2月上旬の施設入所後の義母
「ブログを休んでいた間のできごと2022【前編】【後編】」で認知症の義母の施設(グループホーム)入所までの様子を紹介。
あれから2ヶ月たった近況をご報告。
※忘備録として投稿しています。海外ドラマとはまったく関係ありません。
グループホームへ入所して早2ヶ月
2021年の年末から年を越して2月上旬まで義母のグループホームへの入所でバタバタしていた私と旦那。
グループホームに「あとはよろしくーーーー!」とおまかせして、気持ちがだいぶ軽くなりました。
あの義母の性格だと身体が本当に動かなくなるか、病気か事故かで入院、認知症がもっと進行して介助なしでは生活できない状態など、このどれかになるまでは自宅からテコでも動かないと思っていたので、予想よりも早く入所できて本当に本当に安心しました。
入所後、コロナ禍で面会は禁止。
それが4月に入って解除となり、期間も人数も時間も制限があるものの会うことができるように。
というわけで早速面会に行ってきました。
義母のうれしい勘違い
事前に施設に日にちと時間を伝えて面会へ。
広めのロビーのようなところで義母と久しぶりの再会。
杖を使いながらも自力で歩いてきた義母。
私たちを見てすごく嬉しそうというわけでもなく、「ああ来たのね」くらいの平常心な感じ。
生活はどう?と聞いてみると「みんないい人でよくしてもらっている」と。
いつも電話で様子を聞いている介護員のお二人も同席してもらい、いろいろ話を聞くことに。
そのうちの男性の介護員の方を呼び捨てにする義母。
しかも名前がまったく違う。
どうやらその男性介護員の方を、よく知る友人だと思っている義母。(見た目が似ている)
入所後、すぐ彼をこの友人の名前で呼び続けている義母は、本当に友人(以後友人A)だと思っていて「Aがいてくれて本当によかった」とか、「(入所が)Aの方が先?私の方が先だっけ?」など完全に友人Aとして接しているよう。
もう男性介護員の方もすっかりそれを受け入れていて、「A!」と義母が呼べばすぐ駆けつけるしもべのよう。
ほんとすいません…そしてありがとうございます。
グループホームでの様子
普段、義母がどのように過ごしているかを介護員の方に聞いてみました。
もちろん義母にも同じことを聞いていますが、どこまで本当なのかわからないので、「また来るね」と別れの挨拶をしてから改めて義母抜きで聞くことに。
●足や腰(圧迫骨折あり)が痛く、日中は自室でベッドに横になっていることが多い。
●食事はおかわりをするほど旺盛。
●たまに食堂兼リビングでテレビを観ていたりするが、腰が痛いためソファに寝ていることも。
そこで他の利用者さんが座りたいと言うと「痛いから寝てる!」とどかないらしい…。
●入所後しばらくは昼夜逆転で、昼眠り、夜になるとお酒が飲みたいと駄々をこねていた。
最近は生活のリズムが落ち着いてきて、昼に活動し、お酒をことは言わなくなった。
●入浴をいやがり、理由をつけては拒否する。
●他の入居者の人とも少しは交流があるが、名前が覚えられないので「ちょっとおばさん」などと呼んでいる。
●話好きでユーモアがあり、友人Aと勘違いしている介護員の方とは3時間もおしゃべりしたらしい。
●ときどきせん妄がある。
などなど。
少しずつ慣れ、生活のリズムもできてきたようだし、ちゃんと食事が摂れているので体調はよさそう。
入所前は顔と足がかなり浮腫んでいましたが、(たぶんお酒の飲み過ぎと栄養不足と運動不足)それが取れかなりスッキリ。
生活に馴染めなくてストレスがたまっていたり、帰りたいを連呼したりなど心配していたことがそれほどなくて一安心。
入所後の変化
●栄養状態が改善
訪問医曰く「栄養失調状態」だった入所直後。
だって入所前は朝からお酒飲んで、コンビニ弁当とお菓子と炭酸飲料の毎日だったんですから。(本人はちゃんと料理してる、野菜も摂ってると主張)
それが食事や投薬、禁酒でかなり改善されました。
あのまま一人暮らしを続けていたら今頃入院していたかも。
●散髪してスッキリ
認知症になる前は、きれい好きでお化粧もカラーリングもちゃんとしていた義母。
それが認知症になってからは、美容院に行くこともできず(移動手段がない、そもそも髪を気にしていない、私たちが世話を焼くとかえって反発)髪が伸び放題だったのが短く整えられていました。
そういえば、家に行くと志村けんの「とんでもねぇあたしゃ神様だ」のヘアスタイルで迎えてくれたっけ…。
●コロナワクチン接種
入所前、私たちがいくら勧めても断固拒否していたコロナワクチン接種ですが、入所後無事2回の接種が終了。
1回目は病院で接種したようですが、そこに行くまでにかなり苦労したようです。
介護員さん曰く「適当なこと言って病院に連れていくと「聞いてない!」と拒否反応を示すので、事前にちゃんと説明しないと納得してくれません」と。
知ってます、今まで私たちも散々苦労してきましたから。
でも一旦納得してもすぐ忘れて全然違うことを言いだすんですけどね。
●入所を喜ぶ
これはすごく意外でした。
快適なんだと思います、かなり。
お医者さんや移動コンビニが来てくれるので、わざわざ出かけなくて済むところや、食事の用意や心配をしなくていいなどがその要因だと思います。
そして友人Aだと思い込んでいる介護員さんの力はかなり大きいはず。
知ってる人がいるだけで、新しい生活の不安はかなり解消されたはずですから。
義母にとっては大きな変化となったグループホームへの入所。
入所翌日に「家に帰りたいから迎えに来てほしい」と友人に電話したり、夜お酒を買いに行くとわがまま言ったりなど今後どうなるのか若干不安だった2月上旬。
それから2ヶ月経ってかなり慣れて落ち着いてきた義母。
といいながら、たまに義母から旦那や私に電話が。
「腰が痛いから今から病院連れてってほしい」(ちゃんと訪問医の診察や投薬を受けている)や「体調が悪くて店をしばらく休む」(義母は昔お店を経営していた)「電話を持ってきてほしい」(固定電話の子機のこと)などなど。
今の状況が理解できなかったり、過去と現在がごちゃごちゃになって電話してきます。
主に体調と仕事のこと。
でも、亡くなった義父の話は一切でてこないんですよね、なんで?
おまけ|私の変化
義母の入所前、私はとにかく睡眠が浅くて長い時間眠れませんでした。
認知症と診断されてから波はあるものの、ずっとそんな調子。
自分はまともで、まだまだ一人で暮らせると言い張る義母と会話をすると心臓がドクドクして眠れなくなったり。
それが今は少しずつ改善されています。
たまにかかってくる意味不明の電話も適当にかわすことができるようになりました。
とにかくよかった…それだけです。
施設入所後の義母の様子、いかがでしたか。
穏やかに過ごしているようでなにより。
また大きな変化などがあったら報告します。
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