『マッドメン』のペギー・オルセン(小林沙苗さん)やジョーン・ホールウェイ(岡寛恵さん)、『TRUE DETECTIVE』シーズン1の主人公ラスト・コール(森田順平さん)など。
ストーリーが面白いと、そのキャラや吹き替えもすごく印象に残りますね。
(↑向かって左がペギー、右がジョーン。madmen_amcより)
そして2020年は林真里花さんの吹き替えたドラマをよく観たような気がします。
『キリング/26日間』の主人公リンデン、『アブセンシア』の主人公エミリー、『レ・ミゼラブル』のマダム・テナルディエ、『ブラインドスポット』のザパタなど。
やっぱり「強い女性」が多いですね、林さんは。
だから好きなんですが。
今年も吹き替え派ならではの切り口で、いろんな声優さんやドラマを紹介したいと思います。