訪問ありがとうございます。海外ドラマの吹き替えで気になる声優さんと、演じた新旧交えたドラマのキャラクターを自分勝手に解説中!主役はもちろん、サブや1話限りの吹き替えなど、とにかく印象に残ったキャラを紹介。また、レビューや視聴中のドラマ紹介、ブログ運営にまつわることなども投稿しています。コメントはお気軽に!

吹替海外ドラマ|愛すべきワルイ女たち!憎たらしいほどカッコいい

悪役が魅力的なほどドラマは面白い

海外ドラマの主人公を痛めつけギリギリまで追い詰める悪役たち。
それが女性となるとなぜかより性悪に見え、見た目が美しければ美しいほど憎たらしくなるもの。
そしてより性悪度をプラスしてくれるのが吹き替えの声。
私は海外ドラマは吹き替え派なので、印象的な悪役は吹き替えの声優さんもセットで覚えます。
今回はそんなキャラと声が強烈な印象を残す女性の悪役を紹介します。

愛しのイチ押し性悪女|ニキータの宿敵アマンダ&岡寛恵

(↑アマンダ。thecwより)

もしかしたら現在(2020.05.27現在)、好きな女性悪役No.1かもしれません。
それは『NIKITA/ニキータ』の主人公ニキータを執拗に追いかけるアマンダ

『NIKITA/ニキータ』は秘密組織ディヴィジョンによって暗殺者に仕立てられた女性ニキータが、そのディヴィジョンを壊滅させるため戦うというドラマ。
ニキータは強くて賢くて美しい女性。
演じるのはアジアン・ビューティーなマギー・Q、吹き替えは園崎未恵さん。
孤独な戦いをしながらも少しずつ仲間を増やし、ついにはディヴィジョンを壊滅させる彼女。

そのニキータの前に立ちはだかるのがはディヴィジョンのNo.2で、自分が優秀な暗殺者に育てたニキータに裏切られ執着するアマンダ。
組織のNo.2といいながら、貫禄からいくとどう見てもボスのパーシーより優秀な彼女の凄みと策士ぶり。
パーシーが失脚するとすかさずNo.1になり、ますますニキータを追い詰めます。

いつもボディライン丸わかりのピタッとしたドレスに身をつつみ、ハイヒールで闊歩する彼女。
もちろん自ら手を下すことも多々あり。
吹き替えの岡寛恵さんの鼻にかかる色っぽい声で叫ぶ「ニキータ!!」に毎回ほれぼれする私。
最後は見事にニキータにやれらてしまいますが、いいんです。
やられてこそ悪役冥利につきるというもんです。

七王国の西太后?|ゲームオブスローンズのサーセイ・ラニスター&本田貴子

(↑サーセイ・ラニスター。wbtv_jpより)

架空の国七王国の権力をめぐる人間模様を壮大なスケールで描いた『ゲーム・オブ・スローンズ』
サーセイ・ラニスターはたくさんの登場人物の中でも、群を抜いてワルい女、で美人。
夫で七王国の王ロバート・バラシオンとの間に愛情はまったくなく、実の弟ジェイミーとの間にできた3人の子どもをロバートの子として育てています。
欲しいのは権力、というわかりやすい女性。

夫のロバートが亡くなると息子のジョフリーを王座に就け、摂政として辣腕をふるうサーセイ、まさに西太后。
そんなサーセイと弟ジェイミーとの秘密を知った故ロバート王の親友で王の手エダードを陥れ、処刑してしまいます。
でも処刑したのはサーセイの息子で新王になって自分の力を誇示したかったジョフリーですが。

サーセイにはジェイミーの他にもう一人弟ティリオンがいます、が、彼女はこのティリオンを毛嫌いしています。
愛されるジェイミーと憎まれるティリオン、この落差。
権力を握ってもそれをうまく行使できないサーセイですが、非常に頭の切れるティリオンを味方にしておけばもっと上手に世渡りできたのかもしれません。

吹き替えの本田貴子さんは、このサーセイのように気が強かったり、しっかりした女性の吹き替えが多い声優さん。
ハキハキしたキレのいい声が美人さんによく似合うこと。
このサーセイの本田さんの声を聞くたびに「イラッ」「ムカッ」としますがそれがいい。
これぞワルい女の声ですよ。(褒めてます)

恋人を陥れその娘に復讐される|リベンジのビクトリア・グレイソン&山像かおり

(↑ビクトリア・グレイソン。revengeabcofficialより)

名前を偽り父を陥れた人々に復讐を果たしていくドラマ『リベンジ』
主人公エミリーは、ある日父がテロリストとして逮捕・投獄されてしまいます。
ビクトリア・グレイソンはそのエミリーの父デヴィッド・クラークの恋人。
愛していたデヴィッドをテロリストに仕立て上げたことに加担してしまったビクトリア。
時を経て、資産家の妻として優雅に暮らすビクトリアに、他人になりすましたエミリーが復讐のため近づきます。
もちろんデヴィッドの娘ということは隠して。

周囲の人間が次々とエミリーの罠にかかり失脚し始めると(もちろん犯人がエミリーとは知らず)、何かおかしいと気づき始めるビクトリア。
彼女の息子ダニエルと婚約した完璧なエミリーに不信感を抱くビクトリア。
エミリーが最大の復讐ターゲット・ビクトリアをどう追い詰めていくのかがこのドラマの見どころです。

ビクトリアもエミリーも資産家ということで、住まいもファッションも何もかも豪華で洗練されています。
しかも舞台は海辺の高級住宅地ハンプトンズということで景色も素晴らしい。
そんな何もかも美しい裏では、ドロッドロの復讐劇が日夜繰り広げられているなんて!

ビクトリアの吹き替えは山像かおりさん。
『クローザー』の主人公ブレンダも担当している声優さんです。
ビクトリアはお金持ちらしく、基本冷静でお上品な話し方なんですが、ところどころ成り上がり感が垣間見えるドス効かせ系声があったりと、彼女の感情の起伏の激しさも聞きどころ。
エミリーのトラップをくぐり抜けるビクトリアの悪運の強さを、優雅な見た目と山像さんの声の両方で楽しんでほしいです!

他にもこんなワルイ女たちが気になります

私が今まで観たドラマ限定です。

刑事ジョン・ルーサーのアリス・モーガン&沢城みゆき

(↑アリス・モーガン。bbciplayerより)

主人公ルーサーが鋭い洞察力で事件を解決する『刑事ジョン・ルーサー』、面白いですよね〜大好きです。
アリス・モーガンはシーズン1から登場する頭脳派美人サイコパス。
両親を殺した容疑で捕まるも証拠がなく保釈。
でもルーサーによって意外な場所から証拠を発見されます。
その事件をきっかけにルーサーと親しくなるアリス。
ルーサーを気に入ったアリスは彼のピンチを何度か助けます。
だからルーサーに危険が及ぶとついつい「アリスそろそろ来るんじゃない?」と勘ぐってしまう私。
そう毎度毎度アリスは出てきませんよ。

吹き替えは沢城みゆきさん。
私の中で沢城さんといえば峰 不二子。(増山江威子さまの後を継ぐなんてなんて名誉!)
このアリスの声は峰 不二子とちょっと違ってて、トーン明るめの声。
サイコパスなのに甲高ささえ感じる意外性。
だからよけいにアリスがミステリアスで、なんともいえない恐怖を感じるのかもしれません。

ダウントン・アビーのサラ・オブライエン

(↑オブライエン&トーマス。theladyandthechauffeurより)

20世紀初頭のイギリスの貴族が住む館ダウントン・アビーを舞台したドラマ『ダウントン・アビー』
サラ・オブライエンはダウントン・アビーに暮らすグランサム伯爵の夫人コーラ付きの侍女、夫人の身の回りの世話をする使用人です。
『ダウントン・アビー』を観たことがある人なら「オブライエン」と聞けば「あっ、あの性格悪い使用人ね」とすぐピンとくるはず。

オブライエンの日々のお楽しみは、ダウントンのもう一人の悪役で下僕のトーマス(吹き替えは三上哲さん)とグルになって他人の不幸を楽しむこと。
伯爵夫人コーラのいうことは聞くけど、それ以外の仕事は基本やりたくないオブライエン。
20年後は絵に描いたような意地悪ババアになること間違いなしな強烈キャラ。
でも意外にファンは多そうな気がします。

コーラには侍女らしくちゃんと仕えるのですが、夫人が自分をクビにしようとしてると勘違いし、彼女にちょっとした嫌がらせをします。
それが思わぬおおごととなり珍しくうろたえるオブライエン、どうなるのオブライエン!

でもこのオブライエンがいないと面白くないのは確か。
全員いい人じゃ話が盛り上がらないですよね。
で、このキャラをさらに意地悪く見せているポイントは声。
吹き替えは山本留里佳さんです。
ジャリジャリとした声があのお顔と相まって憎さ100倍のカッコよさ。
よくタバコを吸いながらトーマスと休憩していますが、トーマスの三上さんも何か企んでそうな声の持ち主。
二人のヒソヒソ話がでてくるとちょっとワクワクするのは私だけ?

マスケティアーズのミレディ・ド・ウィンター&林真里花

(↑ミレディ。bbciplayerより)

アレクサンドル・デュマの小説『三銃士』をベースにした『マスケティアーズ パリの四銃士』
国王ルイ13世が治める17世紀のパリを舞台に、4人の銃士たちの活躍を描いたドラマです。
ミレディ・ド・ウィンターは銃士隊の一人アトスの元妻で、美貌と頭脳で国王の愛人まで上り詰めた女性。
アトスはかつて愛した妻のミレディを絞首刑にしたことをずっと引きずって生きていますが、実は彼女は生き延びて再びアトスの前に現れます。

時に金持ちの愛人に、のちに銃士隊の一人となるダルタニアンを誘惑したり、枢機卿の手先として暗躍したりなど、あの手この手で権力の中枢まで入り込もうと奮闘するたくましいミレディ。
そのタフさには脱帽しますが、彼女の真の目的はいったい何なのか。
やっぱり権力?
いやもしかしたらアトスの愛を取り戻したい?
でもそんな女性が国王の愛人になるのか。
愛人になってアトスに復讐したいとか?
などなどいろいろ考えさせられるミステリアスな女性です。

吹き替えは林真里花さん。
『トンイ』のチャン・ヒビンや『冬のソナタ』のチェリン、『ロック・アップ/スペイン 女子刑務所』のスレマ、『レ・ミゼラブル』のマダム・テナルディエなどワルイ女の吹き替えには定評のある林 真里花さん。
柔らかい声なのに底意地の悪さを感じる素敵な声。(褒めてます)
ミレディクラスになるとやっぱり色気プラスこの底意地の悪さが必要ですから!

一部ですが、大好きなワルい女性キャラクターを紹介しました。
『善徳女王』のミシル&岡 寛恵さんや『ホームランド』のアリソン・カー&山像かおりさん、『ワンス・アポン・ア・タイム』のレジーナ&深見梨加さんなど、まだまだ紹介したいキャラはあるのですが、強烈なワルい女が集まり次第第二弾で紹介したいと思います。

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