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ブログを休んでいた間のできごと2022【後編】

義母の施設入所に向けていよいよスタート

前回の「ブログを休んでいた間のできごと2022【前編】」では、あれほど施設入所を拒否していた義母の心境の変化を紹介。
ただ、認知症ゆえ「自分から決めた入所意志」がリセットされる恐れは充分考えられます。
その最大問題を解決して無事入所できたのか??
※海外ドラマとはまったく関係ありません。

年明けは地域包括支援センターへの連絡から

年末年始で義母の施設入所の意志を知った旦那と私。
早速年明けに地域包括支援センター(以下支援センター)へ連絡を。
担当職員さんも義母の変化に少し驚いたようですが「では施設を当たってみましょうか」とすぐ動いてくれることに。
こちらの条件を伝え、義母の住む地域とその周辺、そして私たちが住む地域の周辺で探してもらうことに。

そして10日後、旦那と二人支援センターへ。
職員の方が直接問い合わせてくれた施設と、高齢者介護施設や老人ホームの紹介センターからの紹介施設と、予想よりも多く提案してもらいました。
こちらの希望をくんでもらえる施設がこんなにあるなんて…と正直驚きました。
職員さん曰く、義母には同じような高齢者と交流できるグループホームがいいのでは、ということでそのような施設を義母が住む周辺で探してもらいました。
また、紹介センターから提案してもらったのは私たちが住む地域の施設。
ただ、こちらは近くには空きがなく、同じ市内でも車で小一時間ほどかかる少し遠方の施設でした。

それぞれの施設の説明や空き状況を聞き、時間もあることなので支援センターから一番近くにある施設を見学させてもらうことに。
その場で職員の方が施設へ連絡してくれ、すぐ見学できることに。

早速ある施設へ

その施設は義母宅から車で10分ほど、周りを田んぼに囲まれた静かな環境。
施設を案内してもらい、義母の性格や現在の認知症の様子、毎月の料金やこちらの条件などいろいろ話をしました。
義母の持病や、かなり気難しい性格で人付き合いも苦手でという私たちの不安も包み隠さず伝えました。
そんな状況でも常ににこやかに、疑問に丁寧に答えてくれる職員さん、そして明るく広々した施設に旦那と二人「ここいいかも」と。

1年前、入所を考えていた施設は規模がもう少し小さく、担当のケアマネさんもすごく忙しそうで細やかな対応が難しいかなと感じていました。
そして一番ネックになったのは義母とケアマネさんの相性の悪さ。
(初対面で義母はケアマネさんが気に入らなかった&ケアマネさんも義母に対してなかなかの態度をとった)
その前例を経験していたので、おおらかな職員さんの対応や施設の明るい雰囲気は私たちに希望を持たせてくれたのです、「ここなら義母も入ってくれるかも」と。
その日は1件だけ見学して帰宅。
でも旦那と私は是非この施設にお願いしたい!と考えていました。

義母を見学に連れていく

義母に連絡し、まずは施設入所の意志を確認。
よし、大丈夫そう、考えは変わってないみたい。
本音を言えば「気が変わらないうちにさっさと入れてしまいたい!」ですが、そう簡単にはいかないもんです。
「施設なんか誰が入るか!」と言わないだけまだマシ、頑張れ私たち!と自分を奮い立たせる毎日。
早速、見学した施設を義母にも見てもらうことに。
電話で「いいところが見つかったから一度見学に行こう」と義母を連れて施設へ。(ここでも「行かない!」と駄々をこねる恐怖は常に背中合わせ)
もう見学に行ってくれるだけで大進歩!
1年前なら絶対無理。
電話をくれた友人ありがとう!体調不良ありがとう!です、ほんとに。(体調がよかったら見学どころか入所なんて絶対実現不可能)

施設到着、前回案内してもらった職員さんともう一人男性の職員さんがお出迎え。
二人して「お待ちしてましたよ〜」と笑顔で義母を歓迎。
義母も悪い気はしないようでにこやかな様子。(もう信じられない)
施設を案内してもらい、義母の疑問や不安に答える職員さん。

職員の方の接し方がまぁ素晴らしい。
だから初対面の人が苦手な義母がよくしゃべること!
二人が義母のことを上手におだてながら、いろんなことを聞き出すテクニックに惚れ惚れする旦那と私。
もちろん義母は同じ質問を何回も何回もします。
でもその都度、答えてくれる職員さん。
最終的には「ここでお世話になろうかしら」と言った義母。
うそ!前向きに考えてくれるの?と信じられない気持ちになりました。

後日、再度訪問

義母の入所の意志が確認できたので話を進めることに。
後日、正式に入所の申し込みをしに旦那と二人で施設へ。
そして再度義母も一緒に行くことに。

義母には事前に電話で「もう一度施設を見に行こう」と言うと「なんで?」「どこの?」と予期した質問が。
今までの経緯と義母自身の入所の意志を伝えると「そうか…」(納得してるかどうかは不明)と。
もちろん前回の見学のことは覚えていません。
施設に向かう車中で「本当は入りたくないんだけどね…」とボソッと呟く義母。
そんなときは「仕事を休んであちこち施設を探して、やっと空いてるところを見つけたんだよ(ウソ)。職員さんもみんないい人だからきっと気にいるよ」と優しくなだめすかす私たち。

こういうときに「この前見学に行ったでしょ!覚えてないの?もう一人じゃ暮らせないんだよ!」と語気を強めて訴えても認知症には逆効果。
今までの経験で学びました。
責められたり自分に落ち度があるように感じてしまうと益々頑なになってしまうので、とにかく小さい子どもに言い聞かせるように優しく優しく言い聞かせていました。

そして施設到着。
もちろん初めて来るかのような義母の反応。
こちらが「○○だったよね?」と前回のことを持ち出すと「ああ」と思い出す義母。
でも本当に思い出しているのか、話を合わせているのかは分かりません。
また同じ質問を何回も繰り返す義母、根気強く質問ににこやかに答える職員さん。
義母も前回同様終始ご機嫌な様子。
本当に職員さんには頭が下がります。

いよいよ入所へ

入所するための準備が始まりました。
こんなに記入するの?と言う量の書類、個室に持っていくもののリスト、そして健康診断の書類。
そうです、感染症など他の人に移す可能性のある病気を持っていないかどうかの検査を受けないといけないのです。
後日、旦那と私と義母でかかりつけ医に。
ついでに今気になっている義母の不調も診てもらうことに。
1年前の体調不良時はいろいろ悪いところが見つかったものの、その時の不調の原因はわからずじまい。
そして今回もMRIを撮ったりしたものの原因はわからず。

健康診断の結果は4〜5日後にでるとのこと。
しかし、この時病院がひとつ検査をするのを忘れていて結果がでるのが遅れることに。
一刻も早く入所させたいのに!
この間に他の申し込みがあり先に入所が決まったらまた一からやり直しになる!と焦る私。
しかし、遅れると連絡を受けた施設は「大丈夫ですよ」と。
はぁ〜よかった。
後は、診断で何もひっかからないこと、そして義母の気持ちが変わらないことを祈って…。

入所日が来た

健康診断の結果も無事クリアし、入所日が決定。
荷物をいつ用意するか?
入所日の朝に一気に用意して、そのまま施設に行く作戦です。
事前に荷物の準備をお願いしても忘れる可能性が高く、またなぜ荷物を用意するのか、下手するとなせ施設に入らないといけないのかを、一から説明することに疲れてしまっているから。
義母には大きな文字で書いた必要なもの一覧を渡しておきました。

そして当日、義母はある程度荷物を用意して待っていたのです。
でもそれは自分は病院に入院するのだと思って。
どの時点で施設が病院にすり替わったのかはわかりませんが、準備していたのは驚きです。
足りないものや義母一人では動かせないものを私たちが用意しいざ施設へ。

来た!やっとこの日が来た!!
義母も大人しく入所してくれるようです。
個室に案内されちょっと不安げな義母。
疲れているようなのでまずはベッドを整え横になってもらえるように。
私たちはバタバタと荷物を運び込み部屋を整え、書類のもれがないか確認しながら施設に提出。

ちょうどお昼時で職員さんが昼食をどこでとるか義母に聞いたところ自室で食べたいと。
他の入所者の方と大きな部屋で一緒に食べるのに抵抗があったようです。
しかし、ふと見るとみんなと一緒に食事をしている義母の姿が!
私と目があって手を振るじゃないですか。
あの義母がみんなとご飯食べてる!旦那と二人本当に驚きました。
集団生活が嫌だと言っていたあの義母が、と。

無事入所でき、帰路に着く私たち。
どうにかここまで来れた!

入所翌日にやってくれました

なんと入所翌日、義母の友人から電話が。
義母が「家に帰りたいから迎えに来てほしい」と友人に電話をしたようで。
帰りたいと言いだすんじゃないかという不安は翌日現実になりました、早っ!
まだ一日しか経っていないので、環境の変化にかなり混乱しているのでしょう。
連絡を受けた友人も事情を知らないので、確認のためにうちに電話をしたようなのです。
認知症が進行し、昨日施設に入ったばかりと事情を説明し迷惑をかけたことを謝りました。
施設に電話したところ、私が思っているほど深刻ではないようで、今までものこようなことはあった聞きました。
向こうはプロ、私が焦ったところで解決するわけでもなく、職員さんを信じておまかせするしかないと思いました。

それから約2週間後、今度は夜職員さんから電話が。
義母がお酒が飲みたいと入口のドアをガチャガチャしお酒を買いに行こうとしていると連絡が。
まぁうちに連絡もらったところでお酒は飲ませないでくださいと言うしかなく、なんの解決にもなりません。
よほど職員さんが困ったのだと思います。
途中、電話で義母に「お酒は飲んじゃダメだよ」と言うと「わかってる」と。
じゃあなんで買いに行こうとするのか…。

認知症でみられる症状で「物盗られ妄想」や「徘徊」などがありますが、どうやら義母は「お酒への執着」が出てきたようです。
このことを旦那に言うと「それは認知症は関係なくて、おかんの場合は単に酒が飲みたいだけ」と。
認知症の進行とともにお酒の量が増えたいった結果として、義母にはこのような症状がでてきました。

現在の様子

入所してから1ヶ月経った今、義母はだいぶ落ち着いているようです。
旦那は週に1回くらい電話で様子を聞いています。(コロナ禍で面会禁止のため)
みんないい人でよくしてもらっていると聞き私たちも一安心。
酒飲ませろ騒動もあれ以降、起こしていないようです。(ホッ)
提携している訪問医曰く、義母は栄養失調状態だったと。
コンビニ食に甘いものにお酒と滅茶苦茶な食生活だった義母、あのまま一人で暮らしていたら今頃どうなっていたか…。
誰かに見てもらえることがこんなに安心できるなんんて。
信頼できる施設が見つかり、お世話になることができて本当によかったと思いました。

なんとか入所まで漕ぎつけた後編、いかがでしたか?
あれだけ施設を拒否していた義母が、入所を受け入れるほど気力も体力も限界に来ていたときに受けた友人からの電話がきっかけになり、一気に入所へと動きだした2022年。
1年前は今の生活を変えたくない義母の気持ちが私たちの想像以上で、入所までの道のりはもっともっと険しいものと覚悟していました。
しかし、地域包括支援センターの素早い対応や、施設の方々のお陰で、無事新しい暮らしに踏みだせた義母。
今はとにかく義母が穏やかに暮らせるよう見守るつもりです。

1年前の高齢者施設への入所が見事失敗した話はこちら↓

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