今まで「小ネタの部屋」で紹介していた1話限りのゲスト吹き替えや、ほんのひとことだけなどの単発ドラマ吹替を声優さん別に紹介。
咲野俊介さんは『クリミナル・マインド FBI行動分析課』のイケメン捜査官モーガンなど、主役クラスの吹き替えがいっぱいありますが、探せば単発ドラマの吹き替えがけっこうあるんです。
思わぬところで出会える楽しみもあるのがこういう「ちょい吹替」のいいところ。
咲野俊介さんの主役やメインキャラの吹き替えはこちら↓
タフガイ・モーガンからあのホッジスまでこなす吹き替え力咲野俊介さんの演じる声の年齢層は30代~50代あたりでしょうか、いろんな主役を担当する人気の声優さん。主役に多い「かっこいい」系にとどまらない独特のキャラも違和感なしの振り幅の広[…]
CSI:科学捜査班、ホッジス以外のちょい吹替
(↑CSI:ベガスのホッジス。csivegasより)
私のちょい吹替の原点ともいえる咲野俊介さんと『CSI:科学捜査班』(舞台はラスベガス)。
咲野さんはメインキャラの一人分析官のホッジスを担当していますが、あちこちに咲野さんの痕跡が発見できます。
ちょい吹替に気がついたのがシーズンがだいぶ進んでからなので、シーズン1から見直したらもっともっといっぱい見つかると思います。
シーズン10の医師
シーズン10第1話「ラスベガスリターン」では、わざと事故を起こして女優を事故死させた相手車両の運転手(実はストーカー)が病院に運ばれるのですが、そこで手当てをする医師の吹き替えを担当。
シーズン10の解説者
シーズン10第8話「憎しみのラバーズレーン」、冒頭のボーリングの試合の解説の吹き替えに注目!咲野さんですよ。
あとシーズン10の別の回のとき、ヘリの運転手が咲野さんじゃないかと思ったのですが、無線越しの声だったのでいまひとつ咲野さんの声と確信できないものもありました。
シーズン15のSWAT隊員
ファイナルでもあるシーズン15第2話「100万ドルの失敗」は、医療用大麻を販売する店に押し入った女性が警備員に射殺され、その女性は大麻店のオーナーの家族を誘拐した疑いが。
容疑者かもしれないその女性の自宅に踏み込むSWAT隊員の吹き替えが咲野さん。
「寝室クリア!」「残念ながらここに人質はいない。好きに調べてくれ」とこれだけ。
CSIのちょい吹替ではホッジスの三枚目キャラとは違う男前な声が楽しめます。
ぜひ聞き耳たてて観てください。
メンタリストのちょい吹替
(↑ジェーンとリズボン。mentalist_cbsより)
巧みに人の心を操るジェーンとCBIチームの面々、そしてレッド・ジョンはいったい誰?と見どころ満載の『メンタリスト』。
それでは咲野さんのちょい吹替どうぞ。
シーズン5のルイス中尉
シーズン5第17話「赤と白と青」で、陸軍の女性伍長ルーシーが喉を切られて殺されていた現場に「軍で捜査する」と乗り込んできたルイス中尉の吹き替えが咲野さん。
おっ、ルイス中尉が犯人か?など冒頭で思ってしまいました。
だって吹き替えが咲野さんですもの、吹き替え派ならピンとくるキャスティング。
でもルイス中尉は犯人ではありませんでした、そのあたりはぜひドラマで確認を。
ちなみにこのルイス中尉、ある女性伍長にセクハラをはたらいてたんですね。
吹き替えが咲野さんというだけなのになぜかセクハラにショックを受ける私。
シーズン6の窃盗団リーダー、エドウィン・マッケイ
シーズン6第16話の「すみれの花束」では美術品の窃盗団のリーダー、エドウィン・マッケイの声を咲野俊介さんが担当。
このエピソードでは大きな一軒家を丸ごと捜査のためのパーティー会場に仕立て上げ、FBIが押収した美術品を室内に飾り窃盗団の餌として仕込む手の込みよう。
このあたりからリズボンとパイク(FBI捜査官、吹き替えは宮内敦士さん)の距離がグッと近くなりますよね〜。
さて、咲野さんが吹き替えるマッケイ、FBIに追い詰められて逃げますが、ゴミ収集車にぶつかりそうになったりマーチングバンドが邪魔だったりするも運良くタクシーが拾えアジトへ戻りますが。
でもゴミ収集車もマーチングバンドもタクシーも全部ジェーンの仕込み。
まんまと逮捕されるマッケイさんでした。
グッド・ワイフのちょい吹替
(↑goodwifewritersroomより)
主婦だった主人公アリシアが夫の逮捕により再度弁護士として働きだし、新たな生き方を切り開いていくというドラマ。
仕事、法廷、家庭、恋愛とアリシアをとりまくさまざまな問題に立ち向かう彼女の生き様はとても見応えがあります。
また、アリシア以外にもカリンダ・シャルマ、ダイアン・ロックハートやエルズベス・タシオニなど個性的な女性が登場します。
シーズン1のニセ弁護士ライアン・アルプリン
『グッドワイフ』シーズン1・第7話で登場した弁護士ライアン。
『グッドワイフ』の主人公、弁護士のアリシアがライアンが担当する訴訟にヘルプで加わり、一緒に裁判を戦うとても有能な弁護士です。
アリシアの上司ウィルはライアンの弁護ぶりを見て事務所にほしい人材と考え始めますが、でもライアン、実は弁護士資格を持っていなかったのです。
好意を持っていたアリシアにそのことを指摘されるライアン。
アリシアはウィルに弁護士資格を持っていないことは伏せて「やめておいたほうがいい」的なことを忠告し採用は見送られることに。
いいキャラだったんですが残念ながらこれでさよならでした。
シーズン5のバッテリー設計者ダニエル・アーウィン
ダニエル・アーウィン
『グッドワイフ』シーズン5・第20話で登場したダニエル・アーウィンとアリシアは陪審員の面談会場で出会います。
二人とも満員の面談会場で他の人に席を譲り、顔見知りになります。
その頃のアリシアは元上司で元恋人のウィルを銃撃事件で亡くし、なかなか心の傷がいえない様子。
そんなとき、魅力的なダニエルと出会い、ランチを一緒にとることに。
会話も弾んだ二人、そしてその日の夜にダニエルから一緒に飲もうと誘われます。
が、約束の夜7時に店の前まで行くも、どうしても一歩踏み出せないアリシア。
まだまだウィルショックから立ち直れない彼女が印象的でした。
ゲーム・オブ・スローンズのちょい吹替
シーズン1のトップバッターでヤられる男
『ゲーム・オブ・スローンズ(GOT)』シーズン1第1話、テーマソングの前の冒頭に登場する男の吹き替えを咲野俊介さんが担当。
咲野さん、『GOT』では主要人物デナーリスの家臣ジョラー・モーモントを担当していますが、それとは違いますよ。
咲野さんが第1話冒頭で担当するのは、壁の向こうへ野人の追跡に行った3人のナイツウォッチのリーダー。
無残な死体を見つけた部下の男は、そのむごたらしさに怖気付いていますが、リーダーはそれを許さず野人を探すといいます。
が、しかしトップバッターで野人にヤラレてしまうリーダー…。
逃げる部下の男、目の前でもう一人のナイツウォッチも殺されてしまいます。
冒頭から咲野さんの吹き替えだったので、さぞや重要なキャラかと思ったらあっという間にいなくなってしまった役でした…。
キリング・イヴののちょい吹替
MI6のイヴとサイコパスのヴィラネルの不思議な関係や攻防を描いたドラマ『キリング・イヴ』。
咲野さんはシーズン1で登場する謎の組織トゥエルヴのメンバーで、殺し屋で主人公のヴィラネルに仕事の指示をだすアントンを担当。
今まではコンスタンティンがその役だったのが、そのコンスタンティンを殺すようにヴィラネルに指示。
しかしヴィラネルはその場でアントンを射殺!あっという間に。
アントン、なんか軽い感じでCSI:科学捜査班のホッジスをめちゃくちゃ軽薄にしたような話し方。
ヴィラネルもアントンの雰囲気にイライラしたようで「いつもそんな感じ?」と聞いています。
「ヴィラネル、きっとこの男殺すだろうな」と思ったらそのとおりで、ちょっとだけヴィラネルと通じ合えました!
FBI: 特別捜査班のちょい吹替
シーズン1のコカイン密売人
NYのFBI特別捜査官マギーとOAが主人公の骨太捜査ドラマ『FBI: 特別捜査班』。
咲野さんが登場するのはシーズン1第11話「親愛なる友へ」。
路上で殺された判事が前日に立ち寄ったクラブのオーナーでコカイン密売人のジャック・ロッシ。
そこでOAに食ってかかったのが従業員のジーナ。
実は彼女、麻薬取引を捜査するため潜入していたFBI捜査官。
マギーの友人で、事情を話しジーナにも協力してもらうことに。
しかしジーナはあまりに溶け込みすぎ、潜入とは思えないほど。
寝返ったのではと疑うOA、彼女の正義を信じたいマギー。
どうなるんだと思っていたらジーナはロッシとできていた。
OAの勘は当たってて、マギーはなんとかジーナを救おうとするものの失敗。
私もジーナを信じてたんだけどな…。
ロッシ!お前のせいだ!!
でもこういう悪役の咲野さんも大好き。
ゾーイの超イケてるプレイリストのちょい吹替
シーズン1のチャーリー・ベネット
(↑担がれて登場するのがチャーリー。zoeysplaylistより)
他人の気持ちが歌で聞こえてしまう主人公ゾーイがその能力を活かしたり悩みながら仕事に恋に奮闘するドラマ『ゾーイの超イケてるプレイリスト』。
咲野さんはシーズン1で登場するチャーリー・ベネットを担当。
このチャーリー、ゾーイのボスのジョーンの夫で有名なゲーム開発会社のCEO。
ジョーンがお願いしてプレゼンに登場してもらうも一旦やめると言いだしたりとかなりのオレ様男。
そんなチャーリーに手を焼くジョーン。
ゾーイの前では強気でやり手のボスのジョーン。
でもチャーリーとうまくいっていない様子。
ゾーイはジョーンが「彼に満足できない!」とストーンズの「サティスファクション」を歌って踊ったから。(他人には見えてない)
そこでジョーンの力になるのがゾーイのいいところ。
で、結論は二人は別れることに。
咲野さんが登場しないのは残念だけど、チャーリーみたいなのはいらん!
(↑サティスファクション熱唱中のチャーリーの妻ジョーン。zoeysplaylistより)
主任警部モースのちょい吹替
『主任警部モース』は1987年からイギリスで放送された刑事ドラマ。
何か考えるときはパブで一杯ひっかける主任警部のモースが、部下のルイスとともに難事件を解決していくというドラマ。
事件で知り合う女性にほぼ必ず心を動かされるという「女に弱い」面も持っているモースの人間臭さも魅力のひとつ。
2019年にBSプレミアムで一部のシリーズが放送されていましたが、80〜90年代に制作されたドラマなので現在主役級で活躍されている声優さんが若手声優としてサブの吹き替えを担当していることも。
第8シリーズお金持ちの息子アシュリー・デイビス
第8シリーズの「カインの娘たち」は、大学の寄付金集めを担当していたマクルーア博士が殺されますが、その犯人とみられるDV男テッドも殺されモースはその犯人を追いかけます。
咲野さんはテッドから麻薬を買い、寮から転落死したマシューの友人アシュリー・デイビスを担当。
お金持ちのボンボンで短気で喧嘩っ早い青年。
DV男テッドの娘ケイと婚約していますが、ケイと仲のよかったマクルーア博士を嫉妬にかられて殺したのではと疑われます。
咲野さんの声にあまり変化はないものの、若々しい印象はうけました。
現在の声は迫力や大人の男の魅力がプラスされていると思います。
一部ですが、咲野俊介さんが単発で吹き替えたキャラクターを紹介しました。
発見次第、随時追加していく予定です。
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