ノイジーちょい高め声が特徴の佐藤せつじさん
佐藤せつじさん声のイメージはちょっとガラが悪かったり、お調子者。
ザラザラした感じなのに、どこか軽薄さを感じるのは高めの声のせいかな。
特徴的な声に負けない濃いめキャラが揃ったよ!
※紹介しているのは私が今まで観たドラマ限定です。カッコ内は吹き替えです。
ゾンビが相棒の刑事!iゾンビのクライヴ・バビノー
(↑クライヴ・バビノー。malcolmjgoodwinより)
(↑主要キャラ。malcolmjgoodwinより)
ゾンビウイルスに感染した主人公のリヴことオリヴィア・ムーアが、被害者の脳みそを食べることでその人の情報を吸収、事件を解決していく新感覚のゾンビドラマ『iゾンビ』。
佐藤さんは、ゾンビになりながらも社会生活を送るリヴ(遺体解剖室の助手)と協力しながら事件を解決していく刑事のクライヴ・バビノーを担当。
このドラマの見どころとしては、毎回脳みそを食べることによりその亡くなった人が憑依するリヴの変幻自在の面白さ。
そして毎回脳みそをいかに美味しく食べるか、で料理法にもこだわる彼女。
さらにリヴの真相(ゾンビ)を知らないバビノー(霊能者と思っていた)や周囲の人間にどこまで隠し通せるか(結局はバレる)、そしてリヴを人間に戻そうとする上司のラヴィ(宮内敦士)は薬の開発に成功するのか、ラストはゾンビと人間の共生に挑む戦い、というだんだん大きくなっていくスケール。
最初は毎回脳みそのせいで人が変わるリヴをおもしろおかしく観てたのに、最後はなんだかシリアスになっちゃった。
佐藤さんが担当するバビノーは、経験がまだ浅く実績が作りたいところに、霊能力を持った相棒リヴが現れ一緒に捜査するように。
シーズン1ではまだまだ関係はビジネス的、2以降にようやく二人の間に友情が芽生えるという感じ。
てっきり恋愛関係になるのかと思ったら、あくまで友情止まりの二人。(エレメンタリーのシャーロックとジョーンみたい)
それぞれに恋人ができたりするも、「ゾンビ」がネックになってうまくいったり、いかなかったり。
冒頭に佐藤さんの声のイメージは「ちょっとガラの悪い感じ」と書いたものの、このバビノーはとっても真面目。
ただその真面目さが災いしてか、過去の潜入捜査で深入りしすぎたことをリヴに誤解されたり。(脳みそ情報で仕入れた)
FBI捜査官のデイルと付き合ったり別れたり、彼女がゾンビになったりと恋愛もなかなか上手くいかない感じ。
でも結局はデイルと結ばれ、娘も生まれて(名前はオリヴィア!)ハッピーエンド。
ゾンビウイルスに巻き込まれて殉職…なんてことにならずによかったよバビノー!
(↑大好きなバビノーのダンスシーン。malcolmjgoodwinより)
コインプレスを盗んだ男!ザ・コンチネンタルのフランキー
(↑フランキー(右)と弟で主人公のウィンストン。thecontinentaltvより)
映画『ジョン・ウィック』シリーズのスピンオフドラマ『ザ・コンチネンタル:ジョン・ウィックの世界から』。
佐藤さんが吹き替えるのは主人公のウィンストン・スコットの兄フランキー。
ウィンストンは映画ではあのコンチネンタルホテルNYの支配人になっているあの男。
その彼の子ども時代〜コンチネンタルホテルの支配人になるまでの話。
フランキーは弟のウィンストンと一緒に放火事件を起こし罪をかぶって服役、その後ベトナムへ、帰国後コンチネンタルホテルの支配人コーマックの下で働くように。
そしてフランキーはコーマックを裏切り、コンチネンタルホテルにとって最も重要な「コインプレス」を強奪。
コーマックはフランキーとコインプレスを見つけるため、イギリスにいるウィンストンを無理やり連れてきれ探させようとする。
ウィンストンは兄のフランキーと再会できるのか?そしてコインプレスは?というストーリー。
実はフランキー、死んじゃうの、割とすぐ。
も〜、残念!私はウィンストンよりもフランキー派。
無骨で力でねじ伏せて、でも愛する女性と生きるために人生をやり直そうと無茶をする男フランキー。
冒頭のコインプレスを強奪するくだり、「ガン・フー」の祖ともいえそうなガンファイトはジョン・ウィックそのまんま!
兄とわだかまりがありながら見捨てることはできなかった弟ウィンストン。
後にジョン・ウィックに対して優しさを見せる片鱗がここにチラッと。
今のところ佐藤さんの吹き替えで一番好きなのはこのフランキー。
だって姿も声も力強くて美しくて優しいから。
そして死に際が素晴らしく潔い。
「助け合って生きるんだ」佐藤フランキー、ぜひ。
(↑フランキーと妻のイェン。peacockより)
事件を追い続ける執念の刑事!TRUE DETECTIVEのローランド・ウェスト
(↑ウェスト(左)とヘイズ。stephendorfffより)
『TRUE DETECTIVE』、面白い。
シーズン3まであり、1と3はチェック。
(私は1の方が好き)
2も無料配信になったら観るつもり。
佐藤さんが吹き替えるローランド・ウェストはシーズン3に登場する刑事。
主人公はウェストの相棒のウェイン・ヘイズ。
1980年に起きた子どもの行方不明事件を捜査したヘイズとウェスト。
その10年後の1990年、そして35年後の2015年、3つの時間軸から事件の真相に迫るという複雑で凝ったストーリー。
このあたりはシーズン1と似た感じ。(1は2つの時間軸)
1990年の再捜査でヘイズに復帰できるように説得したのはウェスト。(ヘイズはヘマして異動)
2015年70歳のヘイズはアルツハイマーを患い、記憶が混乱した状態に。
そんな相棒の姿にとまどうウェスト。
方やウェストも孤独に暮らす寂しい男。
この二人がどうやって事件の真相に辿り着くのか…。
ヘイズとウェスト、どちらもそれほど口数は多くないけど、ちょっとタイプは違う。
ヘイズは物静かで知的な印象、ウェストはもう少し無骨なタイプ。
アメリカの田舎の閉鎖的で陰鬱な雰囲気と、世捨て人のようになったウェストは、ザラザラした佐藤さんの声がしっくりくる。
シーズン1のスピード感もいいけど、この3のようにヘイズの記憶障害がうねりにように心にからみつく感じもまたよかった。
(↑ウェスト(右)とヘイズ。truedetectivequotesより)
ヘイズ/山野井仁
アメリア/八十川真由野
トム/田村真
ルーシー/永宝千晶
TRUE DETECTIVE/二人の刑事(S1)のレビューはこちら↓
『TRUE DETECTIVE/二人の刑事』はHBO制作のドラマでシーズン3まであり、私はアマゾンプライムビデオで観ました。観たのはシーズン1の『TRUE DETECTIVE/二人の刑事』、シーズン2&3は登場人物もストーリーも別物です[…]
他にもこんなキャラクター吹き替えてます
私が今まで観たドラマ限定です。
イカゲームのアリ
(↑アリ・アブドゥル。squidgamenetflixより)
人生どん詰まりの人間が自分の命を賭けて大金を手にしようとサバイバルゲームに挑む韓国のドラマ『イカゲーム』。
佐藤さんが担当したのはゲームの参加したアリ・アブドゥル。
出稼ぎで韓国に来たものの、劣悪な環境で働かされ困窮、でゲームに参加にすることに。
その参加者の中で仲良くなった主人公のソン・ギフン(坂詰貴之)やチョ・サンウ(中川慶一)らと共にピンチを潜り抜け、ゲームを勝ち進む。
怪力の持ち主で仲間のピンチを救う心優しい男。
いかにも人のよさそうな、そして朴訥な感じのアリ。
ついつい応援したくなるようなキャラだけど、そこにつけ込んだのがサンウ!(ほんとやだ)
サンウをいつも「社長さん!」と呼んでいたのにやつに騙されて脱落するアリ。
まぁ最後まで生き残るキャラとは思わなかったけどかなり残念。
アリを騙して蹴落としたことで「サンウは最低野郎」っていうのがよくわかったけど。
プリーチャーのキャシディ
(↑キャシディ。preacheramcより)
(↑キャシディ(右)とジェシー。preacheramcより)
とりあえずシーズン1は観た『プリーチャー』。
原作はDCコミック、ということは完走は難しい、その通り。
シーズン1で脱落です。
キャシディは主人公で牧師のジェシー(綱島郷太郎)の友人で119歳ダブリン出身のヴァンパイア。
飛行機内でヴァンパイア狩りに会い、傘1本で飛び降りるも地面に激突し内臓等ぐちゃぐちゃに、でもちゃんと生き返る。
バーでジェシーを助け、そのまま教会にいつく。
キャシディは、見たまんまの不気味さが魅力。
あと、意外に映画に詳しい。(例え話を全部映画でした)
うまく言えないけど、キャラも見た目も声も全部ガッサガサで小汚い&ちょっと気味悪い。
以上です!
私立探偵マグナムのジン
(↑ジン。magnumpiより)
(↑ハロウィンでのジンとマグナム。magnumpiより)
往年のドラマのリブート版『私立探偵マグナム』。
主人公マグナム(坂詰貴之)と相棒のヒギンズ(佐古真弓)が赤いフェラーリで疾走しながら依頼された仕事を解決していく1話完結タイプ。
佐藤さんが担当するのはシーズン2から登場するスリのジン。
盗んだ携帯に届いた物騒なメールが気になりマグナムに助けを求める。
以降、ちょいちょい登場する準レギュラーキャラ。
小太りなアジア系で、いつも調子のいいことを言っているもたぶんほとんど嘘。
でも妹二人を親代わりで育てたのはどうやら本当っぽい。
フェラーリで移動するときに、後ろの狭いシートへムチムチの身体を押し込められてブーブー言うのはお約束。
ザ・ルーキーのミッチ
(↑therookieabcより)
40歳で新米警官になったジョン・ノーラン(堀内賢雄)の奮闘を描くドラマ『ザ・ルーキー』。
佐藤さんはシーズン2の第14話「危険な札束」に登場するミッチを担当。
指導警官ブラッドフォードが軍隊時代に同じ分隊にいた彼は右足が義足。
ホームレスになっていた彼は、殺された男が滞在していたホテルに現れ、ノーランたちに追われるはめに。
結局、彼は事件とは関係なく疑いは晴れるも、ブラッドフォードはホームレスになっていた彼を心配し職を紹介。
怪しいミッチが佐藤さんの吹き替えだったんで「多分犯人じゃないな」と思ったのは大当たり。
佐藤さん吹き替えは、素行に問題はあるけど殺人は犯さない軽犯罪系のイメージがあったので。
太王四神記のマンドゥク
高句麗の真の王になるためタムドクと従兄弟のヨン・ホゲ(咲野俊介)が四神(青龍・白虎・玄武・朱雀)を巡って争うファンタジー歴史ドラマ『太王四神記』。
佐藤さんはシウ部族長チュムチの部下マンドゥクを担当。
いかにもお調子者なマンドゥクはムードメーカーの役目も。
実はチュムチは四神のひとつ白虎のい守り主。
運命に導かれるようにタムドクと出会い、運命を共にするチュムチ。
マンドゥクは個性派サブキャラで、重くなりがちなストーリーにコミカルさをプラスしてくれる大事なキャラクター。
ボスのチュムチに怒鳴られようが危険な目に遭おうが、忠実なワンコのように後を追い続けるマンドゥク。
う〜ん、かわいいぞ!
一部ですが、佐藤せつじさんが声を演じたキャラクターを紹介しました。
まだまだ紹介したいキャラはあるのですが、少しずつ追加していく予定です。
また、ドラマ名はわかるけど声優がわからない、そんなときは「ドラマ別吹き替え声優インデックス」へどうぞ!
※当ブログで今まで紹介したドラマと声優限定です。
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