ミステリアスな調査員カリンダ・シャルマを深掘りしてみる！
『グッド・ワイフ』に登場する調査員カリンダ・シャルマ。
インド系のエキゾチックな顔に凄腕の調査能力とミステリアスな私生活。
ドラマに欠かせない重要キャラの彼女を徹底調査してみました。
※ネタバレあります。
カリンダ・シャルマってどんな人？
（↑カリンダ・シャルマ。archiepanjabifansより）
『グッド・ワイフ』は、主人公の長く専業主婦だったアリシア・フロリック（吹き替えは野沢由香里さん）が夫のスキャンダルにより弁護士として復帰、仕事に家庭に恋愛に奮闘するドラマ。
カリンダ・シャルマは、主人公のアリシアが勤める法律事務所ロックハート・ガードナーで働く調査員。
依頼人の有利になる証拠や証言を集めるのが調査員の仕事で、カリンダは弁護士たちから抜群の信頼を得ている超やり手。
ポーカーフェイスに違法すれすれの証拠集め、エキゾチックな美貌に隠された謎の私生活も気になるところ。
ちなみに全シーズン吹き替え版で視聴、（ ）内は吹き替え声優名です。
（↑cbstvより）
カリンダ・シャルマの特徴
ファッション
定番スタイルは革ジャン、ミニスカート、ロングブーツ、髪はアップスタイル。
外出時は携帯と小さい手帳という超軽装備。
荷物はポケットに入れたり、胸元に入れたりと無駄を省いたスタイルが潔い。
愛車は黒っぽいSUV。（車種不明）
シンプルなネックレス、親指にシルバーリングという控えめなアクサセリー使い。
シーズン1第1話ではジャケットにジーンズという珍しいスタイルや、外出時にショルダーバッグや大きいノートを持っていたことも！（あのカリンダが！）
（↑archiepanjabifansより）
基本ポーカーフェイス、落涙は超貴重
いつでもどこでも冷静沈着で肝が座ったカリンダ。
裁判中に急遽証拠を探すことになっても、秘密がバレそうになっても常に表情は変わらず。
そんなカリンダが涙を見せたシーンが。
まずはシーズン2の22話。
主人公のアリシアが夫のピーターとカリンダが過去に関係があったことを知り、それをカリンダに告げた後。
友人がいない彼女が、仕事を通して仲よくなっていたアリシアとの関係に大きなヒビが入ってしまい、一人エレベーターの中で泣いてます。
それほど、カリンダにとってアリシアは大切な存在だったのでしょう。
（↑archiepanjabifansより）
もうひとつはシーズン5の15話、事務所のボスである弁護士のウィルが法廷で依頼人に撃たれて亡くなったとき。
同じくボスであるダイアン（吹き替えは小宮和枝さん）と一緒に、ウィルが運ばれた病院で彼の遺体と対面したとき涙を見せています。
どちらもあのカリンダが泣くなんて！という衝撃、忘れられません。
観察力の鋭さ
調査員という仕事柄、観察力が鋭いのは当たり前ですが、彼女は特に優秀。
主人公のアリシアと彼女のボスのウィルが互いの恋愛感情に気づかないとき、誰よりもいち早く気づいたカリンダ。
アリシアは既婚者、ウィルは独身で上司という立場上、なかなか一線は超えないのですが、カリンダは二人を止めることはせずストレートに後押しするんですよね。
既成概念にとらわない彼女らしいやり方です。
高い調査能力
過去に検察局で働いていたときのネットワークだと思われるのですが、警察に検察に検視官などなど、それはそれは顔が広い。
その中にはカリンダと関係を持った人も多数在籍。（これは後で触れます）
犯罪現場にもしれっと入り込んだりなど、そのネットワーク力はかなり調査に生かされている様子。
他にもピッキングに忍び込みにメールの偽造にハッキングなどなど、違法すれすれどころかガッツリ違法も多々あり。
陪審員へのいやがらせで逮捕されたことも。
大切な人への熱い思い
普段は他人と一線を引いているカリンダですが、自分が大切にしている人に何かあるとすぐ行動。
シーズン3の10話ではアリシアの娘グレースが男と一緒に行方不明になり、母アリシアはオロオロ。
それを知ったカリンダは誰よりも早くグレースを探しだし家まで送り届けます。
そしてグレースには自分のことを黙っておくようにと言って。
もちろんグレースを連れだした男に説教することも忘れずに。
カリンダはシーズン2でアリシアと深い溝ができて以来、仕事以外では会話がない日々。
そんな接点があまりない状況でも大切な友人アリシアにこっそり手を貸すのが彼女らしい優しさ。
この一件のあと、カリンダとアリシアの距離は少しずつ近づいていきます。
（↑カリンダとアリシア。archiepanjabifansより）
シーズン5でボスのウィルが撃たれて亡くなったときも、誰の銃がウィルを殺したのか確認して、留置所にいる犯人でウィルが弁護していたジェフリーに自殺用のベルトをチラつかせるカリンダ。
でもベルトは渡さず「罪を背負って生きるのね」と突き放し、生き地獄を与えることを選んだカリンダ。
シーズン6では弁護士のケイリーが逮捕され、彼の無罪を証明するため、あるメールに手を加えることに。
結局、違う証拠が手に入り、手を加えたメールは証拠として提出しないはずが手違いで法廷に提出されてしまう。
ケイリーは無罪となるが、そのメールが後々問題となりカリンダ自信を追い詰めることに。
当時カリンダとケイリーはいい関係にありましたが、カリンダがそれほどケイリーを大切に思っていたのか！と思ったのがこの一連のエピソード。
彼のためならなんでもする！というカリンダの思いは通じましたが、最後は彼女が責任をとるような感じで姿を消す、という悲しい結末ですが、立つ鳥跡を濁さずな感じがいかにもカリンダらしいラストでした。
謎の私生活
男女問わず関係を持つカリンダですが、実は既婚者。
夫はシーズン3で登場するDV夫のニック。（カリンダもDV妻ですが）
どうやらカリンダは彼から逃げてきた様子で、どうにか手を切りたいよう。
執着する夫と逃げたい妻ですが、いかにもカリンダらしいやり方で追い払います。
そしてシーズン2で登場する調査員のブレイク・カラマールは、カリンダがカナダで火事で死亡したリーラ・タヒリだと調べたようです。
否定も肯定もしなかったカリンダですが、これが事実ならリーラ・タヒリがカリンダ・シャルマになるのに手を貸したのがピーターということでしょう。
カリンダ・シャルマと一夜を過ごした人たち
カリンダといえば男女問わずそういう関係を持つお方。
彼女と一夜をともにした人をご紹介。（◼️は男性、●は女性）
◼️ピーター・フロリック（中田譲治）
主人公アリシア・フロリックの夫で、カリンダがアリシアと知り合う前に一度関係を持った相手。
どうやらカリンダの過去を消すのに手を貸したのがピーターで、その見返りとして寝たらしい。
でもカラダで見返りOKなピーターは、やっぱりいけ好かない野郎です。
◼️アンソニー・バートン
シーズン1で登場する離婚して息子がいる濃いお顔の刑事。
カリンダとのキスシーンはありますが直接的な描写はありません。
が、たぶん寝てます。
●ラナ・デラニー（佐古真弓）
FBI捜査官のラナは、カリンダが何か情報がほしいときに会いに行く相手。
ラナも自分は都合のいい女と気づきつつも、なんだかんだで情報を渡し、カリンダとつかず離れずの関係。
カリンダの夫ニックは二人の関係を知ろうとラナの部屋に忍び込んだりも。
（↑カリンダとラナ。archiepanjabifansより）
●ドナ
シーズン2で登場する国選弁護人のドナ。
4ヶ月ぶりに会うことを嫌味っぽくカリンダにいう。
●ソフィア・ ルッソ
検事局時代の同僚で現在は調査会社にいるソフィア。
ある事件の証拠がアリシアのもとに届き、そのDNA鑑定を依頼するのがソフィアの会社。
カリンダはこのソフィアの会社に転職を考えていたことも。
●犬の訓練士
シーズン4に登場する女性で、過去そういう関係にあったようです。
しかしカリンダ、守備範囲が広い…。
◼️ニック・サベリース（山口太郎）
カリンダを追いかけてきた夫。
「お前以外の女を愛せない」とまでいわせるカリンダへの執着が怖いニック。
●ジェナ
シーズン5で登場する弁護士ダミアン・ボイルに借りのある刑事ジェナ。
ボイルの挑発にのってまんまと罠にはまったカリンダを逮捕するのがジェナ。
意味なく拘束するジェナはカリンダに「帰してほしいなら楽しませて」と。
で、ちゃんと楽しませたカリンダ。
その後カリンダは、ジェナの持っていたボイルの過去にまつわる資料を使ってボイルを事務所から追放。
それを知ったジェナにビンタされ二人の関係は終了です。
◼️ケイリー・アゴス（茶花健太）
カリンダが働くロックハート&ガードナーの弁護士ケイリー・アゴス。
シーズン1ではカリンダに興味のあるケイリーを軽くあしらうカリンダ。
ケイリーがロックハート&ガードナーを解雇され、検事局に転職してから二人の距離が一気に近づくんですよね。
シーズン6で逮捕されたケイリーのために奔走する彼女を見て「あれ、意外にもケイリーとはけっこう本気だったのね」と気づく私の鈍感さ。
（↑カリンダとケイリー。archiepanjabifansより）
カリンダ・シャルマにボコボコにされた男たち
時には実力行使のカリンダ。
彼女に痛い目にあわされた野郎たちを紹介します。
車と脇腹をやられたブレイク・カラマール（杉村憲司）
シーズン1の終盤でロックハート・ガードナーに新たに加わったパートナー弁護士デリック・ボンドが連れてきた調査員がブレイク・カラマール。
仕事はできるがやり方がちょっと汚く裏がありそうなブレイク。
このブレイクに過去を探られ、仕事も先を越されイライラするカリンダ。
そしてブチキレた彼女はバットでブレイクの車をボッコボコに。
バット片手にブレイクの車に向かうカリンダは、ヤンキーが喧嘩に向かう姿そのまんま。
そして音楽と車のアラームのリズムが連動してカッコいいこと！
しかし、そのときのバットをブレイクに盗られ、裁判の証人ドクター・ブースの強盗傷害事件に使われ、カリンダが疑われることに。
そこで怯まないカリンダは、バットを返せとブレイクに迫る。
色気で迫った隙にそのバットでブレイクの脇腹をぶん殴る！
シメは麻薬王ビショップとの離婚で揉める妻の浮気相手がブレイクだとほのめかし、ロックハート・ガードナーから追放。
どうやったら二度と自分の前に現れないかまでを考え葬り去るのはさすがです。
車で轢かれた夫ニックの部下ビリー
シーズン3で現れたカリンダの夫ニックの手下のビリーもかなり痛い目にあっています。
部屋にやってくるだろうと睨んだカリンダに待ち伏せされたビリーは彼女にボッコボコにされます。
さらにカリンダは夫ニックの職場に乗り込みます。
まず車に突っ込み、後ろにいたビリーを躊躇なく車で轢きます。
迷いは一切なしの男前さに惚れ惚れします。
国外追放された夫ニック
カリンダに執着し、彼女が働くロックハート・ガードナーに仕事を依頼したニック。
事務所のエレベーターでまずは殴り合い！
でもちゃんとベッドはともにするんですが…。
こいつをこのままにしとくのはマズイと感じたカリンダは、レッカー業を隠れ蓑にしてドラッグの取引をしているニックをFBIに通報。
1万ドル持ってカナダへ逃げろと追放。
二度とアメリカには来られないようにしたのはさすが、でも籍は入ったままだと思います…。
ちなみにニックがらみでとばっちりを食ったのがケイリー。
カリンダと関係があると勘違いされ、部下のビリーにボコボコにされた彼。
御愁傷様ですケイリー。
弱みを握られたチャールズ・レスター（小高三良）
麻薬王ビショップの弁護士チャールズ・レスター。
おじいちゃんなのでボコボコにはしていませんが、彼もカリンダに痛い目にあわされた一人。
ビショップの弁護士ケイリーが逮捕され、なんとか彼を助けたいカリンダはビショップのPCからデータをダウンロード。
これによってビショップは逮捕される。
ただしレスターがらみのデータは州検事局に提出していないと弱みをちらつかせ彼を脅します。
これが効いて、レスターはカリンダから手を引き、さらに一緒に組もうと提案するほど。
カリンダ・シャルマの最後
『グッド・ワイフ』はシーズン7で終了しましたが、カリンダはシーズン6の最終22話まで。
前述の「カリンダ・シャルマの特徴」や「弱みを握られたチャールズ・レスター」でもありますが、麻薬王ビショップがらみで逮捕されたケイリーを助けるため、あるメールに手を加えケイリーを無罪にしますが、この証拠改ざんでピンチに陥るカリンダ。
なんとかこのピンチを切り抜けたカリンダは、自分がしたことを告白した供述書をアリシアに渡し姿を消します。
部屋を引き払った彼女の行方は恋人のケイリーさえもわからない状態。
そんなときバーにいるアリシアの前に現れるカリンダ。
最後にアリシアにちゃんと挨拶と感謝の気持ちを伝えにきたようで「あなたと友だちでいられた時間は最高に幸せでした」と告げ去っていきました。
また、逮捕されたビショップを弁護するチャールズ・レスターは、なんとかカリンダと連絡を取りたいとアリシアの元に足を運びますが、彼の目の前でカリンダの供述書を燃やします。
これがアリシアのカリンダに対する最後の友情の証でしょう。
シメはチャールズ・レスターに脅しをかけ、自分とアリシアやケイリーなどにビショップの手が伸びないよう手を回したカリンダ。
サングラス姿で立ち去る彼女、ほんとうに素敵です。
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グッド・ワイフVOD情報
●hulu（2週間無料トライアルあり）
全シーズン字幕版・吹き替え版あり。
一匹狼カリンダの吹き替えは米倉紀之子さん
実はカリンダ以外の米倉紀之子さんが吹き替えたドラマの吹き替えを知らないのです。
映画の吹き替えではビヨンセ主演の『ドリームガールズ』でザ・ドリームズの一人で抜群の歌唱力のエフィ・ホワイトを担当。
エフィはリードボーカルを外されグループ脱退、そして波乱の人生へ。
主演のビヨンセを喰ったといわれるエフィ役のジェニファー・ハドソンの歌と演技も見ものです。
（↑プライムビデオで吹き替え版あり、レンタル料金必要、予告編あり。（2021.11.29現在））
いかがでしたか、カリンダ・シャルマ。
ようやくグッド・ワイフを完走したのでカリンダの投稿ができました。
「ここでもカリンダ泣いてた」や「あの人とも一夜を過ごしていた」「あいつもカリンダにボッコボコにされてた」などあったらぜひ教えてください。
また、ドラマ名はわかるけど声優がわからない、そんなときは「ドラマ別吹き替え声優インデックス」へどうぞ！
※当ブログで今まで紹介したドラマと声優限定です。
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